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「PJ」神尾楓珠らが感動のクランクアップ! 内野聖陽も「あっぱれだ!!」と感無量2025/06/19 06:00

「PJ」神尾楓珠らが感動のクランクアップ! 内野聖陽も「あっぱれだ!!」と感無量

 内野聖陽が主演を務めるテレビ朝日系木曜ドラマ「PJ ~航空救難団~」(木曜午後9:00)がクランクアップを迎えた。

 本日6月19日に最終回を迎える本作。自衛隊の中でも精鋭だけが所属できる人命救助のエキスパート、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊での物語を描いているが、「誰だって心はボロボロの中古だ」「今日の体力は今日で使い切れ」「心に土足でお邪魔してやれ」といった、自分の弱さもさらけ出す主人公・宇佐美(内野)の“宇佐美語録”に感動の嵐が吹き荒れている。

 クランクアップした内野は、「密度が濃すぎて、終わりが来るのか分からないくらい大変な作品だった」と本作の撮影を振り返る。ベテランの内野をもってして“大変だった”と言わしめた作品なだけに、「若者たちは本当に苦しい現場で頑張ってくれたので見応えのある作品ができて私も誇りに思うし、参加できてよかったと心から思います」と笑顔を見せ、「皆さん、あっぱれだ!!」と叫んだその内野の熱さに現場には大きな拍手が巻き起こった。

「PJ」神尾楓珠らが感動のクランクアップ! 内野聖陽も「あっぱれだ!!」と感無量

 また、学生メンバーの中でひと足先にクランクアップしたのは、石井杏奈渡辺碧斗。石井は見守る仲間たちを前に「みんなの顔が見られない…!」と号泣。神尾楓珠ら5人の最後の撮影には、先にクランクアップした石井と渡辺も駆け付け、モニター前で肩を組んだ7人がラストカットをチェックする姿が見られた。

 「本当にしんどかったです」と苦笑するのは神尾。「何度も負けそうになったり、心が折れそうになったりしましたが、65期のみんなの顔を思い浮かべると、『現場に行かなきゃ』『頑張らなきゃ』と思えました」と逆境を乗り切れたのは同期の仲間のおかげだといい、「沢井として、自分が訓練生の中でも一番頑張らなきゃいけない、というプレッシャーとの戦いもありましたが、内野さんをはじめとしたキャストの皆さん、スタッフの皆さんのおかげで最後まで走り切れました」と感謝する。

 「皆さん本当に良い人で、今思い返すと撮影でしんどかったことはたくさんありますが、撮影以外ではずっと笑っていたな、と……。この作品、このメンバーとは、本当に運命的な出会いだったと思います。そして、役者としてこれからもっと頑張っていかなきゃ、と感じました」と本作を通してさらに強くなった自身を奮い立たせた。

「PJ」神尾楓珠らが感動のクランクアップ! 内野聖陽も「あっぱれだ!!」と感無量

 石井は「最初、小牧基地の見学に行かせていただいた時に、“本当に自分はこの役ができるのかな?”と、すごく不安になりました」と当時の心境を振り返り、「初めて母に『キツイかも……』と弱音を吐いた作品でした」と過酷だった日々に思いをはせる。「でもいつの日からか……訓練生のみんなが一緒だから頑張ろうと思えたし、“できる! やれる! 前を向こう!”と考えるようになりました。ドラマの反響もたくさんいただいて、きつかった日々が報われていく……そんな感覚を初めて味わうことができました」と、今までに感じたことのない感情を得たと言う。

 前田拳太郎も「すごく大変な現場でした」というが、「内野さんをはじめとしたキャストの皆さん、スタッフの皆さん、自衛隊の皆さんにいろいろ教えていただいたり、支えていただいたりしながらここまで走り切ることができました」と多くの人の支えに感謝を述べる。そして、「今まではすごく背伸びをして、格好悪いところを見せたくないと思いながら仕事をしていたのですが、このドラマで白河という役に出会って、65期のみんなと一緒にボロボロになって訓練し、弱いところをたくさん見せながら乗り越えてきたので、役者としても人としても一つ強くなれたかな、と思います」と自身の成長を誇らしげに語る。

 渡辺も「学生のみんなにはもうずっと頼りっぱなしで……こまで走り抜けることができました。“自分ってこんなに人のことを頼ることができるんだ!”と思いましたし、逆に頼られる喜びも知りました。人と人との距離が離れがちなこの世の中において、自分にとってすごく財産になったなと思います」と、本作で培った絆が今後の自身の宝になったと話す。

 初のドラマ出演となった草間リチャード敬太Aぇ! group)は、「『ドラマってこんなにしんどいの?』と、周りの人に何回も聞きました」と笑い、「周りの皆さんが『いや、普通は違う!』と言っていたので、こんなに大変なこの作品が一発目だったのは良い経験になったな、と思いました」と、最初に過酷な洗礼を浴びたことを今となっては感謝していると話す。「訓練生チームもこのメンバーだったからこそ、これだけ頑張れたんだと思います。ギュッと青春を詰め込んだような日々でした。内野さんをはじめキャストの皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!」と晴れやかな笑顔を見せた。

