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「あなた犯人じゃありません」9カ月遅れで放送決定。佐久間宣行プロデューサーが本格派ドラマに初挑戦2020/11/26

「あなた犯人じゃありません」9カ月遅れで放送決定。佐久間宣行プロデューサーが本格派ドラマに初挑戦

 テレビ東京ほかでは、2021年1月7日から木ドラ25「あなた犯人じゃありません」(木曜深夜1:00)がスタート。当初、今年4月にスタートを予定していたが、緊急事態宣言の関係などで撮影が中断。さらに、放送延期となるなど次々と襲いかかる災難により、あわやお蔵入りという危機を何とか乗り越え、ついに9カ月遅れての放送が決定した。

 本作で、同局の名物プロデューサー・佐久間宣行氏が本格派ミステリードラマに初挑戦。気鋭の脚本家たちによる1話完結型の新感覚学園ミステリーだ。学校で起こった殺人事件をクイズ好きなクラスの委員長・日比野芽奈と担当刑事・五島ケイジがタッグを組んで解決していくというもので、犯人を名乗る人物が現れるものの、殺人方法と理由に矛盾を感じる日比野が、自白する犯人に「あなた犯人じゃありません」と毎回論破していき、真実を見つけて真犯人を暴いていく。

 主人公の日比野を演じるのは、同局の青春バラエティー「青春高校3年C組」(月曜深夜0:12)の学級委員長も務める、アイドル部の日比野芽奈。クラスメート役には「青春高校3年C組」の生徒が本人役で登場する。そして、殺人事件の担当刑事・五島役には、舞台・映画・ドラマと幅広く活躍する個性派俳優・山崎樹範、教師・泉役には多方面にわたって活躍している北乃きいの出演が決定している。

 脚本には、劇団「シベリア少女鉄道」の代表で同局の「ウレロ☆未開拓少女」「四月一日さん家の」の土屋亮一、劇団「TAIYO MAGIC FILM」の代表で同局の「下北沢ダイハード」「オー・マイ・ジャンプ!」の西条みつとし、自身の劇団「月刊『根本宗子』」で全公演の脚本・演出を担当し女優としても活躍している根本宗子。劇団「アガリスクエンターテイメント」の代表で舞台「ナイゲン」「わが家の最終的解決」を手掛ける冨坂友。テレビやラジオの放送作家として活躍し「青春高校3年C組」「勇者ああああ」を手掛ける福田卓也氏と、そうそうたるメンバーが顔をそろえる。

 佐久間プロデューサーは「本当に放送できるんですね? まだ信じられません。もともとの放送予定は2020年4月、枠が急遽空いたのが1月末でそこから放送までわずか2カ月。『絶対に普通にやったら間に合わない!』企画を決めスタッフを集めるのに2週間。1話から5話まで全話脚本家を変え、同時並行で作っていく。その裏で謎のプロたちが、全体を通す大きな謎を作る。ボロボロ飛び出す食い違いはみんなで話し合って直す。さらに、演技素人の生徒たちのレッスンも2カ月前から尋常じゃないスケジュールで開始。コントのようなスクランブル体制でこのドラマはスタートしました」と激動の当時を振り返る。

 そして「なんとかこぎつけたクランクイン2日目に撮影中止。放送も白紙。そこから8カ月。いろいろな方の尽力で放送日も決まり撮影も(真逆の季節に)再開。そして先ほど全話が完成しました。奇跡だと思ってます。そしてもう一つの奇跡は、本当に面白い、そして新しい学園ミステリーができたことです。この11カ月の思いや、ためていたパワー、10代の成長…すべてがつながった気がします。待っていたのも悪いことだけではありませんでした。あの子たちの集大成の最終回までぜひ見届けてください!」と視聴者に届けられる喜びとともに、作品の仕上がりに自信を見せ、力強くアピールしている。

 第1話では、高校のプールでウェディングドレス姿の教師・泉の刺殺遺体が発見される。3年C組のクラス委員長・日比野芽奈と担当刑事・五島のもとに「私が殺しました」と告白してくるクラスメートが現れる。その殺人方法と理由にちょっとした矛盾を感じる日比野が、自白する犯人に「あなた犯人じゃありません」と論破。クラスメートはなぜ自分が犯人だと名乗るのか? 果たして日比野と五島は真犯人を見抜けるのか。

 なお、初回の1月7日には、ドラマのメーキング映像を放送。翌週14日からドラマの第1話がスタートする。


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