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韓国ドラマ原作「誘拐の日」マヌケな誘拐犯を演じる斎藤工が永尾柚乃と疑似親子バディに!2025/05/30

韓国ドラマ原作「誘拐の日」マヌケな誘拐犯を演じる斎藤工が永尾柚乃と疑似親子バディに!

 テレビ朝日系では、7月8日より、超異色バディが活躍する怒涛(どとう)の“巻き込まれ型”ヒューマンミステリー「誘拐の日」(火曜午後9:00)を放送することを発表した。

 主演を務める斎藤工と人気子役の永尾柚乃が前代未聞の“疑似親子バディ”に扮(ふん)する本作は、「シグナル」(2016年)、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(22年)などのヒット作を生み出した韓国有数のスタジオ・ASTORYが、23年に制作した連続ドラマ「誘拐の日」が原作。二転三転するスピーディーな展開と、愛を知らない天才少女と愛しか知らない不器用な誘拐犯との心の交流を描いた物語を、脚本家・丑尾健太郎氏が日本オリジナルのノンストップエンターテインメントとして描き出す。また、演出は「星降る夜に」(23年/テレビ朝日系)などを手がけた深川栄洋氏が務める。

 物語は、斎藤演じる主人公・新庄政宗が、心臓病の娘の手術費用を確保するため、妻の発案により裕福な病院長の娘・七瀬凛(永尾)を誘拐しようとするところから始まる。電話で遠隔操作してくる妻に背中を押され、迷いながらも院長宅近くまで来た新庄の車の前に飛び出して来たのは…誘拐のターゲット・凛。間一髪、急ブレーキで事故を免れたものの、凛は気を失って倒れてしまうのだ。あっさり誘拐が成功したものの、目を覚ました凛は記憶喪失になっていた。そこで新庄はとっさに自分が父だとうそをついてしまい、以来、“父親役”を演じる羽目に陥ってしまう。

 しかしその直後、凛の両親である院長夫妻が何者かに殺害されてしまい、新庄はこの殺人の容疑者に。身に覚えのない殺人事件の謎を解かなければ絶体絶命という最悪の状況に陥るが…誘拐した凛は多言語を操る天才児であることが判明。勝ち気でしっかり者、博識で発想も鋭い凛に駄目出しされながら、この状況をどうすれば抜け出せるのかアドバイスをもらうという逆転関係に!? 警察はもちろん、凛を狙う正体不明の男たちにも追われ、運命共同体となったマヌケな誘拐犯・新庄と天才少女・凛の一風変わった逃避行が幕を開ける。

 新庄は3年ほど前に妻が家を出ていって以来、娘の芽生を一人で育てているシングルファーザー。重い心臓病を患う芽生の治療費に困って、病院長の娘・凛を誘拐する。家族思いで優しいが、記憶力が悪くて不器用な新庄は、芽生や凛には知られたくない“暗い過去”を抱えている。

 そんな役柄を演じる斎藤は、オファーを受け「最初にオリジナル作の韓国ドラマを見た」と言う。そして「複雑なストーリーで緊張感が途切れないのに、それでいて笑えるところもあって…。こんなにもさまざまな要素が詰まった作品を、柚乃ちゃんと一緒に作っていくことができるんだ、という喜びが大きかったですね」と作品へ期待を膨らませたことを明かす。

 また、斎藤は「深川栄洋監督の演出が面白くて、僕らが今まで培ってきたベース、デフォルトみたいなものをいい意味で壊してくれるんです」とコメント。さらに「僕ら2人だけでなく、キャスト、スタッフ全員にとって、新しい自分が見つかる現場。毎日まったく想像通りにいかないので、ワクワクしながら撮影に通っています。今では必然的に出合うべくして出合った作品のように感じるほどで、日本版『誘拐の日』特有の“養分”みたいなものが日々、ギュッと現場で生まれている気がしています」と撮影を通して得ている手応えを明かす。

 演じる新庄について「僕は、彼が好きですね」と語り、その理由として「“この人、仕方なくそうなってしまったんだな”という、“マヌケたる理由”がある、愛すべき人物だなと思います。実は、プライベートの僕は新庄そのもの」と告白。「やっと“素”の自分を生かせる時が来たなと思って、今回は演じることをやめました(笑)。“変にスイッチを入れない”という姿勢で撮影に臨んでいます」と演技プランも話す。

 共演する永尾は、演じる凛に負けない“天才少女”だが、「本番ではプロフェッショナルに徹しているのに、合間には『今日の給食はピザトースト! 運がよければおかわりできるの』なんて学校の様子を話してくれたりして、年相応の顔も見せてくれる…。そこにすごく安心するし、天才少女である凛の中にもまた“相応”が垣間見える瞬間があり、キャラクターが立体的」とその素顔に触れ、「役柄に背景をにじませる、素晴らしい表現者ですね。同業者として、めちゃくちゃ尊敬しています」と小さなバディを絶賛した。

 さらに「本読みの際、監督が柚乃ちゃんに『今回は子役のお芝居をやめましょう』と話したのですが、それに即座に対応していく“俳優・永尾柚乃”の恐ろしさたるや(笑)!」と舌を巻く。「凛が数か国語を話すシーンでは、撮影の直前でセリフを渡されて、本番で流ちょうに話していたのは驚きましたね。僕だったら絶対に覚えられません! 柚乃ちゃんとは撮影が始まってかなり仲良くなったので、今の僕の夢は妖怪好きの柚乃ちゃんに妖怪に例えてもらうことです(笑)」との夢も語る。

 そして、「世の中にはいろいろなジャンルのドラマがありますが、そのすべてのジャンルが詰まったような作品です。とにかく第1話を見ていただけたら最後まで目が離せないドラマになるはずです!」本作の魅力を伝えてコメントを締めくくった。

 先輩俳優・斎藤から俳優としての実力にお墨付きをもらった形の永尾は、「凛と政宗さんは追われているので、毎日走ったり叫んだりしていますが、めっちゃ楽しいし、面白い! 皆さんすごく優しくて、現場は和気あいあいです」と楽しみながら撮影に向き合っているのだそう。

 また、自身が演じる天才少女・凛を「しっかりしていて完璧な子。いつも政宗に怒っているんですけど、意外とかわいいところ、やんちゃなところがあるので、そこも見どころです」と言い、「いろんな国の言葉でセリフを言うシーンもありましたが、覚えるのは面白かったです。友だちの前でもベラベラしゃべってみたいな」と撮影エピソードも披露。さらに、バディとなる政宗を演じる斎藤を「前からテレビで見ていてすごくカッコいいなと思っていたんですけど、実際お会いしたらさらにカッコよかったし、お芝居に対して“ストイック”なんです!」とベタ褒め。「見ていてすごく勉強になりますし、いつも『わ、すごいな!』と感動しています。現場でもたくさん話しかけてくださって、とにかく優しいです。頭のてっぺんからつま先まで、全部優しい方です!」と、尊敬の念を抱いていることを明かした。

 そんな2人が織り成す物語の見どころは「凛は両親も失って、工さん演じる新庄政宗に誘拐されるんですけど、政宗さんと一緒に過ごすうちに2人がどんどん仲良くなっていくところを見てほしいです!」と言い、「凛は意外にかわいいところもあるので、そういうところも皆さんにご覧いただきたいです」と注目ポイントも伝えてくれた。

 “マヌケなおじさん誘拐犯”と“記憶喪失の8歳天才少女”は、演じる2人の実年齢さが35歳。そんな年齢差をも飛び越える魅力を放つ異色バディの活躍に期待が高まる。



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