Series 連載

小越勇輝☆人気シリーズで映画初主演! 元教え子を救うべく奔走する“運営人”役に2020/11/11

 人狼ゲームに参加させられた高校生たちの攻防をスリリングに描く映画「人狼ゲーム」シリーズ。最新作の第8弾「デスゲームの運営人」で主演を務めるのが小越勇輝だ。シリーズで初めて男性を主人公に据え、人狼ゲームの運営側を描く本作で、小越は運営人の1人として働きながらも、元教え子を救うべく奔走する正宗を演じる。小越にとって映画初主演となった本作のこと、プライベートのこと、そして3歳で子役デビューを果たして以来、数多くの作品に出演してきた彼の“役者”についての思いを聞いた。

――人気シリーズの映画に出演が決まった時の感想を教えてください。

「最初は本当に驚きが大きかったです。今までは女性の方が主演だったので、初の男性主人公というのもそうですし、そんな中で自分が主演でやらせていただける。映画初主演でもあるので、うれしかったですね」

――「人狼ゲーム」シリーズの面白さはどんなところにあると思いますか? また、本作はこれまでと違ってゲームの運営側が描かれますので、注目ポイントも教えてください。

「このシリーズは、人狼ゲームをやるしかない状況に置かれた人たちが、賞金もそうですが、その前に生きるか死ぬかがかかっているので、本当に緊迫した空気感ですし、極限状態だからこそ出てくる人間性みたいなものがしっかり描かれていて、そこが魅力だなと思って見ていました。今回は参加者の高校生たちはもちろん、運営側にスポットが当たって、その人たちの思惑みたいなものも描かれます。さらに、僕が演じる正宗が、家庭教師をしていた柚月(桃果)という子が参加者にいることに気付いて、バレないように必死に助けようとしていくので、いろんな緊迫感があって、これまでにない感じになっていると思います」

――正宗を演じるにあたって、どんなことを心掛けましたか?

「柚月がいつターゲットになって狙われてしまうか分からないし、バレないように助けなきゃいけないし…。物語が進むにつれて“彼女を守りたい”という気持ちが強くなっていくのですが、それによって『強い人に見えないように』というのは監督からも言われましたし、僕も確かにそうだなと思いました。見てくださる方が、“こいつだったら守れるな”と思うんじゃなくて、弱いところはあるけれど、頑張って救おうとしている、という姿を表現しようと努めました。運営人なので、基本的にはモニターを通して参加者たちを見ているので、その時の一喜一憂や緊張感を表情や目線の細かい動きで表現しようというのは、すごく気にしていました」

――その中でも思い入れのあるシーンはありますか?

「力の入るシーンが多かったので、どこも思い入れが強くはあるんですが、同じ運営人の友人・琥太郎(中島健)とのふとしたやりとりは、緊迫感がある中でも気が許せる仲というのもあって、相談したり、ちょっとふざけ合ったり、自分の中でもホッとして救われる部分もありました。あと、これは完成したものを見た時に思ったんですが、参加者に柚月がいることに気付いて、トイレで、“どうするんだ、どうするんだ…”となって鏡を見上げた瞬間のシーンがとても印象的に使われていて、“完成したんだな”とか“始まるんだな”とか、なんだかいろんな感情が湧いてきました」

――今回、新しい挑戦だと思ったことはありましたか?

「“自分の命を懸けてまで、この人を守りたい”と思って行動するってすごいなと思いながら演じていましたね。最初に監督から『桃果さんを本当に好きになるぐらいの気持ちで』と言われて、好きになるところから始めようと思ったんですが、一緒のシーンがほぼなくて(笑)。しかも、原作でもそうなんですが、結構切ないんですよ。家庭教師をしていたのに、柚月は正宗の字を見ても気付かないし、でもこっちは命を懸けて守りたいと思っていて。なんか、悲しいなぁって(笑)。でも、守りたいものに対して自分の全てをかけていくというような役は、自分の中では初めてだったと思いますね」

――では、プライベートのことも聞かせてください。ハマっていることや趣味は何ですか?

「食べ物が好きで、食べることもそうですし、おいしそうな食べ物をInstagramとかでチェックして、行きたいお店をめっちゃ保存しているんですけど、食べ物のことを調べているうちに、ジムに通っているのもあって、身体にいいものとか栄養素とか、いろんなことを調べているんです。その中で、『健康って何?』(Netflix)というドキュメンタリー映画を見て、ヴィーガン(完全菜食主義)を知って興味を持ちました」

――食べられるものがかなり制限されそうなイメージがあります。

「そうなんですよね。いろいろ調べたら、ベジタリアンとも違うし、本当に肉とか魚とか卵が食べられないので、何からタンパク質をどれだけ取ってなどいろいろ計算すると、“普段の生活で取り入れるのって難しいな…”と。でも、体質が変わったという人もいるし、“まぁ、ちょっとやってみよう”と思ったら、1日、2日…で当たり前ですけど変わらないし、全然続きませんでした(笑)。続けている人はすごいなぁと思います。そういう食べ物のことには常にハマっていますね」

