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松岡茉優が「初恋の悪魔」でスカジャン刑事に。柄本佑、安田顕らも出演決定2022/06/09

松岡茉優が「初恋の悪魔」でスカジャン刑事に。柄本佑、安田顕らも出演決定

 松岡茉優が、日本テレビ系で7月にスタートする連続ドラマ「初恋の悪魔」(土曜午後10:00、開始日未定)に出演する。

 林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める本作。舞台は警察署で、ヘマをして現在停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(林)のもとに、総務課・馬淵悠日(仲野)ら部署もバラバラでそれぞれ訳ありの4人が集まる。正義感も出世欲もない、求めているのは、ただ真実のみ。一人一人こじれた事情を抱えながら、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する。いつしか芽生える4人の友情、そして恋――。やがて4人は、より大きな真実と運命に飲み込まれていくことになる。このミステリーで、コメディーで、そしてラブストーリーでもある物語を、「Mother」「Woman」(ともに同系)、「それでも、生きてゆく」「東京ラブストーリー」(ともにフジテレビ系)などのヒットドラマを生み出してきた脚本家・坂元裕二氏が描く。

 松岡が演じるのは、警察署・生活安全課で万引きなどを担当する刑事・摘木星砂。かつては県警捜査一課に所属し、果敢に凶悪事件にも向き合ってきた人物だ。そんなこともあってか服装はいつも同じのスカジャンスタイルで、ぶっきらぼう。しかし、実はそれは本当の彼女の姿ではなく…という謎の多い役柄。鈴之介&悠日と、今後どのような関係性の中、どんな展開が待ち受けているのか、「初恋の悪魔」というタイトルの鍵を握る人物なのか? 注目の存在だ。

 そのほかにも、実力派の豪華キャストが出演することが同時に発表された。偏屈で堅物の会計課の職員で、4人で事件を解決していくメインキャストの1人として、会計課・小鳥琉夏役を柄本佑が務める。事件に真摯(しんし)に向き合う一生懸命で真面目な新人刑事・服部渚に佐久間由衣。渚の先輩刑事で刑事課の捜査方針に従順な口木知基に味方良介、自称小説家で奇異な行動を見せる鈴之介の隣人である謎の男・森園真澄に安田顕、小さな病院で開業医をし何かと4人の捜査の力となってくれる元監察医・小洗杏月に田中裕子が扮(ふん)する。

松岡茉優が「初恋の悪魔」でスカジャン刑事に。柄本佑、安田顕らも出演決定

 「今回、出演するお話をいただいてから、どんなお話で、どんな役をいただくのかずっと待ち焦がれていた」という松岡は、「坂元裕二さんの脚本は、“おかしみ”と“かわいらしさ”にあふれる愛すべきキャラクターたちが紡ぐ物語です。今回初めて共演する方も、お久しぶりの方もいらっしゃるのですが、坂元さんの作ったフィールドの上で精いっぱい演じながら、これからどんな物語になっていくのか、見てくださる方たちと一緒に楽しみたいなと思っています」と抱負を述べる。

 坂元脚本のドラマ出演は「問題のあるレストラン」(フジテレビ系)以来2回目の出演となるが、「その時演じた千佳ちゃんという女の子が私の心の中にずっと居続けています。星砂という役にもとことん向き合おうと思います。役作りにおいて、坂元さんの脚本の中には、必ず答えが入っているので、こうやろうかな、こうなんじゃないかな、と思っていたのではない答えが出てくる時もあります。なので何度も何度も読み込んで、その答えを逃さないように見つめていかないといけないなと思っています」としっかりと役柄に向き合っていくことを誓う。

 演じる星砂という役柄については、「例えば、お友達とかに本当は言ってあげたいな、こう言えたらいいのにな、と思うことをさらっと言える人で、脚本を読んでいて気持ちがいいです」と気に入っている様子で、「登場人物のみんな、そして星砂さん自身も、何か消化できない思いを抱えている、いとおしい人たちなので、どんな化学反応が起きるのか、私自身とても楽しみです」と撮影を心待ちにしている。

 スカジャン姿が星砂のトレードマークとなるが、「スカジャンはなかなか着させていただく機会がありませんでした。衣装合わせの時に、よりどりみどり20着以上用意していただき、そこから選ばれました。星砂さんは靴下も片方ずつ別のものを履いていたりして、彼女のちぐはぐさが着ているものに出ているのでしょうか」と分析。そして、「警察官の役は初めてで、警察手帳用に警察官の制服も着させていただいたのですが、星砂さんはいつも私服で過ごしている人なので、今後、制服を着る機会はあるのでしょうか…?」と今後の展開に期待を寄せる。

 また、共演者に関しては、「林遣都さんとは18歳の時に時代劇(『銀二貫』(NHK総合))でご一緒したのが初めてで、錚々(そうそう)たるキャストの中で、若くして主演を務められていて、その中で座長としての勇ましさを感じていました。仲野太賀さんとは、16歳の時に初めて共演して、縁が深くて、もう3、4回ご一緒していると思います。10代の時からの仲なので、一緒にドラマができてうれしいです。柄本佑さんは、共演は初めてですが、佑さんがこれまで演じてきた役は、ほかの方では想像ができない印象があって、佑さんがやるとその役が生き生きして血がめぐる感じがしていました。今回演じられる小鳥琉夏役もとても楽しみです」とそれぞれ頼もしい存在であることを伝える。

 そして、視聴者に向け、「今回はちょっとトリッキーな演出がなされる予定で、私たちもどうやって撮るのかまだ知らない仕掛けがあるようです。没入感のある演出です。見ている皆さんと一緒に謎を解くような感覚です。このドラマは、言うなれば、『没入型推理サスペンスラブコメディー』でしょうか? 略して『没コメ』(笑)。臨場感のある中で、皆さんと一緒に、誰が悪い、いいではなく、なぜ、なんで事件は起きてしまったのかを見つめていければと思っています」とメッセージを寄せている。


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