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海外のテレビクルーが愛媛の魅力を発信! バイきんぐ・小峠&ヒコロヒー、日本スタッフが驚いた撮影とは!?2024/01/25

リク・スオカス監督らフィンランドクルーとティモンディ・高岸宏行/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

 海外からやって来たテレビクルーが愛媛県の名所を独自の視点で撮影し、その魅力を世界に発信するバラエティー「海外クルーを呼んでみた。」をRNB南海放送が制作。1月27日(午後3:00)に日本テレビ系28局ネットで放送される。

 残念ながら外国人の認知度が低い愛媛県を舞台に、クルーを率いて来日したフィンランドとインドの監督が独自の視点で切り取った母国向けPR動画を作り、そのロケの様子を、動画制作会社社長に扮(ふん)したバイきんぐ小峠英二と、秘書を演じる愛媛出身のヒコロヒーがスタジオでチェックする。

バイきんぐ・小峠英二&ヒコロヒー/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

 フィンランドで大ヒットしているサスペンス犯罪ドラマなどを手掛け、スタンドアップ・コメディアンとしても活躍するリク・スオカス監督は、経験豊富でワールドワイドに活躍するプロデューサー、国内で大注目の撮影監督と共に来日。サポート役のティモンディ高岸宏行と、道後温泉やしまなみ海道などを巡り、北欧のクルーならではの映像美と、リク監督のお笑いセンスがキラリと光る映像を撮影する。

 映画「RRR」のヒットなどでエンターテインメント業界の注目が高まっているインドからは、ショートドキュメンタリー40本以上を手掛けてきたスジット・K・ジャー監督のクルーが参加。20年以上のキャリアを持つ撮影監督兼編集マンと、愛媛ロケのためにスジット監督が自らオーディションをしてスカウトした期待の女優を率いて、音楽とダンスを取り込んだ新しい“ボリウッドスタイル”で愛媛の撮影に挑む。サポート役のデンジャラスノッチは海外クルーのリクエストをかなえるべく奔走するが、果たして動画の出来栄えは…!?

 フィンランドとインドの一行は、初めて訪れた愛媛をどのように切り取るのか? 日本とは違った海外クルーだからこそ繰り広げられる予測不能な展開も見逃せない。そして、彼らと共にロケに参加した日本スタッフは、今回の撮影を通してどんなことを感じたのか? オンエアを目前に控え、番組を手掛けた制作陣に話を聞いた。

スジット・K・ジャー監督らインドクルーとデンジャラス・ノッチ/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

── 「海外のテレビクルーを愛媛に招き、愛媛のPR動画を撮影する」というコンセプトですが、企画のきっかけと、番組を制作する上で心掛けたことを教えてください。

「初めて愛媛を訪れる外国人は愛媛のどこに感激するのだろう? 一般人ではなく、外国のテレビ制作クルーを招き、愛媛県を紹介するミニ番組を作ってもらったら一体どんな番組ができるのだろう? そんなところから、この番組企画はスタートしました。日本や愛媛のことをあまり知らない国、こちらも知っているようで知らない国からクルーを呼び、“初めての愛媛”を感じて表現してほしい。そんな気持ちで企画を進めるうちに、縁あってフィンランドとインドからクルーを呼ぶことになりました。大事にしたいと考えたのは、その国のクルーの目線。母国向けに愛媛のミニ番組を作ってもらうというコンセプトにし、“日本ウケ”ではなく、あくまでもその国にウケる映像を…外国人ならではの視点で、今までの愛媛県で気付かれていない新しい魅力をきっと発見してくれるのではないかと。それを見た日本の視聴者もあらためて違った視点で愛媛を見て、新発見、再発見してもらえるのではないか、そんな思いを込めて企画しました」

── フィンランドもインドも、クルー全員が初めて愛媛を訪れました。日本のスタッフから見た、フィンランドクルーの印象は?

「フィンランドクルーは、皆さん身長が高い! 大きい! キャラクターも優しくおおらかな方々でした。話し掛けると、毎回、にっこり笑って答えてくれました。少し恥ずかしがり屋の印象を持ちましたが、いざ撮影となると、創作のアイデア・意欲があふれ出てきて、ものすごい集中力を発揮していました。国民性としてはとても真面目なのですが、ちゃめっけがあり、ユーモアと笑いを大事にして周りの雰囲気を大切にしていました。愛媛はもっと何もないところだと思っていたようですが、市街地も自然もあり、それがコンパクトにまとまっていてよかったとのことです」

リク・スオカス監督らフィンランドクルーとティモンディ・高岸宏行/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

── では、インドのクルーはいかがでしたか?

「一緒に撮影する前は、適当に撮影して、踊って盛り上がって…を勝手にイメージしていましたが、細部にこだわり、丁寧に撮影される姿に、日本人スタッフとしては驚きました。女優でインフルエンサーのアヌメハさんは、とてもにこやかで、すれ違う愛媛の人に『オツカレサマデス』と日本語であいさつをし、とてもフレンドリーでした。皆さん、愛媛を完全に楽しんでいた印象です」

── インドでは事前にオーディションを行ってこの番組に参加する女優を決めてきました。そういった海外クルーの意気込みや、この番組に懸ける情熱は感じられましたか?

