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「クロサギ」主演・平野紫耀は“国宝級の純粋さ”。三浦友和からの差し入れを勘違いして大慌て2022/10/18

 King & Prince・平野紫耀が主演を務め、TBS系で10月21日にスタートする連続ドラマ「クロサギ」(金曜午後10:00、初回は20分拡大スペシャル)の制作発表会見が行われ、平野のほか、共演の黒島結菜、三浦友和が参加した。

 本作は、詐欺によって家族を失った主人公が“詐欺師を騙す詐欺師”=クロサギとなって、本当の敵を探し出し打倒していく物語で、原作は黒丸氏と夏原武氏による漫画「クロサギ」シリーズ。今作では、2013年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“「クロサギ」完全版”として新たにドラマ化。22年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に、クロサギとなった主人公・黒崎高志郎(平野)が食らいつく。そして、ヒロイン・吉川氷柱を黒島、詐欺界のフィクサー・桂木敏夫を三浦が演じる。

 会見冒頭、「僕は歌って踊ってということをしているので、キャストの皆さん、スタッフの皆さんに迷惑をかけないようにという思いでいっぱいなのと、原作『クロサギ』が大人気のシリーズなので、原作ファンの方にも気に入って見ていただけるようにしなきゃなと、気合を入れて撮影に臨んでいます」と意気込みを語った平野。現在、King & Princeとしてライブと並行して撮影を行っているが「ほかの作品に入っているメンバーもいるので、『どう最近、撮影の調子は?』と、そこでコミュニケーションを取りながら、すごく刺激的で楽しい日々を過ごしています」と大変さよりも、充実した日々となっていることを報告。

 また、「人を騙すことがない」という平野だが、最強の詐欺師である黒崎を演じることについては「(騙すことに)本当に慣れてないです。いろんなインタビューで『最近、騙したエピソードはありますか?』と聞かれるんですが、本当にないんですよ。割と騙される側なので。黒崎を演じてから、人との接し方が変わりました。『この人、何たくらんでいるんだろう?』みたいな。ただご飯に誘ってくれているだけなのに、何か俺から引き出そうとしているんじゃないかと。(その状況を)ポジティブに捉えると、ちゃんと作品に入れているのかなと感じます」と役柄が自身に影響を与えていることを明かした。

 検事を目指す女子大生・氷柱を演じる黒島は「氷柱は正義漢が強くて、困っている人を助けてあげたいという優しさを持っている女の子。彼女なりの正義があって、信じてはいるんですが、でも黒崎と出会うことによって、それが本当に正しいのか迷いながらも自分の正しさを見つけていく、真っすぐな性格を持っています。演じていてもすごく難しい部分が多いんですけど、優しさから生まれる怒りなど、表に感情を出していくので、難しいながらも一生懸命演じられたらなと思っています」と役柄と役作りについて触れ、「氷柱の優しさからくる“ただ助けてあげたい”“困っている人がいたら手を差し伸べる”という部分を見て、そこまでできる優しさはすごいなと思う。私はいろいろ考えちゃうので、そこまで優しくできなくて、彼女みたいになりたいなと思ったりします」と氷柱の魅力を語った。

 黒崎との出会いにより変化していく氷柱だが、「出会いとしては最悪なんですけど、黒崎と接していくうちに、彼の過去だったり、目の奥にある寂しさだったり、孤独を感じて、氷柱も少しずつ理解していく。自分にはない考えを少しずつ受け入れて、変化していく氷柱の姿も、今後注目してほしいです」とアピールした。

 詐欺師界のフィクサー・桂木を演じる三浦は「過去の作品を見たり、新しく出た本も買って全部読みました。前作のドラマは不思議なバーの店主というポジションでしたが、今回は甘味処(どころ)のおやじさんという設定にしていただけたので、そこは新鮮な感じでできるかなと思っています」と語る。また、「(平野演じる黒崎と)どういう関係性が過去にあったのか、これから見えてくる部分があって。その部分がアバウトですけど、分かっているので、意識しながら演じています。黒崎とは、甘味処のシーンが多いんですが、親子のように見えたり、見えなかったり、そういうものが出ればいいかな」と役作りについて話した。

 そして、3人は今作が初共演。平野は黒島の印象について、「(2人ともに)1997年の早生まれ。同い年でびっくりしました。しっかりされてるんで。同世代の人とおしゃべりする機会がなくて、久々に同い年の人に会ったんですが、世間の25歳はこんなに大人っぽいんだと。しっかりされていますし、どしっと構えられていて、見習わなきゃいけないところがたくさんあるなと思った」とコメント。黒島は「そうかな?」と首をかしげつつ、「(平野は)テレビで見ていて、すごく面白い方だなと思っていて、実際に会ってみてもやっぱり面白いなと思いながら、毎日撮影をしています。主演として、座長として、しっかりスタッフの皆さんとコミュニケーションをとるし、1人でいるところを見たことがないくらい、誰かといつもおしゃべりしていて、現場の雰囲気を作ってくださるので、見ていて安心するし、ありがたいなと思いながら現場にいさせていただいています」と明かした。

 ここで、「(撮影場所である神奈川の)緑山スタジオが好きなんですよね?」と司会から話を振られた平野と黒島。平野が「どこが好きですか?」と黒島に尋ねると、「楽屋が畳っていうのと、ご飯がおいしいところ」と回答。平野が「全く一緒! 畳の楽屋っていいですよね。落ち着く」と同意すると、三浦は「僕は椅子が好き」と返しつつ、「でも、緑山が好きなんです。ここが一番好き」と話に加わり、平野が「初めての共通点! あの楽屋が大好き。(三浦も好きだと)初めて知れました。この場を設けていただいてありがとうございます」と笑顔を見せた。

