連続ドラマW 湊かなえ「落日」2023/10/02
番組情報
キャラクター紹介
- 長谷部香(北川景子)
新進気鋭の映画監督。15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」を映画化しようと真尋に脚本の相談を持ちかける。事件のあった笹塚町出身。 - 甲斐真尋(吉岡里帆)
新人脚本家。「笹塚町一家殺害事件」が起きた笹塚町出身という理由で、香から脚本執筆のオファーを受ける。乗り気ではなかったが、事件の真相を追ううちに運命の渦に巻き込まれていく。 - 立石沙良(久保史緒里)
「笹塚町一家殺害事件」の被害者。幼い頃からかわいらしい顔立ちで、人気アイドルグループのオーディションに合格したとうわさされるほど町内では花があった。高校3年生の時、兄・力輝斗に惨殺される。 - 立石力輝斗(竹内涼真)
「笹塚町一家殺害事件」の犯人。妹の沙良を惨殺し、自宅に火をつけて両親も殺害したことを自供している。死刑囚として刑の執行を待っている。 - 大畠凜子(黒木瞳)
真尋の師である大物脚本家。真尋に厳しい言葉を投げかける一方、「笹塚町一家殺害事件」に興味を持つ。
出演者
北川景子/吉岡里帆/久保史緒里/竹内涼真/黒木瞳 ほか
スタッフ・音楽
原作:湊かなえ「落日」(ハルキ文庫)/脚本:篠﨑絵里子/監督:内田英治/チーフプロデューサー:青木泰憲/プロデューサー:村松亜樹/プロデューサー:八巻薫/プロデューサー:木曽貴美子/協力プロデューサー:遠田孝一
概要
北川景子主演で湊かなえのミステリーを連ドラ化! 15年前の一家殺害事件の真実とは
湊かなえの同名ミステリーを、北川景子の主演で連続ドラマ化。15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の映画化を持ち掛けた新進気鋭の映画監督と、その相談を受けた新人脚本家が、事件の真相を追う中でそれぞれが抱える過去と向き合っていく。他人に迎合することなく、自分の信念で行動する映画監督・長谷部香を北川、香と同じ笹塚町出身ということで、運命の輪に巻き込まれていく脚本家・甲斐真尋を吉岡里帆が演じる。「笹塚町一家殺害事件」の犯人として死刑囚となった立石力輝斗に竹内涼真、力輝斗に刺殺される妹・沙良に乃木坂46・久保史緒里が扮し、真尋の師である大物脚本家・大畠凜子役で黒木瞳が出演する。
記者会見情報
WOWOWプライムで放送の連続ドラマ「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」の完成披露試写会が開催され、主演の北川景子、共演の吉岡里帆、竹内涼真、黒木瞳、内田英治監督が登壇した。同作は、2019年に湊かなえが作家生活10周年の節目の作品として書き下ろした同名小説が原作。15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の映画化を計画する新進気鋭の映画監督と新人脚本家が、事件の真相を探っていく中で運命の渦に巻き込まれていく。作品を見たら「人はそれぞれ皆違うけれども、生きているだけで価値がある存在なんだよ。それでもいいんだよという、許しというか救いというか、そういう優しい一筋の光を感じられるのでは」と語った北川。イベント終盤には、北川の誕生日を祝して湊がサプライズで登場。すると涙目になった北川が「デビュー20周年という節目に原作者の湊先生にお花をいただけてうれしい!」と喜んだ。
デビュー20周年の記念の年に「落日」に出合えて光栄(北川景子/長谷部香)
