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コラム

森川葵×城田優インタビュー/「文学処女」で3年ぶりに共演し「役としても、森川葵としてもドキドキしながら演じていました」

 森川葵さんと城田優さんがダブル主演を務める、放送中の連続ドラマ「文学処女」(MBS/TBSドラマイズム)。本を読むことが大好きで文芸編集部に勤める月白鹿子(森川)と、端正なルックスも兼ね備える人気小説家の加賀屋朔(城田)が紡ぐ、大人の恋愛ドラマです。

 制作発表では「私は普段は奇抜な役が多い」と明かした森川さんが演じるのは、まだ恋を知らない26歳の女の子。まっさらでピュアな鹿子の揺れ動く気持ち、そして恋愛経験豊富な加賀屋の言動に振り回されながらも一歩ずつ“恋”という感情を知っていく姿が、情緒的な美しい映像と共に描かれています。

 お二人の共演は2005年に放送された連続ドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS系)ぶり。当時は城田さんの教え子だった森川さんとの再共演に「不思議なドキドキを味わっております」と述べた城田さん。このたび、役に対する印象やお二人の恋愛観などを伺いました。


●先生と生徒役での共演から3年。「もう一歩踏み込んだ、大人なドキドキに」

──「文学処女」では、森川さんは恋愛経験のない26歳の文芸編集者、城田さんは過去のある出来事が原因で恋ができない人気小説家という役どころを演じていらっしゃいますが、ご自身の役への印象をお聞かせください。

森川 「鹿子はですね…。『本以上に夢中になれる人なんていなかった』というせりふがあるんですけど、本当にそうなんだろうなって思うくらい、純粋で、まだ何にも染まってない女の子です。『月白鹿子』って人間を突き通しているんだなと思う瞬間が多くて。自分を持ってる人って私は好きなので、私自身、彼女のことはすごく好きな女の子だなって思います」

城田 「加賀屋は非常にミステリアスで、本心が分からないし、読めない人。殻にこもっていて表向きな感情しか見えないので、実際何を考えてるんだろうって思う部分が多いんですけど、物語の後半になるにつれて、彼女がその殻を破りに来るんです。それによって人間味が出てきて、最後の方は第1話と別人なんじゃないかと感じるかもしれません。彼女と出会うまで、人とのつながり――特に恋愛に対して拒絶をしてきた人が、解放する瞬間と言いますか。そのあたりが印象的な役で、演じていて難しくもあり、楽しくもありました」

──ドキッとするシーンも多いドラマですよね。

森川 「城田さんとそういうシーンをするということで、正直心配だったんです。と言うのも、以前学園もので先生と生徒役で共演させていただいていたので、今回そういう関係になれるのかな?と…。なので月白鹿子としても、森川葵としてもドキドキしながら演じていました。見てくださる方には、純粋なドキドキだけじゃなくて、もう一歩踏み込んだ大人なドキドキを楽しんでいただければと思います」

城田 「僕自身、私生活では全然セクシー要素がないんですよ(笑)。求められている加賀屋朔像を作るために、渇いているものを絞り出す感じで挑みました。演じるのは非常に難しかったです。少女漫画あるあるだと思うんですけど、主人公の鹿子ちゃんにはすごく感情移入できるのに、ミステリアスな加賀屋先生は人間味だったり深いところだったり…そういう本質的な部分を見せるというのが難しくて、試行錯誤して作り上げていきました」


●「文学処女」で見つけた“初体験”?

──鹿子、加賀屋先生という役を演じることで見つけた、ご自身の新たな一面はありますか?

城田 「新しい一面…」

森川 「クールな城田優!」

城田 「いつもそういう役が多い!って言うとあれですけど(笑)。なんだろうな、こう見えて、ってどう見えてるか分からないですけど(笑)、映像では恋愛ものの主軸を演じたことがないんですよ。『文学処女』が初の恋愛ものなんです。連続ドラマで、最初から主軸の恋愛軸を演じたのは初だったので、新しい自分を出せたかなと思います。見ている方が『加賀屋先生、何考えてるんだろう』って感じることもあると思うんですけど、自分の中に落とし込むのも難しかったので、新たな一面というか、課題を見つけました。少女漫画という、実態のあるようでないような世界の中ですし、画が奇麗な作品なので、そこを演技で作っていくのは難しいし、面白かったです」

森川 「私は普段現場に入っている時、台本があるので意識が逸れちゃう気がして、あんまり本は読まないんです。現場で読むのは好きじゃないというか、できないと思ってたんですけど、鹿子は本が好きな女の子なので、本っていうものを意識して過ごしていました。試してみたら、台本プラス小説でも大丈夫だなって気付いて。世界を分断できるというか、ドラマの作品だけに入り込みすぎず、俯瞰で見ることができるなと感じて、現場で小説を読むのもありなのかなって、今はちょっとだけ思ってます」

──複数の作品を同時並行でも読める方ですか?

森川 「台本はそういう場合もあるんですけど、本は…」

城田 「できるでしょ。できますよ、この子。器用ですよ~」

森川 「意外と不器用ですよ」

城田 「ほんと?」

──森川さんは、絶え間なくドラマや映画に出演されているイメージです。

森川 「最近は一つ一つ集中してやらせていただいているんです。本当にありがたい環境だなって思います」


●森川葵の「○○の秋」は超インドア!

