「虎に翼」筒井真理子、高橋努、小林涼子、ドランクドラゴン・塚地らが法を学ぶヒロイン・寅子の出会う人々役で出演2024/01/26
伊藤沙莉がヒロインを務め、NHK総合ほかで4月1日にスタートする連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8:00ほか)に、筒井真理子、中村育二、田中要次、高橋努、小林涼子、安藤輪子、塚地武雅(ドランクドラゴン)が出演することが明らかになった。
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにした物語。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ1人の女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が解決されていく爽快感を味わえる本作は、同局の「恋せぬふたり」で第40回向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本を手掛けるオリジナルストーリーとなっている。
筒井が演じるのは、寅子が学ぶ明律大学の同級生・桜川涼子(桜井ユキ)の母・桜川寿子。夫・侑次郎をむこに迎え、桜川家を存続させた。娘である涼子にも、自分と同じようにむこを取り、家を守ってくれることを望む。また、寿子の夫で、涼子の将来には放任主義の姿勢を見せる桜川侑次郎役は中村。「傍聴マニア」で寅子たちと法廷でたびたび顔を合わせる「笹寿司」のすし職人・笹山を田中が務める。
筒井は「お話をいただいた時、お酒に溺れる男爵夫人役ということで『NHKの“朝ドラ”でこんな激しい役ができるとは!!』と心が躍ると同時に『脚本に泥酔って書いてあるけど、どこまで演じていいのかしら?』と慎重にもなりました。ですが、撮影に入ると監督が『いくらでもどうぞ』と手を広げて受け入れてくださってホッとしました」と撮影を振り返り、「法律を学ぶヒロインの伊藤沙莉さんはじめ平岩紙さん土居志央梨さん、そして娘役の桜井ユキさんの4人が休憩時間もかわいらしくいい感じのグルーブ感で、きっと面白い作品に仕上がるのだろうなと思います。お酒に頼ってしまう母役の私を受け止める娘役のユキさんとのシーンは心が通った気がして幸せな瞬間でした。すてきな現場なので、すてきな作品になるのだろうなぁと放送を楽しみにしています!」と、期待を寄せる。
中村は「『虎に翼』“朝ドラ”にしては少しこわもてな題名。大山脈から吹き下ろす強風にあらがい頂上を目指し天翔る勇壮な虎を想像させます。しかもその主人公が愛らしい伊藤沙莉さん。そのギャップ、ドラマの広がりと面白さを期待せずにはいられません。今回の私の役柄は、皆さんが天翔る虎を見上げる脇でスーッと木々の間を小さく飛翔するモモンガ。『モモンガの飛翔にも意味がある』そう思っていただけるよう、一瞬の飛翔に全力を尽くしたいと思います」と作品への思いを語る。
田中は「裁判の傍聴に来た寅子と出会う、傍聴マニアのすし職人という妙な設定の笹山役をいただき、シナリオを読んで最初に思い浮かべたのは『天才バカボン』に出てくるレレレのおじさんでした。衣装を決められて間違いないと思いましたが、今後、笹山にも何か事件が起こるのでしょう? 今のところは多彩な俳優陣の裁判シーンを楽しませてもらってます。まさに傍聴マニアになりました」と演じる役柄のイメージを明かしている。
さらに、常にゴシップ記事のネタを探す新聞記者で、時に寅子に忠告することもある竹中次郎役に高橋。寅子の先輩となる女子部一期生のリーダー的な存在・久保田聡子役に小林。聡子の同期で、久保田と共に寅子たち後輩を歓迎する中山千春役に安藤。塚地が、寅子が働くことになる雲野法律事務所の代表・雲野六郎役を担う。
「“朝ドラ”の出演は初めてです。強く出演願望がありましたので、目標の一つがかないました」と連続テレビ小説初出演への喜びを口にする高橋は、「伊藤沙莉さんとは舞台で共演したことがあり、今回またご一緒できるのがうれしいです。竹中は新聞記者の役なので、当時の新聞記者を調べました。記事に記者の目線や気持ちが今の新聞よりも書き込まれてるという印象がありました。自己主張と荒っぽさ、そしてどこか偏屈な部分を愉快に演じようと心がけて、現場に臨んでおります」と役づくりについて触れている。
小林は「お話をいただいた時、『いつかは涼ちゃんも!』と言いながら“朝ドラ”を楽しんでいた祖母の顔が浮かびました。今回初めて出演させていただけること、大変光栄に思います。2024年は新年早々大変なことが多く、ニュースに胸を痛めておりますが…こんな時だからこそ、私のできることを最大限に。寅子と一緒に奮闘する女子部法科の先輩として、困難な時代に、どんな逆風にも負けず奮闘する姿を通して、皆さまの朝に少しでも前向きな風をお届けできるよう頑張ります」と意欲をみなぎらせる。
安藤も「連続テレビ小説への出演は、役者としてずっと憧れていました。今回の作品でその夢がかない、うれしさと感謝の気持ちでいっぱいです」と声を弾ませ、「私が演じる中山千春は寅子の大学の先輩で、とにかく泣き虫ですが、陰で学問に励む姿がとてもいとおしい人物です。女性が何かを目指すこと、それに向かって学ぶことさえ難しかった時代に、次の世代のためにも道を開拓された先輩方に思いをはせながら、皆さまに楽しんでいただけるよう精いっぱい尽力いたします」と意気込む。
塚地は「弁護士といえど、シュッとしていない庶民派の男というキャラクターなので、役づくりすることなく無理なく普段通りに演じられそうです」と笑いつつ、「頼まれると断れない男。タダ同然の依頼も引き受ける困った代表です…。でもそれはお金より人を守りたい気持ちの表れ! 役では猪爪寅子を支え、裏では伊藤沙莉ちゃんを支えられるよう頑張りたいと思います!」と張り切っている。
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