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藤原季節――「今の自分に何ができるかが試される」劇団た組の公演へ2022/09/15

藤原季節――「今の自分に何ができるかが試される」劇団た組の公演へ

 脚本を手掛けたドラマ「きれいのくに」(NHK)で「第10回市川森一脚本賞」を受賞し、今年4月に上演された舞台「もはやしずか」も大きな話題を呼んだ注目の脚本・演出家の加藤拓也氏が主宰を務める、劇団た組。今注目の劇団が、昨年上演された「ぽに」ぶりとなる本公演「ドードーが落下する」を、9月21日~10月2日にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演。また、劇団初となる地方公演を長野と北海道で開催する。

 本作で主演を務めるのは、6月に公開された加藤初の長編映画監督作品「わたし達はおとな」や、これまでに何度も劇団た組作品に出演してきた藤原季節だ。ある事情をきっかけに失踪した芸人・夏目(平原テツ)の友人で、イベント制作会社に勤める信也役を演じる。「初めて出させてもらったのは、23歳のまだ右も左も分からない頃で」と劇団との出会いを振り返る藤原。今回の出演を前に、自身にとって特別だというた組の公演は「その時々で自分に何ができるかを試されているような場所なんです」とその胸中を明かす。

 「ドードーが落下する」には、藤原のほか、平原、秋元龍太朗、金子岳憲、今井隆文、中山求一郎、安川まり、秋乃ゆに、山脇辰哉が出演。加藤が「これはいつか演劇にしたいと思っていたことです」という“青春失踪劇”を圧倒的なリアリズムで表現する。

※9月26日に発売する「スカパー!TVガイドプレミアム」「スカパー!TVガイドBS+CS」10月号には、藤原のインタビューを掲載。公演への意気込みのほか、役者人生10年目を迎えての心境などを語っている。

【公演情報】

藤原季節――「今の自分に何ができるかが試される」劇団た組の公演へ

劇団た組「ドードーが落下する」 

作・演出/加藤拓也 出演/藤原季節 平原テツ 秋元龍太朗 ほか

▶9月21日~10月2日
KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(神奈川)
▶10月8日~9日
まつもと市民芸術館 小ホール(長野)
▶10月22~23日
クリエイティブスタジオ(北海道)

イベント制作会社に勤める信也(藤原)たちと芸人の夏目(平原)との3年間を巡る、青春失踪劇。ある事情で3年前に失踪した夏目(平原)と再会を果たした信也は、夏目からの電話に胸騒ぎを覚える。

Ⓒ大橋仁


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