Series 連載

仲村宗悟◆「ノンフィクションは僕の中で、絶対に入れなければいけない要素」2020/03/18

「アイドルマスター SideM」の天道輝役や「TSUKIPRO THE ANIMATION」(2017年)の久我壱星役などの演技で注目を集め、声優として活躍する一方、19年10月に「Here comes The SUN」でアーティストデビューした仲村宗悟。かつて音楽の道を志していたこともあり、抜群の歌唱力で一気に注目を集めた。そんな仲村の2ndシングル「カラフル」が現在発売中。今回は3曲中の2曲が自身による作詞・作曲によるもので、曲作りからプライベートに関するお話、さらに声優、アーティストしての将来の夢までをたっぷりと語ってもらった。

──2ndシングル「カラフル」のテーマを教えてください。

「テーマは『恋』。発売時期が春なので、“何か新しいことが始まる予感”を歌いたいと考えました。1曲目の表題曲『カラフル』は真っすぐで爽やかな恋、2曲目の『imitation』は毒だらけの苦い恋、3曲目の『風花』はグッとくるバラードで、切ない恋を歌っています。『カラフル』と『imitation』は自分で作詞・作曲をしています。自分で作った曲が表題曲となって、シングルが発売されるのは、素直にうれしいですね。そして、1曲目と2曲目はギャップがすごい! “これを同じ人が作っているんだ!”と思ってもらえたらいいですね」

──レコーディングはいかがでしたか?

「すごく短時間で終わりました。というのも、曲を一緒に作っている“仲村宗悟の音楽チーム”ともいうべきスタッフさんとの意思疎通がすごくスムーズなので…。向いている方向性が同じで、共通の思いがちゃんとあるんです。『カラフル』についても、“着地点はここだね、だから、こうやって広げていきたいね”といった感じでビジョンを共有できていました。そういう環境で、本当に自由に音楽を作らせていただいています」

──表題曲「カラフル」の“聴きどころ”を教えてください。

「すごく開放感があるところです。AメロとBメロではリズムが違っていて、そのグルーブを感じつつ、サビではバーッと開くように思い切り歌っているので、歌っていて気持ちがいいです。それから『君が好きだよ』から始まるサビは、この曲のテーマが表れている部分で、本当に爽やかで真っ白な、毒がない恋を歌っているんです」

──「カラフル」のミュージックビデオ(MV)の見どころは?

「MVは、『カラフル』のタイトル通り、白い空間でいろいろな色が混ざり合っていくという内容になっています。ダンサーさんのダンスと、身にまとったドレスが美しいんです。カラフルなドレスは、スタイリストさんの手作り。このスタイリストさんは、僕が1stシングルのMVで着ていたジャケットも手染めしてくださった方で、一つ一つの仕事に対する愛情が本当に素晴らしいです!」

──「恋」がテーマの3曲ですが、ご自身の体験も反映されているのでしょうか?

「フィクション9割、ノンフィクション1割です。そのバランスにすることで、皆さんにリアルに感じていただけるんじゃないかと思っています。だから、ノンフィクションは僕の中で、絶対に入れなければいけない要素。かといって、ノンフィクションを10割にすると、自分が書いたものじゃないような気がするし、聴く人に響かないように思うんですね」

──3曲の順番はどのように決められたのでしょうか?

「実は、当初、表題曲は毒だらけの恋を歌った『imitation』でした。2ndシングルでは攻めたいと思っていたんです。ただ、出来上がってみたらあまりにも毒が効き過ぎていたので、“1曲目はガンガンに爽やかで明るい曲でいきたいね”ということで、表題曲は『カラフル』になりました」

──2ndシングルについて、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

「表題曲も含め、3曲とも本当にすごい曲になりました! 3曲とも何度でも聴いていただき、聴いていただく方それぞれで楽曲を解釈していただけたらうれしいです。そして、気に入ったら、ぜひぜひ周りの方にも『こんないい曲があるんだよ』と宣伝していただきたいです!」

──仲村さんは、TwitterやInstagramでも情報を発信されています。その時に気を付けていらっしゃることはありますか? 昨夏にはTwitterでアップされていた「嘘絵日記」も話題になっていましたが…。

「『嘘絵日記』は、最近見返して、“あの時の俺は何をやっていたんだろうな”と思いました(笑)。Twitterでは、ネガティブなことを書かないようにしています。人間、生きていたらムカつくことも嫌なことも、ふさぎこんじゃう時もあります。でも、Twitterを見てくださる方の中には、ちょっと現実逃避したい人もいると思うんです。そういう人たちにリラックスしてもらえる場であってほしいので…」

──声優としての活動とアーティストの活動。二つの仕事の相乗効果はありますか?

「もちろんです。僕はどちらのお仕事も好きだからやれているし、両方やっていることで、どちらにもよい効果があります。もちろん、バタバタする日もありますけど…。僕がメインとしている声優活動では、さまざまなキャラクターを演じさせていただいています。演じるにあたっては、キャラクターの理解を深めるために、いろんなことを想像するんです。ただ、キャラクターだけを見ていてはダメで、普段からいろいろなことを知って、想像力を育てておかないといけません。インプットが大事なんです。それは特別なことではなくて、ご飯を食べて“めちゃくちゃうまい!”と思うことも、道を歩いていて何かを見つけることも、こうしてインタビューを受けることも、僕の中に入ってくること。全てが演じさせていただくキャラクターにも、音楽にも、そして僕自身の人生の楽しみにも還元されると思っています」

──忙しい日々の中、プライベートで息抜きになっていることは何ですか?

「1人でお酒を飲みに行ったり、ご飯を食べたりすることも好きですが、1時間、2時間だけでも時間が合えば、ほかの声優さんたちとご飯を食べることもあります。短い時間でも、すごくリラックスできるんです。それと、映画を見るのも好きですね。新幹線や飛行機で長距離移動する時は、その時間で1本見るようにしています。それと、最近は忙しくなってきて徐々に部屋が汚くなってきたので、掃除をしています。モチベーションが高いんですよ、今。今だけかもしれないけれど(笑)」

──最後に、今後の目標を教えてください!

「僕の軸である声優の活動に関しては、デビューから5年が経ちました。地盤をしっかりと固めていきたいですね。アーティストとしては、ワンマンライブがやりたいです。夢のライブ会場は、(日本)武道館! その時は皆さん、ぜひ聴きに来てください!」

【作品情報】 

2ndシングル「カラフル」
発売中(Lantis)
¥3,080 初回限定版(CD+BD+リリックフォトブック)
¥1,430 通常盤(CD)

「恋」をテーマにした3曲で構成されており、春を感じさせる軽快なメロディーに乗せて爽やかに恋心を歌い上げる表題曲「カラフル」と、2曲目「imitation」は自身が作詞作曲を担当。3曲目「風花」はしっとりとしたバラードに仕上がっている。

【プロフィール】

仲村宗悟 Shugo Nakamura
1988年7月28日沖縄県生まれ。しし座。B型。2019年に「第13回声優アワード」で新人男優賞を受賞し、同年10月にアーティストデビューを果たす。4月18・19日に朗読劇「晴れのち四季部」、5月17日に「Lantis MENS GIG “A・C・E”」に出演。

取材・文/仲川僚子 撮影/峰フミコ 
ヘア&メーク/加藤ゆい(フリンジ) スタイリング/奥村渉 
衣装協力/ADONUST MUSEUM

この記事をシェアする




Copyright © Internet TV Guide. All rights reserved.