二宮和也は「24時間テレビ45」でも自然体。「ゆったりと1日を過ごしてみようかな」2022/06/28
日本テレビ系で8月27~28日放送の「24時間テレビ45 愛は地球を救う」(時間未定)の記者会見が行われ、メインパーソナリティーを務める、YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」の二宮和也、山田涼介、菊池風磨のほか、チャリティーランナーを務めるEXITの兼近大樹、番組サポーターの徳光和夫、総合司会の羽鳥慎一と水卜麻美アナウンサーが登壇した。
「ジャにのちゃんねる」(https://www.youtube.com/c/jyanino/featured)で活動する、二宮、中丸雄一、山田、菊池がメインパーソナリティーを務める45回目の「24時間テレビ」。今年のテーマは「会いたい!」に決定している。「誰かに会いたい!」と思うことの尊さを強く認識させられたコロナ禍。今年は地上波放送だけでなく、動画配信も活用しながら、できるだけ多くの「会いたい!」を実現していく。そして今年は、東京・両国国技館で、3年ぶりの有観客で行われる(対面募金の実施はなし)。
メインパーソナリティーの打診を受け、驚いたという二宮は「格式高い番組の中、われわれが活動しているマインドとは全く逆の方向性だったので、僕らがどこまでできるのかさすがに不安でしたが、自分たちらしくやればいいというふうに声をかけていただいたので、よくも悪くもかもしれませんが、何も考えず楽しく、われわれらしくゆったりと1日を過ごしてみようかなというふうに思っております」とあくまでもマイペースでの参加を誓う。
最初に二宮から話を聞いた際は、「二宮くんがまた変なうそをついていると思った」と苦笑する山田は、「『24時間テレビ』を1年目のYouTubeのチームができるわけないっていう疑心暗鬼だったんですけど、ここまで来て本当なんだなっていう実感が湧いている状態ですね」と心境を明かし、「グループで来ていたら緊張していたと思うんですけど、この優しい猫背の先輩が、頼りがいもありますし、“ニノさんいるから大丈夫だろう”みたいに思える」と二宮への信頼をのぞかせる。
菊池は「まさかという思いは本当に僕も同じなんですけど、普段グループだと年長組というか、年上のポジションにいることが多いので、今回は最年少ということで、若くてピチピチした菊池をお届けしたいな」と笑顔を見せた。
そして、番組の風物詩であるチャリティーランナーを務める兼近が、「まずこんなまともじゃない人間が走るんだっていうのは自分でもびっくり。こういう見た目の…こういうやつが一生懸命走ってる姿を見て、ふさぎ込みがちだった世の中を少しでも明るくね…できたらなみたいな感じで…」とやや言葉に詰まりながら意気込みを話すと、二宮が「緊張してんの?」とツッコむ。
「してますよ」と素直に口にした兼近は、「こんなに大人がいっぱいいるところ、普段はもっと陽気なところでしかしゃべってないんで、こんなしっかりした場所に1人で出させられることはなかったので」といつもとは違う緊張感があることを告白。
続けて「真剣に走ろうって決めている」とカッコよく宣言したかと思いきや、「ただ、きついと思ったら、序盤でもしかしたら諦めるかもしれないので。その『諦める勇気』みたいなものを学べる可能性がある。チャレンジ的な意味でも頑張りたいんですけど、『諦める勇気』を与えていこうかなと」と逃げ道を挙げつつも、「僕の姿を見て皆さんも一歩踏み出す…そんな力を与えられたら。僕は一歩どころじゃなく、ずっと進んでるので、その姿を見せたいなとは思ってます」と最後は前向きに締めくくった。
そんな兼近だが、会見前に一同で話をした際に練習量を聞かれ、「1日20kmぐらい(走っている)」と答えたそうだが、「本当は週2回、10kmぐらいしか走っていない。うそをついてすみません」と謝罪。周囲からのサポートについては、相方のりんたろー。が、「毎回なぜかサプライズ形式で、勝手に(兼近の)自宅でスタミナ料理を作ってくれている」とコンビ愛が感じられるエピソードを明かした。
今年の番組の見どころについては、菊池が、亡くなった父親の願いを受けて、トライアスロンに挑戦する小学6年生の女の子をサポートしていると紹介。水泳の練習に一緒に参加したそうだが、自分のフォームが改善され、これまでで一番いい泳ぎができたと満足げ。二宮から「(菊池が)学びに行っちゃってるじゃん」とあきれられると、「女の子も僕の真剣な姿にひいてましたね」と笑いつつ、「でも、もちろん女の子を応援する気持ちで行っています」と胸を張った。
そして、山田は、体に麻痺が残る女性の「会いたい!」思いをサポート、中丸は、小学5年生の女子と2人でアートに挑戦することも発表。二宮は、今年いっぱいでコンサート活動の引退を発表した加山雄三による「サライ」の歌唱を見どころに挙げた。
また、「ジャにのちゃんねる」のメンバーである中丸だが、コロナウイルスに感染したため、今回は欠席。等身大パネルでの参加となったが、冒頭のあいさつで、最年長と紹介された二宮が「中丸くんも同い年だよね?」とパネルの中丸に話し掛けたり、YouTubeでは、先輩である中丸のことを「中丸」と呼び捨てにしていると司会者からツッコまれた菊池が、「僕が悪く見えちゃう。中丸のことを中丸なんて呼び捨てにしませんよ」とボケてみたりと、不在ながら存在感はバッチリ。
「グループの特色を番組の中でどう表現していくのか?」という質問には、二宮が「僕らがやっているのはゆるいタイプの形だったりするので生放送とちょっと整合性が合わないかもしれないんですが、できる限りゆるくやっていきたい」と重ねて「ゆるさ」を強調。そんな二宮の発言にうなずく山田は「『ジャにのチャンネル』って、本当に力の抜けたチャンネルをたくさんの方に見ていただいてるので、何かそこが『24時間テレビ』と合わさった時に、どういう化学反応を見せるのかなっていうところを視聴者の皆さんと共に、われわれも楽しみにしている部分ではあるので、何かいつものスタンスは崩さずに、われわれらしく『24時間テレビ』をお届けしたい」と思いを伝える。
そんな2人の発言に「ただそれをどこまで出していいのかって模索中」と付け加えた菊池は、「私服に、ノーメイクで出てるっていうのも、『ジャにのチャンネル』の一つのテーマというか形なので、ゆるくやろうというところで始めたもの。こんなにオフィシャルの場に放り出されると思ってなかったので、ちょっと背筋が伸びる思いもありながら、そこを模索しながら楽しい夏にしていけたらなと思います」と抱負を述べた。
続けて、中丸ならなんと答えるかと尋ねられた二宮が「彼の最終目標は遅刻しないことなんで、オンエアに間に合ってくれるかな」と冗談を言うと、菊池がすかさず、「国技館へ到着は、兼近さんと中丸くんが競る可能性もあるかもしれません。そこも楽しみにしていただけたら」と話を盛り上げていた。
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