「リバーサルオーケストラ」神奈フィルの“本気の演奏”に門脇麦が涙2023/02/22
日本テレビ系連続ドラマ「リバーサルオーケストラ」（水曜午後10：00）の劇中に登場するクラシックの名曲の数々を生演奏で体感できる「リバーサルオーケストラ・スペシャルコンサート」が、2月21日に神奈川・横浜みなとみらいホールで開催。ドラマで主人公・谷岡初音を演じる門脇麦、毒舌なマエストロ・常葉朝陽に扮（ふん）している田中圭が登壇した。
「リバーサルオーケストラ」は、超地味な市役所職員として働く“元・天才バイオリニスト”の初音と、彼女を巻き込む“変人マエストロ”朝陽の2人が、児玉交響楽団（通称・玉響）をポンコツ交響楽団から一流オーケストラに大改造していく、爽快感抜群の音楽エンターテイメントドラマ。
今回のコンサートで楽曲を演奏するのは、朝陽がマエストロ、初音がコンサート・マスターを務める玉響のメンバーとして全面協力している神奈川フィルハーモニー管弦楽団。そんな彼らの生演奏を聴いた門脇は「感動し過ぎて泣いちゃいました、神奈フィルの皆さんと一緒に撮影できているのがとても誇らしいです。胸がいっぱいです」と演奏中に涙していたことを明かした。田中も「とってもカッコよかったです！」と感動した様子だが、その一方で、ドラマの劇中で発した「このオケはポンコツです」というセリフを用いて「よく皆さん相手に『このオケはポンコツです』なんて言えてたな（笑）。申し訳ないです」と語り、会場の笑いを誘った。
さらに、スペシャルゲストとして、ドラマの音楽を担当しているピアニストの清塚信也が登場し、「リバーサルオーケストラ即興メドレー」を披露。同じく劇伴を担当している啼鵬（ていほう）の編曲で「チャイコフスキー交響曲5番・第2楽章」をモチーフにした「玉響カンタービレ」を啼鵬の指揮により、神奈川フィルと一緒に演奏すると、会場は「リバーサルオーケストラ」の世界に包まれた。
いよいよ初音と朝陽に扮（ふん）した門脇と田中が、ビゼー作曲「カルメン組曲」からトレアドールを披露。2000人の観客の前での生パフォーマンスに緊張する中、田中の軽やかな指揮と門脇の堂々とした演奏に、会場からは拍手が沸き起こった。田中が「指揮者って超気持ちいいですね！」と達成感あふれる表情で語ると、門脇も「神奈フィルさんと一緒だったので安心して弾けました、楽しかったです！ 人生できっと二度とない経験です」とコメント。2人の演奏には、清塚も「楽しさは伝わるもの、本物の音楽界を見ている気がします！」と絶賛した。
加えて、第4話で演奏され話題を呼んだ「Mela！」の演奏で会場中から手拍子が起こると、アンコールの「ラデツキー行進曲」では、手拍子に加え、聴衆が立ち上がり、最後はスタンディングオベーションに。普段から、数々の公演に出演している神奈川フィルの団員も「今までで一番盛り上がったコンサート！」と口々に話すほどの大盛況ぶりで幕を下ろした。
今回のコンサートの模様は、Huluストアで3月31日まで独占見逃し配信中。会場に足を運ぶことができなかった人も、一緒にドラマの世界観を楽しむことができる。
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