「対岸の家事」主演の多部未華子、感謝と涙の撮了！「この作品に参加できたことは本当に幸せ」2025/05/30
TBS系で放送中の連続ドラマ「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」（火曜午後10：00）。6月3日の最終回放送を目前に、主演の多部未華子をはじめ、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、緒形直人、田中美佐子ら主要キャストが続々とオールアップを迎えた。
本作は、専業主婦・詩穂（多部）を中心に、仕事と育児を両立しようと奮闘する働くママ・礼子（江口）や、育休中のエリート官僚パパ・中谷（ディーン）ら三つの家庭を軸に、多様な立場の人々の思いを丁寧に描いてきた。放送後はたびたびSNSでトレンド入りを果たし、TVer・TBS FREEの累計再生回数は5月28日時点で2900万回を突破するなど、大きな反響を呼んでいる。
5月27日放送「第9話」では、脅迫状を送ったシングルマザー・はるか（織田梨沙）に真相を確かめに行った詩穂と中谷。そして、詩穂は家事を押しつけた父・純也（緒形）と向き合うことを決意し、実家に足を運ぶも、目の前にした父を前にして言葉が出ず…。そして、夫・量平（川西賢志郎）の転勤で引っ越しを決めた礼子、母・理恵（長野里美）との関係修復を模索する中谷。それぞれの家族が過去と向き合い“家族のかたち”を見つめ直す最終章へと突入する。
多部は、最後のシーンを撮り終えるとガッツポーズを見せ、主演のプレッシャーを感じながらも「この作品に参加できたことは本当に幸せ！」と涙ながらにコメント。連続ドラマの撮影は「本当に大変だったと感じる日々でした」と振り返り、「そんな中、寒い日も暑い日も一生懸命に働いていたスタッフの皆さんが本当にすごいなと、毎日毎日尊敬していました」と感謝の思いを口にする。座長として「何ができたのだろうかと常々反省する日々でしたが、尊敬するスタッフ一人一人の仲間としてこの作品に参加できたことを本当に幸せに思っています」と心境を明かし、「本当にお疲れさまでした!!」と力強く締めくくった。
また、娘・苺役の永井花奈も「みんな大好きです！」と笑顔であいさつ。一足先にオールアップを迎えていた夫・虎朗役の一ノ瀬ワタルも駆け付け、温かい村上家の集合となった。一ノ瀬のオールアップ時には、多部と永井から花束が送られ、一ノ瀬は「多部さんと苺の幸せを、本当に心から今でも祈っています」と、涙が止まらない様子だった。
そして、視聴者から共感の声が多く寄せられた働くママ・礼子を演じ切った江口は「いろいろなことがありましたが、皆さんと一緒に仕事をするのがとても楽しかったです。ドラマは、みんなで力を合わせて作り上げるものだと改めて感じられた現場でした。またどこかでお会いできたらうれしいです」と、共演者やスタッフへの感謝をにじませる。
育休中のエリート官僚・中谷達也を演じたディーンも、「この作品に関わることができて、本当によかったなと感じています」と充実感を伝える。中谷という役を通して「本当にたくさんのことを学ばせていただきました」と語り、「自分がもし育休を取っていたらどうだっただろうかと何度か考えることもあり、今を生きる私たち、現代社会で子どもを育てていくことについて、直接的に何かを考えさせられるヒントや、さまざまな気付きをいただくきっかけになりました」と、作品を通じた深い気付きを明かした。
さらに、撮影現場で日々成長していく子役との時間にも思いをはせ、「佳恋が出会った頃はほとんどしゃべれなかったのに、今日現場入った時には、とてもはっきりと話せるようになっていて、この3、4か月間の成長を改めて感じ、今この瞬間を生きているんだなと感動しました」と振り返り、「そんな日々を皆さんとご一緒させていただいたことを、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を贈った。
最終回あらすじ（6月3日放送）
シングルマザー・はるか（織田）との出会いをきっかけに、家事を押し付けた父・純也（緒形）から、「男は外で働き、女は家事をする」という時代の“こうあるべき”にとらわれていたのではないかと考えるようになった詩穂（多部）。虎朗（一ノ瀬）に「父を許すべきかもしれない」と葛藤する胸の内を打ち明ける詩穂。虎朗は「許せないなら許さなくていい」と受け止める。それでも詩穂は父に会い行くことを決意する。
同じころ、中谷（ディーン）のもとに、母・理恵（長野）が訪れていた。かつて幼い中谷に手を上げたことをわび、許してほしいと懇願する理恵に、中谷は困惑する。一方、引っ越し準備と仕事の引き継ぎに追われる礼子（江口）は、同僚の今井（松本怜生）からある言葉を投げかけられ、心を揺るがされることに。
そんな中、詩穂は礼子のサプライズ送別会も兼ねて、みんなでパーティーをすることを企画する。そして、詩穂、礼子、中谷の家族たちが集結。それぞれの家族、そして詩穂が選び取る未来とは？
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