「インドは、ロケの半年ほど前に、最初にリモートで顔合わせした時、インドの若者はSNSで情報を得るのが主流だから、インフルエンサー的な人を連れて行こうかな?という感じで、最初からクリエーティブな考えで始めてくれたので、プロの心意気を感じました。フィンランドは、ドラマ制作チームということで、機材へのこだわりを感じました。ミステリー風に撮影するための、細かい色調整や、これはどこで使うのだろう?と思えるようなシーンの撮影など、私たちの考えが及ばないような撮り方をしていました。とにかく“光”を大事にする撮影方法で、太陽の向きや当たり方など、その細かさに驚きました」

スジット・K・ジャー監督らインドクルーとデンジャラス・ノッチ/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

── フィンランドからは、監督・俳優・コメディアンとマルチに活躍する“フィンランドの北野武”!?ともいえる方が参加しました。サポート役のティモンディ・高岸さんとは、コメディアン同士、どんな掛け合いが繰り広げられましたか?

「高岸さんの『やればできる』をフィンランド語で一緒に言ったり、高岸さんがどういうふうに動くのか優しい視線で観察しているような雰囲気がありました。高岸さんは役者として演技をされることなどもあり、言葉を超えて、お互い共感するところがあったように感じます」

リク・スオカス監督らフィンランドクルーとティモンディ・高岸宏行/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

── テレビ番組を制作する同じクリエーターとして、意識の面、あるいは技術的な手法で、刺激になったところはありますか?

「両クルーとも2日間のうち、1日目はロケハン(タレントさんも同行)で2日目は撮影というタイトなスケジュールでした。2日目の撮影に入ると、両クルーとも創作意欲にあふれ、納得しないと何度も撮り直すという根気強さでした。時間がない中、焦る場面もありましたが、どちらのクルーも作るのが楽しくてしょうがないという気持ちがあふれ出ており、日本のクルーは振り回されながらも、一緒に創作を楽しむ結果となりました。また、日本人の方が細かいところまで気にして撮影するのかと思いきや、インドのクルーは細かいシーン設定や背景までもオーダーが多く、意外にそこまで気にするんだと新鮮な部分がありました」

スジット・K・ジャー監督らインドクルーとデンジャラス・ノッチ/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

── 撮影の合間、意外なハプニングや“珍プレー”はありましたか?

「フィンランドクルーは、ミカンがとても気に入り、撮影したいとリクエストがあり、急きょ、民家のミカンの木の撮影許可を取りました。『生まれて初めて、ミカンを木からもいだ!』と、はしゃいでいました。われわれ愛媛県人からすると通常の風景ですが、ミカンを気に入り喜んでくれたのは、うれしいことでしたね。あと、フィンランドは急きょサスペンス風になり、監督から来島の橋の上で倒れている高岸さんを撮ってほしいとオーダーがあって、ドローン撮影をしました。インドクルーは、1日目のロケハンが終了し、3時間近く時間をかけて翌日の打ち合わせをしていたのが印象的でした。ロケスケジュールになかった場所で急きょ、着物を着て撮影したいというリクエストが入り、慌てて手配しました。当初は、インドクルーは困ったらボリウッドスタイルで踊って盛り上がって、ある意味適当なのでは…?という想像でした。しかし、始まってみると撮影場所やシーンを細やかに要求してきたり、今しかないと思ったら、即座に撮影を始めたりと、いい意味で想像を覆されました」

── お話を聞くと、完成した動画を見るのが楽しみになりますね。小峠さん、ヒコロヒーさんの反応も含め、番組全体としてはどんな仕上がりですか?

「フィンランドクルーが作った映像を最初に見た時、『これをうち(南海放送)の社長が見たら、もし愛媛県知事が見てしまったら、どう思うだろうか』といろんなことが頭をよぎりました(笑)。ですが、面白いので、まあいいか、と。わずか2日間の過密スケジュールの中で、真剣に作品作りに向き合ってくださったフィンランドクルー、インドクルーの皆さんに深く感謝します。それを小峠さん、そして愛媛出身のヒコロヒーさん、高岸さん、ノッチさんが盛り上げてくださり、とても楽しい番組になっていると思います」

バイきんぐ・小峠英二/日本新発見バラエティー「海外クルーを呼んでみた。」

── 今回の番組制作を通して、あらためて再発見できた愛媛の魅力を教えてください。そして、愛媛の視聴者、全国の視聴者、これから愛媛と出合って旅するかもしれない海外の視聴者に向けて、メッセージをお願いします。

「外国人訪問者数ランキングで40位台を取ってしまったこともある愛媛県ですが、『世界一美しいサイクリングコース』とも評される“しまなみ海道”や、『日本最古の温泉』といわれる“道後温泉”をはじめ、数々の見どころがあります。ロケ時は、お天気にも恵まれました。特に、しまなみ海道の美しさは、両クルーとも感激してくれて、忘れられない景色となったようです。愛媛は、松山空港から市街地のアクセスもよく、海も山も美しい自然があって魚もおいしいです。まだまだ全国の皆さん、海外の皆さんに知られていない魅力があります。フィンランドのリク監督は、“エヒメ”という地名も聞いたことがなかったと言っていましたが、ぜひ“エヒメ”という地名を覚えていただき、“来エヒメ”していただけたらと思います。ウェルカムです!」

【番組情報】

「海外クルーを呼んでみた。」 
日本テレビ系(系列28局ネット・南海放送制作) 
1月27日 午後3:00~3:55

海外クルーが独自の目線で日本を撮影する“ニッポン新発見バラエティー”。フィンランドとインドの2カ国から、監督がクルーを率いて来日。数々の愛媛の名所が映像としてどう切り取られるのか? スタジオでバイきんぐ・小峠英二とヒコロヒーがロケの様子をチェックする。


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