――なるほど。探求心とか好奇心が強いんでしょうね。

「確かに、結構ハマるとそれに没頭して、周りが見えなくなりがちかも。スーパーに行くと、“あ、今日この野菜っていくら高いな”とか“なんで今日は50円上がってる? 日曜だから? 休日は高いのか?”とか。主婦の方みたいになることも(笑)」

――ブログでも、ファンの方に質問を投げかけたりしていますよね? 「そうめんは何をつけて食べる?」とか。

「そうですね(笑)。ファンの皆さんとコミュニケーションが取れるのもうれしいですし、知らないことを知れるというのもいいんですよね。そうめんも、それぞれの育ってきた環境とかでいろんなものが出てくるから面白い。僕も『これが好きだよ』って皆さんに情報を教えて、お互いに情報交換できているみたいで楽しいです」

――“話す”のは好きですか? また、ブログにしてもTwitterにしてもとてもまめにあげていますが、“書く”のはいかがですか?

「僕、話すことがあまり得意じゃなくて、話を広げるのも苦手なんですが、でも話すことは好きなんだと思います。で、書くよりは、やっぱり直接話した方がいいな、とも。ちょっとしたニュアンスを書いて伝えるのってすごく難しいな、と。でも、やっぱりSNSは便利だから、すごくいいなと思っているし、ニュアンスが違うように伝わったのなら、“本当はこういう意味だったんですよ”と直すこともできて、それでまたファンの方とやりとりもできるし、“こういうふうに伝わっちゃうんだな、気を付けよう”と、自分で気付くこともできる。便利すぎるな、と思う部分もあるけど、いいこともたくさんあるなと思うので、続けていきたいですね」

――では最後に、お芝居のことや今後の目標を教えてください。小越さんは本当にたくさんの役を演じてこられましたが、役に引っ張られることはあるタイプですか?

「結構ありますね。演じている時はその役のことや作品のことを考えているので、“引っ張られてるなぁ”と思う時もあるし、自分で気付いてない時に周りに言われて、“あ、今自分そういうふうになってるんだ”と感じる時もあります」

――そういう意味で振り返ってみて、すごく印象に残っている役は?

「全部印象に残っていますけど、人に言われて“マジか”と思ったのは、『ロック☆オペラ サイケデリック・ペイン』という舞台でロックバンドのボーカル役をやって、舞台上でいつも中指立てるような、“オラーッ”って感じだったんですよ(笑)。期間中はいつもロックを聴いて、叫んだりしてたんですけど(笑)、それは役としてアプローチしていっているというだけで、普段は自分でいるつもりだったんですけど、後から違う作品でご一緒したメークさんに、『あの時すごく怖くて、話しかけづらかった』と言われて(笑)。“そんなつもりなかったのにな”ということはありました」

――では、一番自分に近いと思った役は?

「どうかなぁ…。でも、ないと思います。もはや、どういう時の自分がどれなのかがよく分からない、というような感覚があって。結局、もちろん作品をやる時は、その作品の役を演じているわけですし、例えば取材にしても、役を演じているわけじゃないけど素ではなくて、お仕事としている感じですし…。だから、ふとした時に考えると、“普段の自分って何なんだろうな”というのをすごい感じるんですよね。でもたぶん、普段の僕ってこんなに声出さないし、しゃべらないと思います(笑)。本当にオフというか省エネモードなので。だから全部自分に近くないんじゃないかなぁ」

――今後、やってみたい役やジャンルはありますか?

「基本、ジャンルにとらわれずにいろんなものをやりたいなとは思っているので、“小越勇輝ってこれもやってたんだ、あれもやってたんだ”とか、“あの役、小越勇輝だったんだ”と思ってもらえたら、すごくいいなと思ってるんですよね。でも選ぶとしたら、僕、どういうイメージがないんですかね? ふざけた感じとかコメディー系はあまりないかも。いかんせん僕自身が面白い人間じゃないんですけど(笑)、そういう時には頑張って面白さを突き詰められたらなと思います!」

【プロフィール】

小越勇輝(おごえ ゆうき)

1994年4月8日東京生まれ。おひつじ座。O型。 近作にドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」「コーヒー&バニラ」(ともに19年)など。

【作品情報】

映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」
11月13日公開

「人狼ゲーム」シリーズで初めて運営側を描く。ネットや拉致によって集められた未成年の参加者が賞金を懸けだまし殺し合う。運営人の正宗(小越)は、家庭教師時代の教え子・柚月(桃果)が参加者の中にいることに気付き…。

【プレゼント】

サイン入り生写真を2名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:2020年11月11日正午~11月18日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」11月20日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html

取材・文/四戸咲子 撮影/尾崎篤志 

この記事をシェアする




Copyright © TV Guide. All rights reserved.