「ボーダーズ 警視庁特殊事件対策班」制作発表潜入リポート「あかりサーチ、一本!」第25回2026/10/23 12:00

TVガイドWeb読者の皆さん、こんにちは! 特派記者の佐藤あかりです。話題のエンターテインメントの“今”を全力でリポートする本連載。今回私がサーチしてきたのは、テレビ東京系の新ドラマ「ボーダーズ 警視庁特殊事件対策班」(金曜午後9:00)の記者会見です。この作品はベストセラー作家の堂場瞬一さんの小説「ボーダーズ」(集英社文庫刊)の待望のドラマ化です。加速度的に広域化、複雑化している現代犯罪に対応すべく設立された新たな部署・SCU(特殊事件対策班)を舞台に、個性的な“特殊技能”を持つ5人が既存の組織の枠を越えて難事件を解決していく姿を描く本格的な警察サスペンスドラマです。
会場には主演の沢村一樹さんをはじめ、高杉真宙さん、玉城ティナさん、水沢林太郎さん、眞島秀和さんという豪華キャスト陣が集結しました。さらに、劇中で大きな転換点を迎える新キャストの中村俊介さんや、原作者の堂場瞬一先生までサプライズ登壇! 終始笑いが絶えず、現場の温かな空気感がひしひしと伝わってきた会見の模様をたっぷりとお届けします。
それでは元気よくまいりましょう!
「あかりサーチ、一本!」
個性派だらけの特命チーム「SCU」が勢ぞろい

会見が行われたのはテレビ東京の本社スタジオです。受付を済ませて会見場に入り、まずはしっかりと資料を読み込んで会見に備えます。やがて司会の方からアナウンスが入り、本日の出演者さんたちが登壇。皆さんとってもすてきです! まずは、従来の警察組織の縦割りを越えて難事件に挑む特命部署「SCU(特殊事件対策班)」のメンバーが、それぞれの役どころや意気込みを語りました。

沢村一樹(結城新次郎役)
SCUを立ち上げた若きリーダーでありキャップ。役柄について「つかみどころがないキャラクター」と表現し、自身のイメージカラーは「ブラウン」だと発言して会場の笑いを誘います。でもこれ、単に皆さんのマイクのカバーの色だったみたいです(笑)。

高杉真宙(八神佑役)
独自の洞察力で事件の突破口を見つけ出す“特別な目”を持つ元捜査一課の刑事。途中からSCUに合流するキャラクターで、「割と堅い刑事です。イメージカラーは黄色らしいです」と沢村さんのネタを踏襲してごあいさつしていました(笑)。

玉城ティナ(朝比奈由宇役)
女性初の刑事部長を目指す野心あふれるノンキャリアの刑事。チーム唯一の女性メンバーであり、「話を重ねるごとに印象が変わっていく役柄です。冷たいわけではなく温かみもある変化に注目してほしいです」と見どころをアピールしました。

水沢林太郎(最上功太役)
SCU最年少で元交通捜査課のITスペシャリスト。「元交通捜査課でITに強く、SCUの中では比較的元気いっぱいの男の子かなと思っています。チームの癒やしになれれば」と爽やかに意気込みを語りました。

眞島秀和(綿谷亮介役 第1話~4話)
卓越した判断力と格闘技術を併せ持つSCUの武闘派。「キャップとメンバーの間をつなぎ、脱力感があってつかみどころのないところが魅力です」とベテランらしい落ち着いたたたずまいで語りました。

中村俊介(綿谷亮介役 5話より最終話)
眞島さんの後を受けて、5話から綿谷亮介役を演じる中村さん。「眞島さんから綿谷亮介を引き継ぐことになりました。早くチームになじめるように頑張ります」と異例のバトンタッチについての意気込みを語りました。ドラマのメインとなるSCUについて、沢村さんは「現在の警視庁ができてから70年以上がたち、凝り固まってしまった縦割り組織のしがらみをほぐすために立ち上げられた組織です」と熱弁。重厚な警察ドラマとしての骨太さを感じさせてくれます。
SCU内で「推し」を見つけるなら誰?

