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菜々緒が「ザ・トラベルナース」のヒロインで初の医師役に挑戦2022/08/23

菜々緒が「ザ・トラベルナース」のヒロインで初の医師役に挑戦

 菜々緒が、テレビ朝日系で10月からスタートする連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(木曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。

 “トラベルナース”とは、スーツケースを手に街を渡り歩き、看護に従事する優れた資格を持ったフリーランス看護師のこと。本作は、手術場で医師を補助し一定の医療行為を実施できる看護資格、ナース・プラクティショナーを持つ、一見感じの悪い優秀なトラベルナース・那須田歩(岡田将生)と、普段は物腰柔らかだが、正念場では臆することなく痛烈な一言と巧みな話術、圧倒的な看護スキルを発揮するスーパーナース・九鬼静(中井貴一)が、患者ファーストで医療現場を改革していく医療ドラマ。脚本は、同系の人気シリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の生みの親である中園ミホ氏が手掛ける。

 これまでに「まっしろ」や「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(ともにTBS系)などで、看護師に扮(ふん)した経験がある菜々緒だが、医師役は今回が初めて。菜々緒が演じる郡司真都は、歩と静が働くことになる天乃総合メディカルセンターの外科医だ。依然として男社会の外科で「女だから」と見下され、オペもさせてもらえず、目上の医師たちからのパワハラとセクハラに鬱々としながら、真面目に働き続ける日々。しかし、歩と静と出会ったことでプライドを取り戻し、患者のための治療を実現するための戦いを始める。

 演じる役柄について、菜々緒は「お医者さんの役をいただけて、すごくうれしいと思う半面、実は一番避けたかった役でもあったんですよ。というのも、お医者さんの役は専門用語がすごく大変というイメージがあって。『自分にできるかな』という心配や不安がすごく大きかったんです」と打ち明ける。

 加えて、「そんな中、あらためて感じたのが衣装の力! 白衣を着るとスイッチが入って、気持ちがピシッとします。医療用語が絡むセリフにはまだ四苦八苦していますけど、私もこの作品を通してちょっとずつ成長できたらいいなと思いますし、何より看護師さんやお医者さんの応援にもなるようなドラマにしていきたい! 作品を通して、もうちょっと頑張ってみようかなと思ってくださる方が少しでも増えたら。そのために私も頑張りたいと思います」と意欲をのぞかせる。

 撮影現場では「収穫が多い」と語る菜々緒。歩を演じる岡田とは「星新一ミステリーSP 程度の問題」(フジテレビ系)や映画「エイプリルフールズ」(2015年)で共演しているものの、セリフを交わし合っての芝居は今回が初めてだという。そのため「撮影前から、ちゃんと一緒にお芝居をできるのがすごく楽しみでした」と声を弾ませた。

 そして、中井とは今回が初対面であり初共演。「初日は覚えていたセリフもリハーサルで全部バンッと飛んじゃうくらい」緊張したと苦笑いするが、今では「現場で冗談をおっしゃったり、おちゃめな姿を見せてくださる中井さんに心をほぐしていただいたり、岡田さんも自分と同じように中井さんとの共演に緊張していたことを人づてに聞いて、『シュッとされてるけど、同じ人間なんだ!』と安心した」と気持ちを落ち着けて、撮影に臨めていることを明かした。

 「お芝居の面でも勉強になることがたくさんありますし、現場もすごく和やかで、楽しい雰囲気。こういう現場を共有させていただき、私は本当にラッキーだなって思います。この調子でなんとか皆さんにご迷惑をかけずに頑張っていきたいです」と述べ、「コロナもまだ油断できない状況の中、日々頑張ってくださっているお医者さんや看護師さんの姿、そしていろんな人が支え合い、助け合いながら切磋琢磨(せっさたくま)して成長していく姿に、私も元気や勇気をもらっています。いろんな方に刺激を受けていただける作品だと思うので、ぜひ見ていただきたいです!」とメッセージを寄せている。


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