──恋愛経験がない鹿子、経験豊富な加賀屋先生、そして鹿子に思いを寄せるもなかなか積極的にいけない望月千広(中尾暢樹)の三角関係も見どころだと思うのですが、お二人は恋愛では積極的な方か、奥手な方かで言うとどちらですか?

城田 「どうですか!」

森川 「私は、積極的な方なんじゃないかと…」

城田 「えっ、そうなの!? 意外! 消極的そう」

森川 「あんまりガツガツはいかないですけど…」

城田 「でも頑張っていくんですね。僕は逆ですね、消極的です」

森川 「それは自分からいかなくても、周りからモテるからじゃないですか」

城田 「ちゃうちゃうちゃう! 恋する時って、自分からいくやん!」

森川 「いくやん?(笑)」

城田 「そう。高校生の時とかは相手から来てくれることもありましたけど…。自分がいいなと思ってる人がいたら、自分から頑張っていきたいなって思ってるんですよ」

森川 「おー、男らしい」

城田 「でも、本当はいけないタイプ。連絡先とかも聞くのは苦手なんです」

森川 「確かに城田さんの連絡先知らない!」

城田 「前は知ってたんですよ。でも、携帯変わったりするじゃないですか、そういう時聞きづらいんですよ。元々知らない関係性だったらなおさら聞きづらいし、何というか、こう見えて……」

森川 「すごく繊細なのは分かってますよ」

城田 「実はこう見えて、パーソナルな領域になかなか足を踏み入れるのが…。相手とのラインはちゃんと引いているというか。意外と奥手です(笑)」

──本作は9月から10月にかけて放送されるドラマで「読書の秋」にもぴったりな作品だと思うのですが、お二人が「○○の秋」を挙げるとするなら、どんな秋にしたいですか?

森川 「城田さんは食事制限してたから『食欲の秋』ですか?」

城田 「実はもうちょっと鍛えようと思ってる。この作品のために食事制限をしたりジムに通ったりしたけど、実はちゃんと絞ってないのよ。ちゃんと絞ると、もっとお腹にカットも入って…。でもそれをドラマでやっちゃうと、『そこまでやらなくて良くない!?』って思われちゃうと思ったんだよね(笑)」

森川 「ムキムキだと、『えっ!? このドラマってそんな感じ!?』ってなりますね(笑)」

城田 「だから僕は『筋トレの秋』かな」

森川 「オリジナリティーがありますね」

城田 「葵は編み物なんじゃないの?」

森川 「前からやってたんですけど、編み物好きなんです。最近ちょっとずつ秋っぽくなってきたので、再開しました。今はブランケットというか、膝掛けを作ろうかなと思ってます。現場では待ち時間が多かったりするので持って行くんですけど、針と、毛糸と…って結構荷物になっちゃうんですよ。あと、最近音ゲーにもハマってるんですけど、ゲームするより編み物した方がいいかな…と思って(笑)。めちゃくちゃインドアですよね。なので私は『編み物と音ゲーの秋』です」

城田 「相反する趣味だね(笑)」

森川 「そうですか? 家の中でできるっていう共通点がありますよ(笑)」


取材・文・撮影/宮下毬菜

【プロフィール】
森川葵(もりかわ あおい)
1995年6月17日生まれ。愛知県出身。ふたご座。2010年、雑誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」でグランプリを獲得。15年4月号まで専属モデルを務める。主な出演作は、映画「渇き。」「おんなのこきらい」「劇場版 零~ゼロ~」「チョコリエッタ」「恋と嘘」「先生!、、、好きになってもいいですか?」「リバーズ・エッジ」「OVER DRIVE」、ドラマ「35歳の高校生」(日本テレビ系)、「ごめんね青春!」「表参道高校合唱部!」(共にTBS系)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)、「明日の君がもっと好き」(テレビ朝日系)など。2018年11月から上演される舞台「ロミオとジュリエット」ではジュリエット役で主演を務める。
城田優(しろた ゆう)
1985年12月26日生まれ。東京都出身。やぎ座。O型。2003年、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」で俳優デビュー。05年、ミュージカル「テニスの王子様」で注目を集める。主な出演作は、映画「交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦」「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」「明烏」「亜人」、ドラマ「ROOKIES」(TBS系)、NHK大河ドラマ「天地人」、NHK連続テレビ小説「純と愛」、「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(テレビ東京ほか)、「トットちゃん!」(テレビ朝日系)、ミュージカル「エリザベート」「ロミオ&ジュリエット」「ファントム」「令嬢ジュリー」「ブロードウェイと銃弾」など。10月24日にはミュージカル・カバー・アルバム「a singer」をリリースし、19年3月21日には東京・中野サンプラザで「城田優コンサート 2019」を開催する。
【番組情報】
「文学処女」
MBS 日曜 深夜0:50~1:20 
TBS 火曜 深夜1:28~1:58
【プレゼント】
森川葵×城田優サイン入りポラを2名様にプレゼント!

●応募方法:インターネットTVガイドのTwitter公式アカウント(@internetTVG)をフォローし、下記の投稿をリツイートしてください。
https://twitter.com/internettvg/status/1048754834617389056?s=21

●締め切り:10月22日(月)正午

●発表方法:当選者の方には、応募いただいたTwitterアカウント宛に、10月31日(水)までに@internetTVGからダイレクトメッセージでご連絡します。なお、ダイレクトメッセージが送れない方や、ダイレクトメッセージを送付後、3日以内に返信いただけない場合は、当選を無効とさせていただきます。あらかじめご了承ください。
 
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