会見では、キャスト陣がお互いに「SCUの中で推しを見つけるなら誰?」を一斉に指差しで回答する楽しいコーナーも行われました。
高杉真宙→水沢林太郎
「あんな風にパソコンをカチカチできたらいいな、かっこいいなという、うらやましさがあります」と憧れを告白。
水沢林太郎→高杉真宙
「純粋な観察眼にひかれますし、セリフのしゃべり方がお上手で一番近くで見ていてとても勉強になります」とリスペクトを返しました。
玉城ティナ→「箱推し(全員)」
「唯一の女性メンバーとして、皆さん本当に魅力的な方ばかりで選べないです! よりどりみどりです(笑)」と見事なそつのない回答を披露。
沢村一樹→玉城ティナ
「朝比奈は難しい長セリフや説明セリフがギュッと集まっているのに、全く淀みなくしゃべるし絶対に噛(か)まない。現場で聞いていて耳に心地いい音なんです」と絶賛。
眞島秀和→水沢林太郎
「僕はネットやITが全くできないので、いろいろ教えてほしいという意味での推しです」という理由で選出されたそうです。
独り言が増える高杉真宙&サメの尿素を熱弁する水沢林太郎

続いて行われたメンバーそれぞれの素顔を深掘りするコーナーでは、撮影現場での意外な素顔が次々と明かされました。座長の沢村さんについて、眞島さんは「撮影の空き時間に衣装のまま近くの商店街を散策していて、本当に自然体な方だなと驚きました」と明かし、カフェの差し入れへの感謝を伝えました。
そして水沢さんからは「沢村さんは『全然セリフ覚えていないよ』ってよくおっしゃるんですけど、実際はほぼほぼ完璧に入ってるので、なんかずるいなと思っています(笑)」というエピソードが披露されます。それに対して沢村さんは「実際NGが一番多いのは僕ですから」とコメント。実は3回NGを出したら次のセリフを話す人がシッペをするというルールを沢村さん自ら作ったそうで、実際にNGが多くてシッペされているのは沢村さんだけなんだそうです(笑)。
また、高杉さんの意外な才能(?)として水沢さんが明かしたのは、「暗幕」による変化です。日中に夜のシーンを撮るためにスタジオの窓に暗幕を張ると、現場が深夜テンションになり、高杉さんの独り言が急増してかわいらしい雰囲気になるのだとか。高杉さんは「元々独り言は多いんですが、暗くなると頭の中で考えていることが全部口から出ちゃうみたいで……気を付けます!」と照れくさそうに弁明していました。
その後、深掘りのテーマは「野心」に移り、そんな中で旅行好きだという玉城さんは「47都道府県の制覇まで残り四つなので20代のうちにそれを果たしたい!」というほのぼのとした野心をお話してくれました。そして沢村さんは「テレビ東京さんで1回演出(チーフ監督)をやらせていただいたんですけれども、どなたかニンジンをぶら下げてくれたら僕は飛びつきますよ。ぜひあと1回か2回ぐらいはやらせてもらいたいです」と監督業への意欲をのぞかせました。
さらに、現場きっての物知りだという水沢さんの話題になると、沢村さんが「休日に自分で作った料理を食べながら調べ物をするのが趣味らしい」と紹介。すると水沢さんはスイッチが入り、「サメには浮き袋がないので浮き沈みの調節が難しく、エラ呼吸で脱水症状にならないように尿素を筋肉に取り込んで海水と同じ濃度を保っているんです。だからアンモニア臭が強くて……」と超本格的な解説をスタート! あまりの熱弁ぶりに高杉さんから「一旦そろそろもういいと思います(笑)」とストップをかけられ、会場は大爆笑に包まれました。
最後には沢村さんが「高杉さんと眞島さんの不仲説」を吹聴しているというタレコミが伝えられ、高杉さんや玉城さんから「完全な偏向報道!」「何もないのにゼロを1にしないでください!」と全力の総ツッコミが入ります。これは単なる沢村さんの遊び心で、実際はチームワークの良さが存分に伝わってきました。
眞島秀和から中村俊介へのキャストバトンタッチ!

そして眞島さんが撮影中のけがで第4話をもって役を離れることが改めて発表され、第5話以降を引き継ぐ中村俊介さんがステージに登場します。眞島さんから「こんなことになりまして、あとはよろしくお願いします」と温かいバトンを託された中村さんは、「新・綿谷亮介を演じます中村俊介です。推しは沢村さんです! いつも姿勢が良くて立ち姿が美しいので見習いたい」と爽やかにあいさつ。
キャップの沢村さんは、第6話・第7話が綿谷を中心とした大変なアクションシーンが続く重要なエピソードであることを明かしつつ、中村さんとの深い縁について語りました。実は2人は、芸能界に入る前のモデル時代からの先輩後輩であり、ドラマファンにはおなじみの名探偵「浅見光彦」をそれぞれ演じた間柄でもあるのです。沢村さんが「見る人が見たらこのツーショットはお宝ショットですよね」と語ると、中村さんも「最初プレッシャーもありましたが、本当に温かく迎えてくださって最高に居心地がいいです」と笑顔を見せ、長い付き合いのある役者同士の絆を感じさせてくれました。
原作者・堂場瞬一先生が緊急登壇!