大好きな湊かなえさんの「落日」を読んだことがあったので、オファーをいただいてびっくりしました。たくさんの作品を拝見していた内田監督や、共演する皆さんも初めましての俳優さんばかりですが、豪華な座組みですごくうれしかったです。自分のデビュー20周年という記念の年に、この作品に出合ったことはすごく光栄だなと思っています。香はつらい過去を心の奥にしまっているんです。何とか自分の中で折り合いをつけながら、映画監督として普通に日々を送っている。ほかの人から見たら変な人に見えないように、あからさまに「この人何かあるな」というふうには見えないような女性にしなくてはいけなかったので、特に第1、2話を撮影している時のさじ加減が難しかったです。みんな何かを抱えながら生きていると思うので、自分のそういう思いとかも重ね合わせながらできたらいいかなと考えました。監督からも「もっと抑えて!」という指示をいただいて、今回はそぎ落とす方に監督が演出をしてくださったので、どこまで自分はそぎ落とせるのかという戦いを、特に1、2話でやってみた感じです。表に出すというよりも、内に秘めたものを表現できたらいいなと心掛けました。
北川さんとの関係はこれからも大事に育んでいきたい(吉岡里帆/甲斐真尋)
真尋は脚本家としてプロになりたいんだけれども、本が書けなくて自分の夢を追いかけていいのか悩んでいる。幼虫みたいな人間で、孵化(ふか)するのかしないのかも分からない。さなぎにすらなれていないというイメージ。誰もがトラウマを抱えていたり、嫌なことや悲しいことが人生で待ち受けていると思います。そういう痛みを乗り越えた先にある希望が魅力的だなと感じていたので、たくさんの大人たちにさまざまな助言をもらって真実を知ったり、つらさを乗り越える中での成長を見せていけたらいいなと思って演じていました。北川さんと初めて対面した瞬間、美しくて格好いい、そのオーラに吸い込まれて、なんてすてきな方なんだろうとあらためて感じました。目線を合わせて気さくに話してくださるんです。そんな人柄で、温かくて面白いところもあって、一緒に甘いものを食べるとか何げない時間が楽しくて、もっと話したいし、分かり合えるところがいっぱいあるなってうれしかったです。そこは、劇中で香と真尋が少しずつ分かり合っていく感じとシンクロしました。すごく運命的な出会いをしたのかもしれないと感じて、これからも大事に育んでいきたいと思います。
現場で自分のイメージ以上のものが生まれて、手応えを感じました(竹内涼真/立石力輝斗)
若い頃の力輝斗と現代の力輝斗、両方演じなきゃいけなかったので、ビジュアルは内田監督とメークさんたちと相談して、しっくりくるまで打ち合わせをして力輝斗像を作っていきました。30歳という節目の年にこの作品と出合い、30歳になって1発目の作品だったので、感慨深くいい思い出になりました。きつい役でしたが、自分的にも入りやすかったなと思います。内田組が好きなので、内田監督の世界観にスッとなじんで、自分がイメージしている以上のものが現場でいろいろと生まれて、やりながらすごく手応えを感じることができました。「竹内涼真の撮休」(2020年)以来、3年ぶりの内田監督作品ですが、オファーをいただけたので「ちゃんとできると思ってもらえているんだ」と思えて、すごくうれしかったです。信頼している内田監督とご一緒させていただくので、期待に応えないといけないと思いながら現場に入りました。
若手にバトンを渡す役柄に自分を重ね合わせました(黒木瞳/大畠凜子)
大畠凜子は、今まで経験してきたこととか、経験した中から習得したスキルを、脚本家として真尋にバトンを渡すという役どころでした。厳しくもあり、温かくもある。でも、優しさだけでは無関心ですし、だからその辺りのバランスが大変難しくもありました。監督と始まる前にお話をさせていただいたので、なんとか昇華できたかなという気持ちでおります。私も女優として、自分の経験したことやスキルを若い女優さんたちにバトンを渡せるのだろうかと考えた時に、まだまだ私は未熟だなと思ったりしました。普段は役と自分とを重ね合わせて演じたりはしないんですけれども、今回はそのようなことを考えたりしましたので、本当に難しかったですし、もっと頑張らなきゃいけないなとも思いました。バトンというのは渡したら終わりということではなくて、つなぐというか、「箱根駅伝」みたいな、そんな気持ちで渡せたらいいなというふうに考えました。作品は本当に素晴らしかったです。皆さまお楽しみいただけると信じております。
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