NAOYA＆冨田侑暉「セラピーゲーム」主人公2人の心情の変化、バーの面々にも注目2025/11/12 12:00
NAOYA（MAZZEL）と冨田侑暉（龍宮城）がダブル主演を務める日本テレビのドラマ「セラピーゲーム」（水曜深夜0：59、関東ローカル）の第3話が11月12日に放送。それに先立ち、第2話を振り返る。
シリーズ累計130万部を突破した、BLアワード・シリーズ部門4年受賞の人気作品「セラピーゲーム」を実写ドラマ化した本作。恋に臆病なツンデレフォトグラファー・三兎湊役をMAZZELのNAOYAが、獣医を志す失恋したてのスパダリ候補生・生嶋静真役を龍宮城の冨田が務め、“賭け”から始まる2人の恋（ゲーム）の行方を描く。2人の恋愛模様だけでなく、トラウマの克服や家族との関係が描かれるのも見どころだ。
11月5日に放送された第2話。前日に元カノ・ユカ（濱岸ひより）に好きな人ができたと振られた静真は、ミックスバー「Gambit」でしこたま飲み、居合わせた湊とホテルで一夜を過ごすも翌朝記憶はなく…。夜のことを思い出させようと、無理やり下着を脱がせようとする湊と攻防を繰り広げ、最後は「こんなやり方ばかりしていたら誰も手に入らない。一生一人だ」と説教をして別れたのだった。まだ酔いが残るのか、だるそうな姿で思い悩みながら登校する静真。湊のことを思い返し、“確かにきれいな顔はしていた。俺、男もいけたのか？”と、もんもんとしながらも授業を受けていると、「下にお客さん来てるよ」と声を掛けられる。静真が「Gambit」に忘れた学生証を届けに、湊が大学までやって来たのだ。一夜を過ごした相手が突然学校に…加えてひらひらと学生証を振る湊が、なんとも美しくドキッとしてしまう。
場を学食へと移し、湊から学生証を返してもらった静真。「ありがとう」というお礼に対し、「どういたしまして」とにっこり笑う湊だったが、脳内は“この最低野郎、どうやって落としてやろうか”と仕返しのことでいっぱい。そんな中、静真から飛び出したのは「脇腹大丈夫か？ 痛かっただろ？」と、朝のバトル時に湊を止めるべく足で締め上げたことに対する心配の言葉。それに湊は驚きつつ、大げさに痛い芝居をしてからかうが、それに対しても静真は「今朝のことは本当に俺が悪かった」と真摯（しんし）に謝罪する。その言葉に湊もいじけたように見つめるが、静真の魅力はまさにこういう優しさだろう。
その後、ユカとその彼氏が学食にやって来る。「まだやっぱり憎い？」と問う湊に対して、「少しも憎くないって言ったらうそになるけど、あの顔見たら何も言えなくなるな」と見つめる静真。この時、静真に対する湊の表情に、揺れ動くその心情が表れているように思う。NAOYA自身、アーティストとしてのパフォーマンスを見ているとその表現力の豊かさに魅了されるが、湊としても同様でその繊細な変化に引き込まれていく。
やがて静真の友人である巽（阿久根温世）と近澤（小西詠斗）が同じテーブルに合流する。そこにいる湊を見て、「男に走ったなんてうわさされたらどうすんの？ 付き合う相手は選んだ方が良くないか？」と心配故にデリカシーのない発言をする巽。それに対し、静真は「他人に対して敬意を払えないやつとは関わりたくない」と声を上げ、湊を連れてその場を離れて…。2人きりになると、静真は「今朝の俺もあいつらと同じだ」とあらためて湊に謝罪する。静真はおそらく湊が今まで出会ってきたことがない人物であり、まさに“スパダリ”。同時に、冨田本人の持つ優しさや温かさがこの静真を体現しているのだとも思う。
そして、「できる範囲ならなんでも責任を取る」と伝える静真を湊は人気のない場所に連れていき…。「ユカがいなくなって寂しい静真くんを、慰めてあげたいだけ」と静真の唇から首筋、胸元とセクシーに指で伝い、首筋にキスして誘惑する湊の美しさに「ナオちゃんだからこその表現」「身長差も湊の上目遣いもたまらない」とSNSでは感嘆の声が続々。なおこのシーン、原作では静真の車中で甘いシーンが展開するが、ドラマならではの展開にも「オリジナルの誘惑の仕方にもドキドキ」「これはこれで最高」と喜びの声があふれ返っていた。
その後、ユカの誕生日に一緒に行くため買っていた遊園地のチケットを彼女から返された静真は、湊を誘おうと思い付く。自身の電話番号を無理やり登録したものの、一向に静真から電話が来ないことをやきもきしながら待っていた湊。仲間たちには静真とのことを「暇潰し」と話しつつ、スマホが鳴り、「静真くん」という名前が表示された時のうれしそうな表情がなんともほほ笑ましい。「かわいく誘ってくれたら空ける」という湊に、「おまえと一緒に行きたいんだ。付き合ってくれ」という静真…まるで恋人かのようなやりとりに、SNSでももだえる声が多く上がっていた。
なお、湊の兄・樹（佐藤瑠雅）と、その恋人で実は静真の弟である翔平（HAYATO）のシーンにも見どころがたくさん。劇中では、樹の過去を知りたいと望む翔平のため、共に「Gambit」を訪れ、樹がかつて黒服として働いていたことを彼に告げたシーンが。そこで、ママ（山中崇）をはじめ、ドラァグクイーンのハナコ（プリズム）、MtFのトランスジェンダー・あすか（井手上漠）、バイセクシュアルのけんちゃん（洋扶）と、「Gambit」で働く面々の個性も明らかに。そんな「Gambit」でのシーンにも制作陣の思いが詰まっており、丹羽理沙子プロデューサーの取材時に「当事者の方々に対して誠実に、誇張も美化もせず、ありのままを描きたい」と語っていたことが深く記憶に残っている。今後も登場するであろう、一同とのシーンにも注目したい。
11月12日に放送される第3話では、静真と湊が遊園地デートへ。なぜか表情が暗い湊を楽しませようと、静真は懸命にエスコートする。予告映像では、一緒にアトラクションを楽しんだり、スナックを食べたり、写真を撮ったりする幸せそうな2人の姿が。「人生で一番楽しんでるかもしれない」という湊の言葉通り、次第に無邪気な笑顔を見せるようになり、静真は彼に心を奪われていくことに。その夜、2人はそのままホテルに宿泊し、ケーキを食べさせ合ったり、デートの思い出を振り返りながら和やかな時間を過ごすが、湊はせっかくの泊まりだからと静真をベッドに誘う。すると、静真は湊を見つめたまま…。2人のアドリブや素の表情も垣間見えるという遊園地デートのシーン、そして2人のこの先にどんな展開が待ち受けるのか、第3話も見逃せない。
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