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幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー2022/12/12

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

 TBSでは、よるおびドラマ「差出人は、誰ですか?」が放送中。本作は、多くの話題作を世に送り出し続ける秋元康さんが企画・原案を手掛ける、完全オリジナルの“青春ヒューマンミステリー”です。

 テーマは「SNS社会に生きる若者たち」。情報収集や連絡手段だけでなく、人と人との大事な感情のやりとりすらSNSを通じて行われることが当然になった社会に警鐘を鳴らし、若者たちに向けて「本音で人と向き合うこと」「匿名を使わずに相手に気持ちを伝えること」の大切さを、「手紙」というアナログなツールを使って描いていきます。

 今回は、主人公・桑鶴美月を演じる幸澤沙良さんに最終週目前にインタビュー。初めての連続ドラマ&初主演を見事に完走した幸澤さんに、クランクアップの様子や本作で得たことなどを語っていただきました。

――先日クランクアップを迎えたとのことですが、その瞬間はどんな思いでしたか?

「現場がとても楽しかったという思いと、もっと頑張れたなという悔しい思いが込み上げてきて、号泣してしまいました。数カ月一緒に頑張ってきた共演者の皆さんやスタッフさんたちと離れるのもとても寂しかったです」

――人生初のクランクアップはどんな様子だったのでしょうか。

「オーディションで一緒にやってきた大平くるみ、大嵩愛花、馬越友梨が現場に来てくれたり、藤原大祐さんがスタッフさんとビデオ通話をつないでくださって『お疲れさま!』とメッセージを送ってくれました。ほかにも、共演者の方々が『ここが良かったよ!』ってあらためて声をかけてくださったりして、温かい時間を過ごすことができました」

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー
幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー
幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

――では、本作を経て成長したと思う部分はどこでしょう。

「自分ではあまり自覚がないのですが、『堂々とお芝居できるようになったね』と周りの方から言われるようになりました。確かに最初の頃は緊張してあまり声が出せなかった覚えもあります。いつの間にかカメラの前で演技をすることに慣れたのか、自然と声をちゃんと出せるようになったみたいです」

――結末を知らない状態で撮影されていたと思うのですが、演じる上で難しかった点はありますか?

「難しさよりもやりやすさを感じていました。美月と同じように、この先に何が起こるか分からない気持ちで演じられていたので」

――台本を読んで一番印象的だった展開はどこですか?

「立花(純太)先生(柄本時生)が手紙ゲームを始めた理由や目的が分かるシーンはやはり印象に残っています。立花先生が抱えていた秘密や理由を、美月と同じ気持ちで受け取ることができて号泣してしまいました」

――実際にそのシーンを撮影してみていかがでしたか?

「撮影でも一番印象に残ると同時に、物語全体としても大切な部分ということもあり、泣く芝居はもちろん、逆に泣くのをこらえる芝居などもあって、一番大変だったシーンにもなりました」

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

――その大変なシーンはどのように乗り越えられましたか?

「櫻井海音さんからアドバイスをいただいたり、私からもほかの共演者の方に質問をさせていただいて、なんとか乗り越えられました」

――櫻井さんにはどんな悩みを相談したのでしょうか?

「自分にカメラが向けられるとどうしても緊張したり、カメラのことを考えてしまってシーンに集中できず泣けなくなってしまうのですが、一方で自分にカメラが向いていない時は、相手の言葉や状況を素直に受け入れることができて自然と涙が出るんです。それが悩みで…」

――櫻井さんからはどんな答えが返ってきましたか?

「櫻井さんには、ドラマはいろいろな角度で何回も同じシーンを撮影するから、『自分にカメラが向けられている時に一番新鮮なお芝居ができるように、力を抜くところは抜いていい。毎回全部を受け取ろうとしなくていいから、ここぞという時に真正面からお芝居を受けられるようにしたらいいんだよ』とアドバイスをいただきました」

――駒木根葵汰さんにインタビューした時にもhttps://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1893032/、幸澤さんにカメラが向いていない成田育(櫻井)と馬場浩人(窪塚愛流)の仲直りのシーンでずっと泣いていたという話を伺いました。駒木根さんは「感情が豊かで繊細な方で感動した」とおっしゃっていましたよ。

「そうなんですね…! 仲直りのシーンは台本を読んだ時もボロボロ泣きましたし、櫻井さんと窪塚さんのお芝居が素晴らしくて、美月として見てみても感動するシーンでした。泣きの芝居が、相手や自分が見ている方のお芝居に助けられることが多いのだと実感した瞬間でもあります。素直に何も考えずにできたシーンの一つなので、そう言っていただけてとてもうれしいです!」

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー
幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

初主演を完走した今、思うことは?

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

――連続ドラマ初出演&初主演として大変な数カ月を見事完走されましたが、主演の難しさはどんなところでしたか?

