藤原丈一郎主演「ロンダリング」白骨死体の正体は桜井日奈子！ 橋本涼の気配りに感動2025/08/22 08:30
藤原丈一郎（なにわ男子）が主演を務めるカンテレ×FODドラマ枠第三弾「ロンダリング」（木曜深夜0：15、関東・関西ローカル＝カンテレ制作、フジテレビでは木曜深夜2：15）。8月21日に放送された第8話で、物語の鍵を握る、ごみ屋敷で発見された“白骨死体”の正体が、桜井日奈子演じる謎の女性・白川愛であることが判明した。
本作は、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ売れない俳優・緋山鋭介（藤原）が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する社会派ミステリー。社会から切り捨てられた人間たちの生きざまを描いている。
緋山に事故物件のロンダリング（洗浄）を依頼する不動産会社「アマミ不動産」社長・天海吾郎を大谷亮平、「アマミ不動産」大阪支社社員で緋山のお世話係兼相棒を務める蒼沢夏凜を菅井友香、緋山に近づく半グレ集団の幹部・P.J.を橋本涼（B＆ZAI）が演じているほか、個性豊かなキャストが出演中。
第8話で登場した桜井が扮（ふん）する愛は、緋山が「アマミ不動産」から仮住まいとして提供されたゴミ屋敷で発見した、白骨死体の正体と思われる女性。両親を失い、児童養護施設で育った愛は、違法な水商売で働いていたところ、生活困窮者の支援活動などに取り組む医師・黄森あゆみ（谷村美月）に助けられる。
その後、黄森に誘われて支援団体で働いていた愛は、貧困ビジネスの闇を追っていた黄森が暴力団に目をつけられ失踪したことに関連して、殺害されたとされている。ごみ屋敷に遺棄されていた経緯などの詳細が不明の中、第8話のラストシーンでP.J.が「（白川愛を死なせたのは）天海吾郎だよ」という衝撃的な一言を言い放っている。
このほど解禁された桜井からコメントが到着した。今作のチーフプロデューサー・演出の木村淳氏からのオファーだったことを知らされ、「木村さんは、私が俳優デビューした舞台作品『それいゆ』（2016年・2017年）の演出家さんで、私のお芝居のスタートを作ってくださった大切な方です。そんな木村さんから、約10年越しにオファーをいただけたのがすごくうれしくて」と喜んだという桜井。「そして、脚本も『それいゆ』を担当された古家和尚さんということを知り、お二方とご一緒できるのであれば『やります！』とすぐにお答えしました」と快諾したことを明かすと、本作を「物語も本当に面白くて。ミステリー要素、サスペンス要素…いろいろな要素が詰まった、一言では言い表せない作品です」と称している。
また、桜井は「すでに亡くなっている愛を演じるのは、すごく難しかったです。両親を失い児童養護施設で育ち、10代から身体を売って生活をしている。説明をされても、想像もつかない世界でした」と告白。「監督からは、この作品の“白鳥”のような存在でいてほしいと言われましたが、壮絶なものを背負っているのに、何もなかったかのようにきれいなお芝居をするのはリアルじゃないと思いました。つかみどころがないからどうすればいいのか分からず、いっぱい台本を読み込んで悩んでいた」と苦難に直面していたようだが、「現場に行くと、右も左も分からなかったデビュー当時の私を舞台に上げてくれた木村さんがいらっしゃって。相変わらず熱量が高いまま丁寧に指導してくださったので、不安と緊張感は“ふっ”と消えて、導いてもらえた感じがしました」と現場で救われていたことを打ち明けた。
そんな撮影について、「すべてのカットを最初から最後まで一連で撮るので、本当にしびれました（笑）。その分、最初の研ぎ澄まされているところを撮ってもらえて、フレッシュな緊張感がそのまま作品に出ていると思うので、慣れない空気感が逆によかったです。久しぶりにあんなに鼓動が速くなりました！」と振り返っている。
続けて共演者についても言及し、「皆さんものすごい量の撮影をされているのに、すごい集中力でした。藤原さんとは去年、別の作品で姉弟（きょうだい）役としてご一緒して以来です。その時は私が関西弁、藤原さんが標準語だったんですけど、今回は逆だねって話していました（笑）」と藤原とのエピソードを紹介。
一方、「私がクランクインした日は、橋本さんと一緒でした。『いつも長回しなの？』と聞いたら、『大体そうですね。慣れっこですよ、ハハハ』と笑われていて（笑）」という橋本については、「まだお若いのにすごくたくましくて頼もしいなと思いました。橋本さんはスタッフさんに対する気配りも素晴らしかったです。撮影した施設の隣にお芋屋さんがあったんですけど、現場に着くなりスタッフさんへの差し入れを買われていて。そういう気配りが自然とできる方だから、スタッフさんにも愛されるんだな、その姿勢を見習わなくては、と思いました」と絶賛している。
そして、桜井は「ここからの『ロンダリング』は、新たな真実が次々と出てきて、怒とうの展開になっていきます。愛がどうして亡くなったのか、P.J.や天海はそれぞれ何を抱えて生きているのか。目が離せない展開が待っているので、楽しみにしていてください！」と今後の見どころで締めくくった。
第9話あらすじ（8月28日放送）
ゴミ屋敷に捨てられていた白骨死体の正体“白川愛”（桜井）を死なせたのは、「アマミ不動産」社長・天海だと語る謎の男・P.J.（橋本）の思わぬ言葉に、緋山（藤原）はショックを受ける。さらに、天海がかつて貧困ビジネスを仕切る暴力団と関係があり、告発されるのを阻止するために、医師・黄森（谷村）や“白川愛”の命を狙ったと聞かされてがく然となるが、その一方、“白川愛”についてあまりにも詳しいP.J.に疑念を覚える。
緋山が「“白川愛”とどういう関係なんや？」と詰め寄るとP.J.は「天海が次の動きを見せたら教える」とはぐらかし、天海が死体の身元を知れば、ごみ屋敷の調査を中止して事件をもみ消そうとするに違いないと断言。さらに、そんな事態が訪れた際は「緋山くんにも決めてほしい」と、ある重大な“決断”を迫る。程なくして「アマミ不動産」の大阪支社に現れた天海は、黄森の告白から死体の正体を悟り、緋山にすぐさま調査を止めてごみ屋敷から出て行くよう指示。緋山は食い下がるが、天海は中止を強行しようとする。そんな様子を夏凜（菅井）はある複雑な思いで見つめていた。
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