そんな中、なんと客席から原作者の堂場瞬一先生が挙手して登壇! 元新聞記者である堂場先生は「記者時代は怒鳴り合いのような会見ばかり見てきたので、こんなに和やかな会見は新鮮です」と笑いを誘いつつ、「完成した第1話を見ましたが、この会見の穏やかさとは打って変わって、劇中は登場人物たちのギスギス感やサスペンスな雰囲気がにじみ出ていて本当に素晴らしかったです」と太鼓判を押しました。
さらに堂場先生から「原作のキーワードの一つがスイーツなので、皆さんの好きなスイーツや思い出を教えてほしい」とリクエストが寄せられると、キャスト陣のスイーツ愛がさく裂しました。水沢さんは自宅でチーズケーキをイチから手作りしたエピソードを披露。中村さんは大の焼き芋好きで、自ら芋掘りに行き専用の焼き芋機で焼いて楽しんでいることを告白。そして、高杉さんと眞島さんの間で現場の差し入れを巡る熱いお菓子バトルが勃発したことを玉城さんがリーク。福岡出身の高杉さんが愛する銘菓「博多通りもん」に対し、眞島さんは福島名物「エキソンパイ」と山形名物「リップルパイ」のおいしさを熱烈プレゼン。玉城さんから「大人がバチバチに言い合っていました(笑)」と明かされるほど、白熱したスイーツ論争があったことを話してくださいました。
座長・沢村一樹が語る作品への思い

会見の締めくくりとして、主演の沢村さんから力強いメッセージが送られました。
「『ボーダーズ』というタイトルの通り、警察の垣根を越えて事件を解決していく物語ですが、各話ごとにメンバーそれぞれにスポットが当たり、一話一話まったく違った色を持つ面白いドラマになっています。根底にあるのは本格的な刑事サスペンスですが、その奥にあるのはメンバー一人一人の信頼関係や、絆が深まっていく過程です。5人、そして中村さんが加わった6人の絆が深まるのか、それとも対立していくのか、毎週ワクワクしながら楽しんでいただけたらうれしいです」
あかりサーチ後記
いかがでしたか? 沢村さんをはじめ、皆さんお話が面白いし、息もピッタリで話があちこちに広がって、眞島さんから中村さんへのバトンタッチや、堂場先生の登壇など見どころが満載で、改めて連載用にまとめてみるとまるでジェットコースターみたいな記者会見でした。シリアスで骨太な本格警察サスペンスという作品のイメージとは裏腹に、キャストの皆さんの仲の良さと絶妙な掛け合いが印象的でした。以前この連載第4回・5回で単独インタビューをさせていただいた水沢林太郎さんが、大先輩たちに囲まれながらも最年少キャストとして愛され、サメの知識を熱く語ってツッコまれている姿には思わず胸が温かくなりました。
座長の沢村さんの人柄がきっと自然とメンバーをうまくまとめているんだなって感じることができたとても楽しい会見でした。私はSCUメンバーたちの絆からもう目が離せません! そして次回予告です。この日は沢村一樹さんに単独インタビューもさせていただきました。記者会見同様に笑いに包まれっぱなしの夢のような楽しい取材になりました。こちらもどうぞ楽しみにお待ちくださいね!
それでは最後に!
「あかりサーチ、一本!」
【番組情報】
「ボーダーズ 警視庁特殊事件対策班」
テレ東系
金曜
午後9:00〜9:54
ベストセラー作家・堂場瞬一さんの小説「ボーダーズ」(集英社文庫刊)が待望のドラマ化。加速度的に広域化、複雑化している現代犯罪に対応すべく設立された新たな部署・SCU(特殊事件対策班)を舞台に、個性的な“特殊技能”を持つ5人が既存の組織の枠を越えて難事件を解決していく姿を描く本格的な警察サスペンスドラマ。地上波放送後、TVerにて見逃し配信、Prime Videoにて見放題独占配信中
【プロフィール】
佐藤あかり(さとう あかり)
1996年2月23日生まれ。大分県出身。特技は剣道(三段)。インターハイ3位、全国大会優秀選手賞受賞。渡辺正行さん率いる剣道普及番組「剣道まっしぐら!」(YouTube/2020年~配信中)にレギュラー出演中。雑誌「B.L.T.」に「日本一かわいい剣道女子」としてグラビアに登場以来、剣道タレントとして注目を浴びる。B.L.T.Webにて「あかりくらぶ」連載中。

【Information】
「あかりサーチ、一本!」のスペシャル動画が公開中! インタビュートークに加えて、即興質問に5秒で答える「一問一本!」など見どころいっぱいです。YouTube「東京ニュース通信社チャンネル」でお楽しみください。
撮影/蓮尾美智子
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