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「ながたんと青と-いちかの料理帖-」が2023年に連ドラ化!“おいしくてもどかしい”極上グルメラブストーリー2022/10/05

「ながたんと青と-いちかの料理帖-」が2023年に連ドラ化!“おいしくてもどかしい”極上グルメラブストーリー

 WOWOWでは、磯谷友紀氏の漫画「ながたんと青と-いちかの料理帖-」を全10話で連続ドラマとして制作。2023年春に放送・配信することが決定した。

「ながたんと青と-いちかの料理帖-」が2023年に連ドラ化!“おいしくてもどかしい”極上グルメラブストーリー

 「ながたんと青と-いちかの料理帖-」の原作は、数々の大ヒット恋愛ドラマの原作を世に送り出してきた月刊漫画雑誌「Kiss」に連載中で、既刊8巻すべてで重版のかかる超人気作だ。物語の舞台は戦後間もない京都。戦争で亡くなった夫から「ながたん(包丁)」を託された桑乃木いち日は、ホテルの料理人として生きていくことを決めていたが、ひょんなことから経営不振の実家の料亭「桑乃木」を建て直すため、15歳年下の御曹司・山口周と政略結婚する。しかし、周は初対面のいち日に対しても遠慮せず、青と(トウガラシ)のように辛辣(しんらつ)な言葉を放つ若者だった――。女性料理人が珍しかった時代、「女が料亭の厨房に立つなんてもってのほか」と料理長就任に消極的だったいち日と、いち日の料理の腕をいち早く認め、後押しする周。そんな年の差夫婦が、共に未来を切り開いていく姿を描く。

 2⼈の恋愛模様とともに⼤きな⾒どころとなるのが、いち⽇が料亭の娘としてこだわる“出汁(だし)”と、ホテルの料理⼈として培った“洋⾷の技術”を融合した創作メニューだ。ドラマの料理監修として「きょうの料理」(NHK)などで知られる料理研究家・大原千鶴氏が参加する。最⾼峰の超⾼精細カメラと映画⽤機材で撮影された“⾒ているだけでおなかが減ってしまう”料理の数々は必⾒だ。

 そして、全話の監督を務めるのは、映画「サマーフィルムにのって」(21年)で⻑編映画監督デビューし、数々の賞を受賞した松本壮史氏。脚本は、ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦⼦」(日本テレビ系)や「⼤江⼾もののけ物語」(NHK)の川﨑いづみ氏をメインライターに、「第2回WOWOW新⼈シナリオ⼤賞」で優秀賞を受賞した弓削勇氏が執筆する。

 原作のある物語を初めて映像化する松本氏は「『漫画原作の映像化は禁忌である』と自分に言い聞かせてきたのですが、この原作の魅力にはあらがえませんでした」と明かし、「『ながたんと青と』は理不尽な時代の中で未来を切り開いていく2人の物語です。ストーリーの面白さはもちろんのこと、今描く物語だと強く感じました」とあらためて、その魅力に言及。

 加えて、「撮影は夏の京都で役2カ月。70年前に思いをはせながら、みんなで丁寧に積み上げました。今は絶賛仕上げ中です。東映京都の素晴らしいスタッフと紡いだ世界を早くお見せしたいです。いち日と周の配役にも乞うご期待!です」とアピールしている。

 原作の磯谷氏は「ドラマ化のお話をいただいた時は、ひたすらうそだよね?という気持ちでした。映像化にあこがれはあったものの、遠い世界の話のように思っていました。その後、決定した俳優さんのお名前を聞くたびに、好きな方ばかりでホントに実現しちゃう…!?とワクワクしたことを覚えています」と感激。

 続けて「主軸は年の差恋愛漫画ですが、広く人間の物語を描けたらいいなと思いながら作っています。それをドラマでさらにすてきに料理していただいているので、一視聴者として見るのがとても楽しみです!」と期待のコメントを寄せている。


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