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楽駆が女装男子に!「俺の美女化が止まらない!?」で連ドラ初主演2023/01/17

楽駆が女装男子に!「俺の美女化が止まらない!?」で連ドラ初主演

 楽駆が、テレビ東京で2023年中にスタートする連続ドラマ「俺の美女化が止まらない!?」(日時未定)で連ドラ初主演を務め、女装男子役に挑戦することが分かった。なお、本作はParaviで2月1日午後8:00から独占先行配信される(以降、水曜午後8:00に2話ずつ配信)。

 「俺の美女化が止まらない!?」の原作は、愛染マナ氏による同名のコミック。SNSでも面白いと話題沸騰中の人気作で、女装をテーマにし、“推しメン+いつもと異なる姿(女装)=新たな萌え”を生み出す。女装によって「一歩踏み出せば変われる」ことをテーマに、新しい世界に飛び込む成長物語が実写ドラマ化される。

 大学進学を機に、家賃1万円の破格物件に下宿することになった斉藤晴臣(楽駆)を下宿先で出迎えてくれたのは、恋々乃(ココノ)という女子だった。しかし、晴臣は女性と話をすると顔が赤くなってしまう赤面症に悩んでおり、恋々乃ともうまく話せないが「上京を機にこんなカワイイ女の子と同居できるなんて!」と心が躍っていた。

 ある日、恋々乃が風呂に入っているところに遭遇した晴臣は、慌てて自分の部屋に戻ろうとするが、中から出てきたのは男性だった。恋々乃のバスタオルを使って体を拭く男性…なんと恋々乃は男性だったのだ。恋々乃から事情を聞くと、この下宿先は女装カフェ&バー「スピカドール」が営業しており、この下宿に住む者は店で働かなければいけない契約なのだという。そんな話を聞いていなかった晴臣は、大学デビューを前に、女装デビューすることになってしまう。

 主人公・晴臣を演じる楽駆は、映画「最初の晩餐」(2019年)で、第34回高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞。以降、映画「Life 線上の僕ら」(20年)や「明け方の若者たち」(21年)、ドラマ「夢中さ、きみに。」(MBS)、「明日、私は誰かのカノジョ」(MBS・TBS)、「あなたに聴かせたい歌があるんだ」(Hulu)、「いちげき」(NHK)などの話題作に出演する、新進気鋭の若手俳優だ。

 今回の出演について、楽駆は「(主演に)決まった時はとてもうれしかったです。タイトル通り僕は美女化していくのか? どんな物語なのだろう?とワクワクしました。女装は今までしたことがなかったので、不安もありましたけど、高揚して撮影がとても楽しみでした」と率直に喜ぶ。

 原作に関しては「初めに、絵の奇麗さに驚きました。設定にも驚きました。そして、表情が豊かで骨格など、とても繊細に緻密に描かれていて、何かを装うことは誰もが皆、自然にするもので、そこのあいまいさや、女装を通して何者にもなれなかった主人公が自己肯定をしていくさまに、とても勇気づけられました」と印象を明かす。

 また、演じるキャラクターに対して「晴臣は、自己肯定感が低くて、赤面症。赤面症に関しては10年以上のトラウマがあって。女性と話すとあがってしまい言葉が出てこない。彼が見ている世界は一方的で、プライドが少し高くて、被害妄想がとても激しく、それでも迷いながら、もがきながら何とか自分を変えたいと思い、一生懸命で。人を大切に思う優しさを持った人だと思います。(働くことになる女装カフェ&バー)『スピカドール』の人たちが寛大な優しさにあふれていたというのもありますが、その思いやりがあるからこそ、憎めなくてほっとけない、どこか背中を押したくなる人なんだと思います」と分析。

 続けて「ここ数年、性の多様性について認め合おうという動きが強まり、そういった作品が増えてきたように思います。自分自身のことを発信できる、他者とつながれるものがたくさん増えた中で、自分の居場所があるようで、ないような気がしています。この作品は、壁を作りこもっていた人間が、対話と自問自答を繰り返して成長していく、本当の意味での対話の素晴らしさが詰まっている作品です」と本作の魅力をアピールした。

 さらに、「女装をして、何者にもなれなかった人が何者かになれたような気がして、他者の喜びになって。見た目が変わると中身も変わる。そんな普遍的なことが優しく描かれている物語です。この作品のおかげで、晴臣を通して人としても役者としても、人と向き合うこと、受け入れることの大切さを、あらためて教えてもらいました。そんな作品を思いやりにあふれたキャストとスタッフの方々と、大切に作りました。小さな幸せや気付きが散りばめられた楽しいドラマです。どうか、たくさんの人に、届いたらいいなと思っています。ぜひ、ご覧ください」と視聴者へメッセージを送っている。

楽駆が女装男子に!「俺の美女化が止まらない!?」で連ドラ初主演

 原作者の愛染氏は「ドラマ化していただけるなんて本当にびっくりで、全然実感が湧いていなかったのですが、脚本をいただいて実際撮影現場にお邪魔すると、こんなにたくさんの方が作ってくださってるんだ!と圧倒されました。こだわってくださったメークや衣装、お店のメニューなどの小道具にも注目していただけるとうれしいです。そして一番は“美女たち”。楽駆さんはじめ『スピカドール』のメンバーみんな、とってもかわいいので、私も一視聴者として彼らに会えるのを楽しみにしています!」と喜びのコメントを寄せている。

 ドラマを手掛ける小松幸敏プロデューサーは「この原作を読んだ時に一番感じたのは『きっかけさえあれば人は変われる』。自分では決して選ばない選択でも、誰かの後押しや流れに任せてみると意外といい結果につながることがある、その変化はさらに自分自身も成長させるチャンスだと感じました。女装がメインテーマですが、このドラマの主人公・晴臣の成長と奮闘する姿を見て、外見だけじゃなく、価値観や考え方を少し変えてみようと思ってもらえるきっかけになればうれしいです。踏み出す一歩は小さくても大きな変化につながる、止まらない女装子の青春群像劇! ぜひ、お楽しみに!」と呼び掛けている。


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