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第34回向田邦子賞贈賞式が開催。藤本有紀が「最高のスタッフとキャストで実現できた」と笑顔2016/06/01

 優れた脚本作家に贈られる向田邦子賞(向田邦子賞委員会、株式会社東京ニュース通信社主催)の、第34回贈賞式が5月31日に都内で行われた。今回の受賞者は、4月5日に行われた選考会で決定。受賞作は、藤本有紀氏が手掛け、NHK総合で2016年1月14日~3月3日に放送された木曜時代劇「ちかえもん」。

「ちかえもん」は、江戸時代の浄瑠璃作家・近松門左衛門が「曾根崎心中」を生み出した舞台裏を大胆に創作して描いた人情喜劇。謎の渡世人・万吉を青木崇高、万吉に振り回される近松門左衛門を松尾スズキが演じ、“ちかえもん”こと、さえない中年の作家・近松門左衛門が、スランプから抜け出せずに酒を飲んでばかりいる中、情に厚い万吉と出会い、災難に巻き込まれていく。

 藤本氏は受賞について、「近松門左衛門で、『曾根崎心中』で、コメディーという、企画としては何だか分からないものを聞き入れてくださって、最高のスタッフと最高のキャストで実現していただき、こんな立派な賞まで頂くことができました。向田邦子さんのお名前を冠した賞を頂いてここに立っていられるのは、皆さんのおかげです。本当にありがとうございました」と喜びを語った。

 贈賞式には「ちかえもん」のキャストも大勢駆け付け、主演の青木は「藤本さんの本でたくさん泣いている人を見ましたし、それ以上にたくさん笑っている人を見ました。これからも、藤本さんが描くすてきな世界の住人に少しでもなれたらなと思います。本当に、本当にうれしいです。おめでとうございます!」と祝辞を述べた。

 また、松尾スズキは「藤本さんの台本は、人が叫ぶシーンでちゃんと『わー!!』って書いてあるんですね、僕の(脚本の)書き方と全く同じだなと思って(笑)。自分は劇作家として全然賞が取れなくて、その理由は『わー!!』とか書くせいだと思っていたんですけど、賞取れるんですね。これからもよろしくお願いします」とコメントし、会場は笑いに包まれた。

【藤本有紀氏プロフィール】

1967年兵庫県出身。テレビドラマの主な脚本は、「ラブ・レボリューション」(2001年 フジテレビ)、「花より男子」(2005年 TBS)、「ギャルサー」(2006年 日本テレビ)、連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007年 NHK)、土曜時代劇「咲くやこの花」(2010年 NHK)、大河ドラマ「平清盛」(2012年 NHK)、土曜ドラマ「夫婦善哉」(2013年 NHK)など。

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