 犬飼貴丈は、「訓練生の仲間へひと言ずつ……」と大切な仲間へとメッセージ。「神尾くん、クールに頑張るその背中に勇気をもらいました。石井さんは、誰よりもみんなのことを気遣ってくれました。挙太郎は、底なしの優しさでみんなを支えてくれました。旺志郎は、元気で面白くて、現場に活気をもたらしてくれました。碧斗は一番頑張っていて、その姿を見て“僕も頑張らなきゃ”という気持ちになりました。リチャードくんは、本当に穏やかで僕たちに平穏をもたらしてくれました」と、一人一人への思いを明かし、「学生長の僕はみんなにお金をばらまいて……(笑)、ご飯をたくさん一緒に食べられてよかったです」と自身の役割も告白。そして「最後に、内野さん、キャスト・スタッフの皆さん、ありがとうございました!」と支えてくれた偉大な先輩やスタッフに感謝を伝えた。

 前田旺志郎は「かなり過酷な現場でしたが、スタッフの皆さんは僕らより朝早くから夜遅くまで…本当にありがとうございました。そして、自衛隊の方々の協力なくしてこの作品はありませんでした。自衛隊としての所作を超え、人としても教わったものがたくさんあって、大変勉強になりました」と関係者に敬意を表し、次に「そして65期のみんな…僕は一人では絶対にここまで来られなかったし、この7人じゃないとこの日を迎えることはできなかったな、と心の底から思います。主任教官の内野聖陽さんをはじめ、皆さんに本当に感謝しています。こんな経験はなかなかできないですし、本当に財産になる現場でした」と出演者に改めて気持ちを伝えた。

 さらに、撮影が始まる前の訓練からずっと、自衛隊監修として彼らの成長を見守ってきた小牧基地救難教育隊の二階堂卓也曹長からもメッセージが。「教官として真剣に指導させてもらいました。本当にみんなのことを65期のPJ訓練生だと思っています」というねぎらいの言葉には、訓練生たちは思わず涙を流す。熱く駆け抜けてきた日々が、大きな感動で締めくくられた瞬間だった。

「PJ」神尾楓珠らが感動のクランクアップ! 内野聖陽も「あっぱれだ!!」と感無量

 そして、物語に衝撃と感動を与えた濱田岳や、宇佐美の家族を演じた鈴木京香吉川愛も無事に撮影修了。大規模災害の救難活動で殉職した仁科蓮を演じた濱田は、「自然の理不尽さ、救難員はスーパーマンではなく一人の人間であるということを表現し、“不撓不屈”とは何かということを見ていただいた方にどう感じてもらうか……それが仁科と僕に与えられたミッション」というテーマを振り返り、「皆さんのお力で、仁科一曹と僕のミッションは完遂できたと思います」とお礼を述べた。

「PJ」神尾楓珠らが感動のクランクアップ! 内野聖陽も「あっぱれだ!!」と感無量

 宇佐美とゆっくり心を通わせてきた娘・勇菜を演じた吉川は、「勇菜ちゃんが成長していくにつれ、私も成長していったな、とすごく思いました。たくさん学ばせていただきました」と笑顔を見せた。そんな中、両親役の内野と鈴木が駆け付けると、吉川と鈴木は思わずハグ。そんな母娘の姿を温かく見守る内野の姿に、現場は優しい空気に包まれた。鈴木は「視聴者の一人として、オンエアで見て胸を熱くしていました。皆さんが訓練で身に付けたであろうガッツにいつも感動していました」と、ドラマが放つ情熱に心を動かされていたと明かした。

「PJ」神尾楓珠らが感動のクランクアップ! 内野聖陽も「あっぱれだ!!」と感無量

 いよいよ訪れる最終回では、65期PJ訓練生が卒業の時を迎える。要救助者の命と心を救うため、厳しい訓練を課す教官と、それに挑んできた学生たち。父親の仕事を目の当たりにし、これまでのわだかまりが解け始めた娘。彼らの【覚悟と熱狂の記録】を最後まで見守ってほしい。

最終回(6月19放送)

 救難員(通称PJ)を目指す学生たちは、救難員課程の最終段階となる落下傘降下訓練の本番に向け、空中で隊員同士が衝突した際の緊急手順を学ぶことに。そんな中、「落下傘降下はすべて自分の判断だ」という教官・宇佐美誠司(内野)の言葉に、彼らはますます気を引き締める。

 厳しい訓練に耐え、迎えた落下傘降下の本番当日、救難ヘリコプター・UH-60Jに乗り込んだ学生たちは、救難員課程を辞退した藤木さやか(石井)や長谷部達也(渡辺)、これまで自分たちを見守ってくれた教官たちや家族の想いも全部背負って飛ぼうと、気合を入れる。

 一方、宇佐美は、大学の卒論を仕上げる段階に来たという娘・乃木勇菜(吉川)から、そろそろ家に帰ると言われる。寂しい気持ちになるも、勇菜にはつい強がってしまう宇佐美。また、いつのまにか勇菜を仲間のように感じていた沢井仁(神尾)ら学生たちは送別会を企画する。

 そんな中、元妻・乃木真子(鈴木)が階段から落ちてけがをしたと勇菜から聞かされた宇佐美は、大急ぎで彼女のもとへ向かう。



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