「撮影のことで言えば、1人でLINEを見たり手紙を読んだりするシーンが多くて、最初は自分1人に対してカメラマンさんや音声さんなどの大人の方がたくさんいる中でお芝居をすることに緊張してしまっていました。主役だから『ちゃんとしないと!』と、焦っていた部分もありましたね。『最初だからそんなに気負わなくてもいいんだよ』とおっしゃっていただいたこともあるのですが、主役としての責任感や、オーディションから一緒に出ている3人のことも気にかけてあげないととも考えてしまって…」

――かなりプレッシャーもあったんですね。

「プレッシャーはすごく感じていました。今振り返れば、もっと人に頼ればよかったなと思います」

――では、逆に主演でよかったと思えた瞬間はありましたか?

「いろいろな人とお芝居ができたのはとてもすてきな経験でした! クラスメートをはじめ、家族や先生など、たくさんの人と関わることができるのが主役の醍醐味(だいごみ)で、その分、刺激も学ぶことも多かったです」

――メーキング映像では皆さんとの和気あいあいとした瞬間が見られて、すてきな現場だということが伝わってきました。

「本当に現場が楽しくて、途中から実際に学校に行っているような感覚になっていました。コロナ禍で私が通っている学校の行事がなくなってしまったこともあって、本作で青春を取り戻していると思えるぐらい楽しかったです!」

――ご友人からの反応で印象に残っていることはありますか?

「友達は『見てるよ! 面白いね』と言ってくれていました。でも、最初はどうしても“幸澤沙良”が話しているように感じていたらしくて、『桑鶴美月として見るのが難しい』とも言われていたんです。それが、どんどん撮影が進んでいくにつれて『ちゃんと美月として見られるようになった!』と言われるようになったのがうれしかったです!」

――空き時間にリモートで授業を受けていたというエピソードもお伺いしたのですが、学業との両立はいかがでしたか?

「1回授業を受けなかっただけで、どんどん置いていかれちゃうのが大変でした…! なんとか追いつこうと頑張っていたのですが、なかなか難しくて」

――演技も勉強もしなきゃいけなくて、本当に大変でしたね。

「台本も覚えなきゃいけないし、英単語も覚えなきゃいけない!って、頭がパンクしそうになりながらやっていました(笑)」

「役者は自分が納得することがない職業」という言葉に支えられ…

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

――最初にインタビューさせていただいた時には緊張も見られましたが(https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1801177/https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1801256/)、今は表情や受け答えがかなり晴れやかなものに変わっているなと思います。気持ちの部分で成長できたと思うところはありますか?

「なんだろう(と、少し悩みながら)…まだ緊張はしますし、内心はずっと『どうしよう…!』と思っているんです。でも、最近は撮影の中でも楽しいなと思えることが増えてきました。最初は不安やマイナスの気持ちが多かったのですが、程よい緊張を感じながら現場を楽しめるようになったのは、メンタル面での成長かもしれません」

――初めての現場を経験しながら学生生活も過ごす大変な期間だったと思います。その中で支えになった出来事などはありますか?

「一緒にオーディションからやってきた3人には、すごく支えてもらったなと思います。連続ドラマも初めてで、演技も初心者という同じ境遇の子たちの存在はすごく大きかったなと。3人には、ちょうど今手紙を書いているところなんです。あとは、自分が悩んだシーンで三浦獠太さんがかけてくださった言葉も大きな支えになりました」

――どんな言葉だったのでしょうか?

「第8週の一番最後に、美月が幼なじみの御手洗健(駒木根)に『私はずっと健の味方だよ』と伝える大切なシーンで、うまくやろうと思って焦って空回りしてしまったんです。その後、自分の演技に納得がいかなくて落ち込んでしまって、三浦さんに相談をしたら、『役者は自分が100%納得することがない職業で、どれだけ頑張っても、きっと“もっとできたかもしれない…”と落ち込むもの。だからこそ、できなかったことを次にどう生かすかを考えて次につなげよう!』と言ってくださったんです。その言葉には本当に救われました…!」

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

――ここまでお話を伺って、本作が幸澤さんにとって大切な作品になったことが伝わってきます。あらためてご自身にとってどんな作品になりましたか?

「いろいろなことを学んで吸収して、刺激を受けた作品です。美月の成長する姿はもちろん、ほかの共演者の方から学ぶこともたくさんありました。一番最初に出るドラマがこの作品でよかったなと思っています!」

――では最後に、最終週の見どころをお願いいたします!

「それぞれのキャラクターの成長など見どころはたくさんあるのですが、特に手紙ゲームを始めた立花先生の目的や理由には注目してほしいです。あとは、恋模様にも注目してほしいです。美月と一ノ瀬斗也(藤原)がどうなるのかの恋模様にも注目して見てもらえたらなって思います!」

幸澤沙良、初出演&初主演作品を見事完走! 共演者にかけられた言葉が大きな支えに――「差出人は、誰ですか?」最終週インタビュー

【プロフィール】

幸澤沙良(こうざわ さら)
神奈川県出身、17歳。2022年8月、オーディション番組「『私が女優になる日_』season2」で、応募総数約5500人からグランプリに輝く。同番組が輩出したメンバーとともに、「ブルーベリーソーダ」というユニット名で多岐にわたってさまざまな活動をしていくことが決定している。

【番組情報】

「差出人は、誰ですか?」
TBSほか
月〜木曜 深夜0:40〜0:55(一部地域を除く)

取材・文/TBS担当A・M



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