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三浦透子、三浦貴大、岡部たかし、筒井真理子が長澤まさみ主演「エルピス」に出演2022/09/09

三浦透子、三浦貴大、岡部たかし、筒井真理子が長澤まさみ主演「エルピス」に出演

 フジテレビ系で10月クールにスタートする連続ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」(月曜午後10:00、開始日未定=関西テレビ制作)に、三浦透子、三浦貴大、岡部たかし、筒井真理子が出演することが分かった。

 ドラマは、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男性の死刑が確定した冤罪(えんざい)疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く。恵那と共に行動するうだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗を眞栄田郷敦、恵那と拓朗の先輩で報道局のエース記者・斎藤正一を鈴木亮平が演じる。

 脚本は、2011年の連続テレビ小説「カーネーション」(NHK)や映画「ジョゼと虎と魚たち」(03年)をはじめ、数々の名作ドラマ・映画を世に送り出し、今作で初めて民放連ドラの執筆となる渡辺あや氏。演出は、長澤も出演した映画「モテキ」(11年)や「バクマン。」(15年)をはじめ、さまざまなヒット作の監督を手掛けてきた大根仁氏が務める。さらに、劇中音楽を作曲するのは、2013年の連続テレビ小説「あまちゃん」、19年の大河ドラマ「いだてん」(ともにNHK)、映画「花束みたいな恋をした」(20年)などの大友良英氏。

 三浦透子が演じるのは、恵那がコーナーMCを務める深夜の情報番組「フライデーボンボン」のヘアメークのチェリーこと大山さくら。番組ディレクターである拓朗に、何やら脅迫めいた相談を持ち掛けるなど、不思議な役どころだ。

 「大切にしたいこと、守りたいことを、それぞれの形で貫く強さや優しさを感じる登場人物たちの言葉から、私も演じていて勇気をもらっています」と明かす三浦透子は、「皆さんの作品に対する強い思いと愛情を感じる現場で、とても勉強になる日々です。すてきな作品にするべく、自分に出来ることを精いっぱいやりたいと思います」と意気込む。

 三浦貴大が扮(ふん)するのは、ドラマの舞台となる大洋テレビで報道部の記者を務める滝川雄大。恵那とは同期入社で、独特な雰囲気が漂う報道部で、いつも貧乏ゆすりをしながら、仕事で忙しそうな素振りを見せている。恵那の紹介で、拓朗に冤罪疑惑について相談される。

 「台本を読んで、物語への期待感、そして現代社会への得体のしれない不安感が湧き出てきました。人それぞれの正義。現実への向き合い方。足並みをそろえていくことの困難さ。それを打破していく力強さを感じました。ページをめくる手が止まらない作品に出会えて、またそこに携われることは役者として大変光栄です」と出演を喜ぶ三浦貴大は、「滝川もまた、自らの意思を強く持った人物だと思います。人物のもつ魅力を最大限生かせるように演じていければと思います。軽くはないテーマですが、楽しんでいただけると思います。ぜひ、作品に没入していただきたいと思います」とコメント。

 また、岡部は、「フライデーボンボン」のチーフプロデュサー・村井喬一役。とにかく口が悪く、同じ番組で働く恵那や拓朗らの仕事ぶりに対し、暴言を連発する。以前は自局の大看板である報道ニュース番組を担当していたが、なぜか外され、とにかく番組批判を繰り返す日々を送っている。

 役柄について「僕が演じる村井喬一の悪たれ口やわめき散らしははた迷惑ですが、本音爆発で困難を突破しようとする姿は痛快でもあります。そんな村井を豪快に演じたいと思います」と語り、「脚本を読んだ時、前向いて前進するというよりも下向いて深く潜っていくというような世界観を感じました。闇が深くなっていくにつれ不思議と人間の本質が明るく照らされる。とても怖いことだけど、闇の中で目をひんむいて、あらわになった人間のそれを見たいと思いました」と作品の魅力に触れつつ、「このドラマのそこかしこに見どころがあります。例えば報道や情報番組の緊張感とリアリティー。企画会議の白熱議論。打ち上げのノリ。カラオケの歌唱力。キュートなダンス。細かい装飾や小道具もこだわっていて楽しいです」と見どころを挙げる。

 そして、筒井は、拓朗の母・岸本陸子役。年収1億円を稼ぐ敏腕弁護士で、夫も同じく弁護士だった。夫は拓朗が幼い頃に亡くなり、現在は高級住宅街の一戸建て住宅で拓朗と2人暮らし。何不自由のない裕福な親子なのだが、果たして?

 「企画書にあった“真実にはすべてを賭けて戦う価値がある”の一行に心を射抜かれました。オリジナルの脚本にして、骨太な社会性と一級のエンターテインメントの見事なバランス。一人一人のキャラクターがリアルで彫りが深く、それでいていとおしいことにうなりました。セリフの一言にもさまざまな過去や関係性が反響していて、演じる側の私としても身が引き締まる思いです」と話す筒井は、「プロデューサーの佐野亜裕美さんや脚本家の渡辺あやさんがこの企画を通す過程が苦難の道だったということを後に伺い、大きく頷きました。敬意を表します」とスタッフの情熱にも触れる。

 続けて、「中心に立つ長澤まさみさんの姿からはりんとした柔らかさと作品への静かな熱意が伝わってきます。この作品の一員になれたことを心から光栄に思っています。私が演じる陸子は女手一つで息子の拓朗を立派なエリートに育て上げたことを誇りに思っています。拓朗が抱えている葛藤に母もまた向き合うことになり、眞栄田郷敦さんのひたむきさをひしひしと感じています。現場での大根仁監督はじめスタッフの皆さま方の熱意に素晴らしい作品になるのではと実感しています。大根監督がつけてくださる演出や動きは、さりげないのにとても豊かな映像に変わってゆき、この素晴らしい脚本がどう立ち上がってくるのか、参加している私自身も作品の出来上がりが楽しみで仕方ありません。視聴者の皆さまの誰もが、きっとこの物語の中のキャラクターの誰かに自分を重ね共感することができると思います。楽しみにしていてください!」と撮影現場の様子も伝え、アピールしている。


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