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宮藤官九郎が木戸大聖の父役で「ゆりあ先生の赤い糸」第6話に出演。菅野美穂とは11年ぶりの共演2023/11/17

宮藤官九郎が木戸大聖の父役で「ゆりあ先生の赤い糸」第6話に出演。菅野美穂とは11年ぶりの共演

 宮藤官九郎が、テレビ朝日系連続ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(木曜午後9:00)の11月23日放送・第6話に出演。主演の菅野美穂と11年ぶりの共演を果たすことが分かった。

 今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の作品を映像化した「ゆりあ先生の赤い糸」。心優しい売れない小説家と結婚した主婦・伊沢ゆりあ(菅野)が、夫・吾良(田中哲司)がホテルで昏倒し、緊急搬送されたことをきっかけに、突然目の前に現れた夫の“彼氏”と名乗る青年・箭内稟久(鈴鹿央士)、夫の“彼女”小山田みちる(松岡茉優)や“隠し子”らと奇妙な同居生活をスタートさせることに。時にぶつかり、時に手を取り合い、みんなで意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、これまで想像もしなかった数奇な人生と、血のつながりを越えた“家族”の絆を編み上げていく新たなホームドラマだ。

 そんな「ゆりあ先生の赤い糸」、第6話から後半戦に突入。吾良がついに昏睡状態から目覚める中、ゆりあはワンオペで息子を育てる若きイケメン便利屋・伴優弥(木戸大聖)との“禁断の恋”にどんどんのめり込んでいく。その優弥の父・伴博を宮藤が演じる。第6話で、初対面を果たすことになるゆりあと博。何やら一波乱起こる!?

 菅野と宮藤は、かつて2010年の単発ドラマ「Wの悲劇」(TBS系)で恋人役、12年の映画「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」では夫婦役を演じた。17年には宮藤が脚本を手掛けた「監獄のお姫さま」(TBS系)に菅野が出演したが、俳優として共演するのは11年ぶりとなる。

宮藤官九郎が木戸大聖の父役で「ゆりあ先生の赤い糸」第6話に出演。菅野美穂とは11年ぶりの共演

 宮藤は「現代的な家庭劇だなぁと思いました。夫の不貞の相手が美少年というのもいいし、そこへ子連れの女が加わり、みんなで夫の介護をするという設定が見事ですし、ゆりあ先生のセリフがただの正論じゃないところもすてきだと思いました」と作品の印象を明かす。

 優弥の父・博を演じる上で心掛けたことについては、「風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けどばかではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はぶれずに、自由にやれたかなと思います」と語り、手応えをにじませた。

 息子役の木戸の印象は「俺の息子にしてはイケメン過ぎる、絶対に俺の遺伝子は入ってない。それ以外は本当に申し分ない、非の打ち所がない好青年でした。この業界には好青年風の若者はたくさんいるけど、彼は本物の好青年だと思います。お芝居もナチュラルで柔軟で、とてもやりやすかったです」と称賛。

 久々の共演となる菅野に対しては、「オンエアを見て、ゆりあ先生の仏頂面がすごく男前ですてきだなぁと思っていたので、間近で見られてうれしかったです。お芝居の間を合わせてくださって、おかげさまですごくやりやすかったです」と喜び、菅野が表現する“おばさん”の真骨頂は「一番は笑い方、それもカメラが回ってない時の(笑)。笑い声なのに、隣の部屋から聞こえて来ると、ちょっとホラーな感じ。おばさんだけど思い切りがよく、悲壮感がないので、ガシガシ歩く所作とか、仏頂面とか、啖呵(たんか)を切る場面とか、ドキドキした表情とか、いろんな側面が見られて楽しいです。『もっとやれ!』と思いながら見ています」と語った。

 そして、「達者な皆さんがそろっていて、どの場面も面白く、見応えがあるので、僕の場面は“ながら見”できるようにサラッと演じました。久しぶりの俳優業なので、大目に見てください」と控えめにアピールした。

 また、久々の共演に菅野も「前作から11年ぶりだなんて…! そんなにもお互いに年を取ったんだなって、しみじみしちゃいますね(笑)。今、1月期の脚本を書いておられるそうで、お忙しい中こちらにも来てくださって、本当にうれしいです」と大喜び。撮影でも「抜け感があって飄々としながらも、父親としての思いもしっかりと投げかけてくださって…。宮藤さんは脚本だけでなく、演技も天才だなって改めて思いました!」と、感動が止まらない様子を見せた。

 第6話。いまだに言葉も話せず寝たきりの状態ではあるものの、吾良は、昏睡状態からは目覚めて徐々に回復の兆しを見せる。一方、ゆりあはワンオペで息子を育てる優弥との“禁断の恋”にのめり込んでいく。その矢先、みちるの長女・まに(白山乃愛)と一緒にバレエを習い始めたゆりあは、みちる親子と別居中のDV夫・小山田源(前原滉)が教室の前をうろつく姿を目撃する。娘に会いたくても、みちるに無視され続け、つい無断で怪しい行動に出てしまったという源。まにのためにも、ゆりあは小山田夫婦に話し合いの場を持たせようとする。

 そんな中、稟久は、どんな魂胆か、何かにつけてトラブルメーカーである吾良の妹・伊沢志生里(宮澤エマ)に、自分が吾良の恋人だということはおろか、ゆりあが浮気中であることまでもリークする。しかも、裏事情を知った志生里が暴走!? ゆりあに対して、とんでもない提案を投げ掛けてくる。

 さらに、ゆりあには新たな試練が。図らずも優弥の父・伴博と初対面を果たし、しかも優弥が席を外して2人きりになった直後、博が発した“ある言葉”に、恋の幸せで満たされていたゆりあの心は人知れず揺らぎ出すのだった――。


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