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滝藤賢一が「家電侍」のシリーズ化を熱望!「劇場で映画として上映してほしいぐらいです」2022/12/29

新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」

 BS松竹東急では2023年1月4日に、新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」(午後9:00)を放送。オンエアに先駆けて、主演の滝藤賢一が、作品の見どころや撮影のエピソードを語った。

 22年4月クールに放送された連続ドラマ「家電侍」は、江戸時代の貧乏浪人のもとに、ひょんなことから現代の最新家電が届くようになり、それにびっくり仰天する江戸時代の人々の右往左往する姿が描かれたSF時代劇コメディー。加えて、家電の力で家族を幸せにしようと奮闘する、浪人と妻の夫婦愛が胸を打つドラマでもあった。

新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」

 今回のスペシャルは新春らしく、家電侍×忠臣蔵がテーマ。貧乏浪人・兼梨四十郎(滝藤)は、友人である赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助良雄(尾上菊之助)が“忠臣蔵”で命を落とす運命を知り、家電の力で未来を変えようと奔走する。

 連ドラに引き続き、四十郎の妻・静江役で前田亜季、息子・太郎役で加賀谷光輝、四十郎一家の隣人・平賀役で水石亜飛夢が登場。家電アドバイザー・カージーの声もMEGUMIが担当する。そのほか、平岡祐太、高橋努、岩松了、本宮泰風、若月佑美、田島令子らが出演する。

新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」

 滝藤は「連続ドラマ版の撮影は、これまでのキャリアの中で最も寒くて過酷でしたが、このスペシャルは夏の撮影で、ものすごく暑かった。しかも、冬の設定なので紹介するのはカーボンヒーターなどの冬物家電。連ドラ版とはまた違った意味で過酷でした(笑)」と苦労をにじませるも、「めちゃくちゃいいドラマです。劇場で映画として上映してほしいぐらいです」と作品への愛着と、確かな手応えを明かす。

 テーマは忠臣蔵。「お正月といえば忠臣蔵。いつか私も正月時代劇にと夢見てきましたが、まさかこのような形で実現できるとは…」と笑いつつ、「脚本を読んだ時に、こんな面白いことを誰が考えるのだろうか? と感心しました。家電が重要なアイテムになるわけですから、これまで誰も考えることのなかった新しい忠臣蔵になっています」と唯一無二の世界観であることを強調した。

新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」

 大石内蔵助役は、滝藤の熱烈オファーで菊之助に決定した。「オリガミの魔女と博士の四角い時間」(NHK)での共演以来、菊之助をリスペクトしている滝藤は、「菊さんとは年齢も近いし、いつか時代劇でご一緒できたら幸せだと思っていました。忠臣蔵というテーマだけに、菊さんが出てくださることで作品の質も大きく変わるはず。絶対的に必要な存在でした。一方的な僕の片思いですね」とその理由を告白。

新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」

 撮影現場では、そんな全幅の信頼を寄せる菊之助の所作に感動したそうで、「立ち居振る舞いや、声の出し方、すべての所作が美しくて、これが本物かとほれぼれしました。撮影中は菊さんのことばかりを見ていましたから(笑)。菊さんの所作を目の当たりにして、これまでの自分の甘さを反省しました」と大いに刺激を受けたことを伝えた。

 なお、ドラマ放送直前の1月3日にはBS松竹東急で「新春号外!日本史スクープ砲 滝藤賢一見参!~これが忠臣蔵の真相だSP~」(午後9:00)にゲスト出演する。こちらに関しては、「忠臣蔵の真実を掘り起こした特番で、衝撃の連続です。吉良上野介が悪者であるという描き方は、今回のドラマで最後かもしれない。それだけ驚きの事実が明かされます!」とアピールした。

 「家電侍」のシリーズ化にも意欲的で、「次回があるならば、貧乏浪人・兼梨四十郎として、坂本龍馬の暗殺を家電で止めたい。新選組も登場するので確実に面白くなるはず。このテーマで来年やりたいです!」と、早くも次回作への熱い思いを口にしている。


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