 続いて、三浦の印象を聞かれた平野は「勝手にですが、三浦さんが出演されている映画の印象で、怖いイメージが強くて、顔合わせの時からビクビクしていました。いつ撃たれるんだろうと思って」と告白。さらに、平野は三浦にお願い事があると切り出し、「黒崎は甘味処で一口も口にしないんですよ。個人的に統一した方がいいのかなと思って、三浦さんが差し入れしてくださったプリンとかを食べないようにしていたんですけど、めちゃくちゃ食べたいんです。でも、平野甘いな~と思われても…」と葛藤していることを告白すると、三浦は「食べてください。でも、僕プリンを入れたことないですけど…」と返答し、会場は大爆笑。「いろんなものを入れてますけど、プリンはないですね」という三浦に、「パンもありましたよね?」と聞き返した平野だが、三浦は「パンもないですね」とバッサリ。焦った平野は「やっべ! 誰かと間違えている。今、顔を向けられないですね」と恐縮していた。

 そんな平野の印象を、三浦は「国宝級の純粋さですね。現場ではものすごく集中力があって、熱心。1話を僕らも見たんですが、本当に素晴らしかったという感想を素直に伝えました。現場では、2人の関係性があるので、きついシーンが多いんです。だからやっぱり、和気あいあいとはできないところはありますね」とコメント。

 ダークヒーローを演じる上で、撮影で苦労したところを問われると、平野は「ずっと難しいなと実感しています。倒し方が戦って倒すわけではなく、頭を使って、どれだけ相手の裏をかいて、どれだけ相手が何を考えている、欲しがってるかを読み取って、それを提示してあげて、乗っからせるっていう。基本的に僕は皆さんもお分かりの通り、ばかなんですよ。だから言ってもらった言葉を素直に受け取るんですけど、言葉の裏をかいていくのでそういう作業が難しい。(経済用語も登場するが)、僕は株もやったことがないし、暗号資産や法定通貨ってなんだ?となっているんですが、知らないワードが出てきたら、一つずつ調べながらやらせてもらっています」と語った。

 さらに、1話の注目ポイントについて平野は、「こういうの苦手で…」と苦笑しながらも「色んな人との出会いと詐欺を倒していく、痛快なエンターテインメント作品なので、視聴者の方にもスカッとしていただけたらうれしいですし、今行われている詐欺も取り扱ってるので、そういう知識も微力ながら伝えらえたらいいかなと思っています」と訴えた。

 また、ドラマの内容にちなんで、「これはやられたという」エピソードを問われた平野は「デビューサプライズ」と発表。「僕たち(King & Prince)は5年目なんですが、デビューが決まった時に、撮影していたのが(初主演のドラマの)『花のち晴れ』という作品で、撮影の真っ最中に急にカットがかかって、キャストの皆さんが駆け寄ってきてくださって、『デビューおめでとう』と言ってくれて。ケーキも用意してくださったんですけど、その時に人生で初めて、うれし涙がでました」と、「やられた」記憶として残っていると紹介。フリップに書いた文字の「デビュー」の「ー」が長いことを指摘されると、「カタカナを最近書いてないからサイズ感が分からなくなっちゃうんですよ」と、平野節全開のコメントで場を和ませていた。

 一方、「ペットケージ」と発表した黒島は、「イヌを飼っていて、ネットで注文して、お金を振り込んだんですけど、商品が届かなくて。これはやられたなと思いました(平野「ちゃんと騙されてますね」)。メールも振り込んだ後に届かなくて、問い合わせ先も書いてなくて、リアルに騙されました。高価なものではなかったので、諦めるしかないなと思ったんですが、こうやって日常生活の中にあるんだなと自覚して、皆さん気を付けてください」とリアルな詐欺話を打ち明け、注意するよう呼び掛けた。

 三浦は「雑誌のおまけで…」と、小学校1年生の頃のエピソードを公開。「当時の月刊誌の次号予告に乗っていた宇宙ロケットがすごくカッコよくて、1カ月楽しみにしていたら、絵は描いてあるけど、ボール紙の切り抜きみたいなもので。今でも悔しいです。それぐらい子どもって純粋なんですよ。本当に悲しかったんです。父親が買ってきてくれるのを楽しみにしていたのに、悔しくて。大人ってこういうものかと思いました」と、今でもその時の気持ちを鮮明に思い出せるようだった。

 最後に、三浦が「痛快なシロサギ退治が1話ごとに完結していくようになっていて。過去にある人間関係がちゃんと出てくるので、エンターテインメントの部分と、実際に起こっているノンフィクションじゃないかという部分とのバランスがとても面白い作品になっています」、黒島が「氷柱が黒崎と出会って、彼女がたくさん葛藤するところが描かれていて、社会を知って子どもから大人になる氷柱の成長過程が描かれていくので、そこを楽しみに見ていただけたらうれしい」とアピール。

 平野は「詐欺を倒していくエンターテインメント性はもちろん、個人個人で持っている人間関係も複雑だったりするので、最終話に向けてその人との関係がどうなっていくのか、黒崎がどうクロサギとして成長していくのかというところを楽しんで見ていただけたらうれしいです」と力を込めた。


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