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船越英一郎、開店休業状態の元2サスの帝王役に「ためらいしか、なかったです!」2023/05/29

テイオーの長い休日/会見

 船越英一郎と戸田菜穂が、フジテレビ系で6月3日にスタートする連続ドラマ「テイオーの長い休日」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)の制作会見に出席した。さらに、アキラ100%こと大橋彰が現れ、司会を担当。この場で自身もドラマに出演することを明かした。

 元“2時間サスペンス(2サス)の帝王”である熱護大五郎(船越)は長い休日の真っただ中。1年以上、仕事がない。付き人の売れない俳優・萩原匠(今井悠貴)と共に、自宅で優雅に過ごす日々を送っている。そんな中、3人の子持ちの元敏腕マネジャー・吉田ゆかり(戸田)は、ある事情を抱え、熱護のマネジメントをすることになる。しかし、熱護はかなり偏屈で、振り回されてしまう。一方、熱護は、ゆかりの亡き夫・康介(大橋)が残した洋食店で起きた不審火騒ぎに興味を持つ。そしてなぜか、2サスの主人公の扮装で洋食店に現れる。プロデューサーに逆らえない新人脚本家、バラエティーでくすぶっているドラマ志望の中堅ディレクター、過去に傷を持つ人気俳優など、さまざまな人間を巻き込みながら、熱護は「自分のやり方が時代錯誤だということくらい、百も承知だ」とわが道をまい進。変われない男と、変わりたい女…年齢も性別も違う凸凹コンビがぶつかり合いながら、再起を懸け、世間という荒波に再び乗り出していく“人生リベンジマッチ”が始まる――。

 これまで2時間ドラマに多く主演してきた船越は、仕事がなくなった元2サスの帝王という役どころに「ためらいしか、なかったです!(笑)」と笑い飛ばしつつ、「セルフパロディをやらせていただくのは、役者としてこれ以上の幸せはないけれど、同時に暴挙という大冒険でもあります。しかしこれは制作の皆さんから受け取ったラブレターだと思いました。躊躇(ちゅうちょ)している場合ではないと意を決して、まさしく荒海に乗り出した船越英一郎です」と意気込み十分。

船越英一郎、開店休業状態の元2サスの帝王役に「ためらいしか、なかったです!」

 また、コンビを組む戸田について、船越は「戸田菜穂さんは聡明な方で、緻密に役を組み立てていてとても超感覚的なところもあって、瞬発力も素晴らしいです。一緒にやっていて刺激をもらっています」と称賛。マネジャーとしても高評価で「最適任者! 戸田さんだったら全部“イエス”と言います」と太鼓判を押した。

 その戸田は「船越さんの、建築家のように緻密に計算された演技が圧巻でしたね。船越さんが子役たちにもすごくよく話しかけてくれて、いつも現場に笑いがあふれていました」と報告。自身の役どころについては「明るくて前向きでくじけず若々しいです。普段の私とは違うので、明るさ200%で頑張りました」と報告した。

船越英一郎、開店休業状態の元2サスの帝王役に「ためらいしか、なかったです!」

 会見場には、劇中で熱護が出演した架空の作品のポスターが展示されていた。ちなみに、「火災調査官・遠藤萌」「闇の外科医・ジャック小笠原」「魂の裁判官シリーズ大岡裁」などは、船越自身が過去に出演したドラマのオマージュ。そんな船越にアキラ100%は「面白さは何%でしょう?」と質問。すると船越は一瞬考えつつも、「1000%」回答し、「自分に寄せ過ぎじゃない!?」とツッコんでいた。

船越英一郎、開店休業状態の元2サスの帝王役に「ためらいしか、なかったです!」

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