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「DON’T LET MI KNOW」柿原徹也 インタビュー2021/12/27

「DON’T LET MI KNOW」柿原徹也 インタビュー

「“誕生日に発売できるタイミングが2021年に巡ってきた”という感じです」

 男性声優レーベル・Kiramuneでアーティストとしても活動する声優・柿原徹也。彼が、約2年ぶりとなるミニアルバム「DON’T LET MI KNOW」を自身の誕生日のクリスマスイブに発売した。本作のコンセプトには、今までのアーティスト活動でのイメージを打ち破る“ある思い”が込められていて…!?  ファンの方々に向けてのメッセージも必見!

――ミニアルバムのコンセプトを教えてください。

「テーマは、“ネガティブ”です。21年、アーティスト活動は11年目を迎えました。約10年間、ずっとポジティブな楽曲を歌ってきたし、僕自身のイメージもポジティブに見られがちでした。そんな中で、コロナ禍もまだ終わらずに、僕自身も少なからずダメージを食らっているので、“このネガティブなご時世に僕から共感しにいこうかな”とも思ったんです。今までは、“ついて来いよ!”というポジティブなスタンスだったんですけど…」

――壊れそうな男女の関係を歌った「ドミノ」、「正直限界だ」という歌詞から始まる「プレイヤー」など、さまざまな形で“ネガティブ”を表現していますよね。

「『ドミノ』は、楽曲を聴いてくださった方が思わず自分のことを振り返るような、“深みのあるネガティブ”な曲になりました。『プレイヤー』は、作詞作曲をしてくれた(佐伯)youthKに『カッキー(柿原)が思う本当にネガティブな、嫌なことを吐き出して…』と言われて、普段なら絶対に言わないようなことを送ってできあがった曲。『本人から生まれたものを広げて楽曲を作りたい』とyouthKは思ってくれたみたいです」

――今回のミニアルバムは、佐伯youthKさんが全体のサウンドプロデュースも手掛けています。佐伯youthKさんといえば、「ダンディギ」(14年発売のミニアルバム「ダンディギ・ダン」に収録)をはじめ、柿原さんの数々の楽曲を作詞・作曲した方ですよね。

「先ほど、『僕はポジティブな楽曲をメインで歌ってきた』と言ったのですが、そんな中でもyouthKはなかなかネガティブな楽曲を書いてくるアーティストの1人で…(笑)。元々、1枚丸ごとyouthKのサウンドプロデュースでやってみたいと思っていたんです」

――それは、今まで培った信頼関係が大きいのでしょうか?

「“僕がyouthKを信頼して書いてもらう”というのは、おこがましい話だと思うんです。むしろ、“youthKが楽曲を書いてくれて、僕がそれに値するか”なんです。そこは“お互い様”な部分もあって、『嫌なものは嫌』と言い合えなきゃいけない。僕の歌い方に不満があったら、youthKは『その歌い方は嫌だ』と言うでしょうし、僕は僕で、youthKがあげてくれた歌詞の内容に『やってくれたな(笑)』と言うこともある。それを言い合えるところも含めて、“信頼されなきゃいけないな”と思っているんです。アルバム制作の半年間は、そんなことが感じられる大切な時間でした」

――納期に追われる気持ちを歌った「Woooork!!」は、その佐伯youthKさんとのWボーカル。ライブで聴くのが楽しみになる楽曲でした。

「これはアルバム制作のスケジュールがまさに“ドミノ倒し”になりそうになった時にできあがった曲です(笑)。この楽曲に歌われていることは、僕にとってもよくあること(笑)。仕事の場で矢面に立つ人間が窮地に追い込まれる…。これは誰にも響く内容のはず。“みんながちゃんとやってくれたらこの歌詞みたいにはならないよね”っていうところも歌われていて、そういう意味では嘆きですよね」

――アルバムの発売日は、ご自身の誕生日でした。特別な思いがあったのでしょうか。

「発売日は、スタッフのスケジュールも含めて、さまざまなタイミングがあって決まるもの。“誕生日に発売できるタイミングが2021年に巡ってきた”という感じです。ドイツから日本へ来た人間が、一つ歳を重ねる日にミニアルバムを出させていただける…。そんなアーティストや役者に成長させていただけるとは思っていなかったし、この年齢までこの仕事を続けられるとも思っていませんでした。ファンの方には本当に感謝しているし、youthKをはじめ、さまざまな人と出会ってここまで来たわけで…。今までやってきたことの延長で、今回タイミングが巡ってきて誕生日にリリースさせていただけた。そんな気持ちです」

――21年はKiramuneが各種サブスクリプションサービスに楽曲を解禁したことも話題を呼びました。ミニアルバムの発売と合わせ、柿原さんの楽曲を楽しむ人も増えるのではないかと思います。最後に、ファンへのメッセージをお願いします。

「まず、ミニアルバムを買ってくれた人はありがとう! これから買おうと思っている人は、買っちゃいな!(笑) プロデューサーは『ファンの方に、歌い方や歌声自体の変化を感じていただける1枚になったのでは』と言ってくださっているのですが…。僕の楽曲制作チームは、Kiramuneでも一番のスパルタだと思うんです(笑)。このミニアルバムで、今まで楽曲を聴いてくれていた人にも、僕の“マイナス”や“ネガティブ”な要素を新たに知ってもらえたらうれしいです。『このアルバムで柿原の楽曲を初めて聞いた』という方には、過去の楽曲もぜひ聴いていただき、『こいつ、どちらかというと“陽”な感じなんだな』と思っていただければ!」

【プロフィール】

柿原徹也(かきはら てつや)
12月24日、ドイツ生まれ。山羊座。AB型。22年1月22日スタートのアニメ「リーマンズクラブ」(テレビ朝日ほか)に出演。1月7日より「Kiramune Presents Tetsuya Kakihara LIVE TOUR 2022 “Don’t Let Mi Fall in LOVE”」が開催。

【作品情報】 

「DON’T LET MI KNOW」柿原徹也 インタビュー

「DON’T LET MI KNOW」
発売中
【豪華盤(CD+BD)】¥6,380
【通常盤(CD)】¥2,420(写真)

約2年ぶりとなるミニアルバムは、自身のイメージを打ち破る“ネガティブ”がテーマ。危うい男女の関係を歌った「ドミノ」や、本作のサウンドプロデュースを務める佐伯youthKと共に歌う「Woooork!!」など全8曲を収録。

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(応募期間:2021年12月27日正午~2022年1月4日午前11:59)

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③柿原徹也 特典生写真C

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④柿原徹也 特典生写真D

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⑤柿原徹也 特典生写真E

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⑥柿原徹也 特典生写真F

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●週刊TVガイド2022年1月7日号 まとめ買いページ【柿原徹也 特典生写真A~F(6種)】
https://www.animate-onlineshop.jp/products/bulk_purchase_detail.php?id=6000

Photo=JOKEI Interview=仲川僚子 Hair&Make=大橋美沙子 Styling=青木紀一郎



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