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理想は山﨑夕貴アナ! 春からTNCで活躍中のフリーアナ・小野彩香にインタビュー2018/05/23

 フジテレビの「めざましテレビ」などに出演していたフリーアナウンサーの小野彩香が、4月からTNCテレビ西日本の夕方帯番組「ももち浜S 特報ライブ」(月~金曜午後4:50)の司会として活躍中だ。出演し始めてからひと月半ほど経過した心境や福岡ライフなどについて話を聞いた。

──番組に出演し始めてからひと月半ほど経ちました。感想を聞かせてください。

「ありがたいことに、日々忙しくさせていただいているので、充実しているなと感じています」

──報道番組と情報番組がミックスしたような感じの番組です。政治、経済、国際から芸能、スポーツ、街の話題まで、実に幅広いニュースについてアナウンスされています。幅広いジャンルを扱う難しさってないですか?

「もちろんあります。今までは携わらなくてもよかったような(ハードな)ニュースまでも伝える場面が増えました。(加えて)ローカル番組ですので、地域の方にとって見やすくするにはどうしたらいいかと。(その一つとして)自分の足でロケに出て、街の人の声を聞いて取材をさせてもらっています。また、伝える内容を自分で精査したりですとか、どうやって伝えようかとか、頭の中で考えてしゃべるってことが、今までそんなに多くはなかったので、すごく勉強になっています」

──下読みの際、専門用語の読み方など大変かと?

「そうですね。隣にいるベテランの山口アナ(TNCの山口喜久一郎アナ)が細かくチェックしてくださいますので、視聴者のみなさんに違和感がないように配慮していただいています」

──宮崎出身で東京暮らしを経て福岡へ。地名の問題は?

「地名に関しては日々勉強です(笑)。同じ漢字でも読み方が違う場所がいっぱいあるので、まだまだ全然。これからってところですよね」

──驚いた読み方とか?

「『原』という字の『ばる』と『はら』の読み分けですね。それから『~町』を『ちょう』と読むことが少なくて『遠賀町(おんがちょう)』以外は、ほぼ『まち』と読むこととか。勉強になります」

──それから福岡はプロスポーツがたくさんあります。特に好きなジャンルってありますか?

「野球です、ふふふ。正直、関心がなかったんですよ。こちらに来るまでは。ところが、番組内の『ももスポ』というコーナーを見るうちに好きになってしまって、家でもテレビで見ています。ハマってますね(笑)」

──推しは、やはり同郷の(ソフトバンクホークスの)武田翔太投手とか?

「はい、勝手に親近感を持っています。ただ(同)デスパイネ選手がとても好きになって…」

──番組内でも「かわいい」って表現してましたね。

「そうなんですよぉ。失礼かもしれないんですけど“ゆるキャラ”みたいな感じで、応援してしまっている部分、ありますね。デスパイネ選手のおかげで、ホークスの選手を覚えるきっかけになりました」

──それから「ShowBiz情報局」のコーナーも担当されています。特に興味のあるジャンルは?

「実は“美女”が好きです。モデルさんとか出てくると、山口アナは少し年齢が上なので、ご存じないこともあって(そのモデルの)すごさを伝えるのは面白いですね。あとは映画を見ることも好きなので、(視聴者に)興味をもってもらえるよう伝えることにやりがいを感じています」

──1日の大まかなタイムテーブルは?

「取材がある日はだいたい(午前)9時ぐらいから取材先へ。帰社時間はまちまちですが、昼食後、(午後)1時から報道の打ち合わせがあるので、そこに出て、あとは適宜、オンエアまでの準備をしているという感じです」

──リハーサルは?

「(午後)3時半からやっていて、そこまでに、いろんなコーナーの打ち合わせをやっています。メークは打ち合わせ後と、リハーサル前とかにやってもらっています」

──衣装は、スタイリストさんがいらっしゃる?

「はい、番組の担当の方がいらっしゃるので」

──気象情報の益山(美保)さんと重ならないように気をつけたりとか、しているのかなと?

「ああ、確かに。益山さんは私服なんですよ。なので(益山さんの)色合いとか、かぶらないように調整しています」

(広報担当者から)「益山さん、私服なら、大変ですね」

「ええ、私、彼女の努力をたたえたいですね」

──小野さんも「めざましテレビ」(フジテレビ)で天気を伝えてました。

「そうなんですが、益山さんのプロフェッショナルな仕事ぶりは、(私とは)全然違います。私の場合は、気象予報士さんに原稿を書いてもらって、それを読むのが仕事でしたので。もちろん、その日の天気は把握しているんですけど、益山さんの把握の仕方はレベルが違って。天気のコーナーで私がどんな質問をしても答えられるように準備しているそうです。その臨機応変さは、もう天と地ほど、話にならないくらいの差があります。本当にすごいなと思います」

──ではここで、事前に共演の山口アナに聞いた小野さんへの印象をお伝えしますね。「26歳にしては落ち着きがありすぎる。実は、年、さば読んでんじゃね~の? エンタメ芸能情報になるとテンションが1オクターブ上がる。なぜ? 奇麗な女優や女性タレント、モデルが出るとテンションがやけに上がる。男女、逆じゃね~? ま~とにかく頭脳明晰、頼りになる存在です」とのこと。いかでしょうか?

「あはは。ありがたいですけど、一つ目、サバは読んでないです(笑)。でも、よく言われます。テンパっていても、それが表に出ないんですよ」

──ああ、見ていてそう感じます。

「やっぱりそうですか。よくも悪くも表に出ないので。こういう仕事としては向いているのかなと。緊張してても、あまり分からないみたいで。だから(逆に)地味に失敗している人に見えるという、うふふ。落ち着いていて失敗するから、単に“できない人”になっちゃうんですけど。実はバクバクしてたりするんですよ。あんまり外には伝わらないみたいで」

──エンタメ芸能情報に関しては先ほども出ましたね。

「好きですね。小さい頃からテレビを見て育ったので」

──男性より女性の方に関心が高い?

「なぜか分かりませんが、奇麗な人への憧れが強いのかな。街中でも奇麗な人を見かけたら見入ってしまいます。なんでですかね?」

──最近、若い方では珍しくないようですね。

「そうですね、見とれちゃうんですよね。そういうこと多いです」

──はい、では次に、山口顕プロデューサーにも印象を聞いています。「おっとりとした優しい印象なのかなと思っていたら、ものおじせずズバズバと意見も出してきます。意外と男勝りなのかも。そのうち、僕が怒られるようになるのではないかとドキドキしています。普段は、狭い番組(制作)フロアに、いつもいてくれてスタッフと常にコミュニケーションを取っています。ほぼ毎日の取材にも、疲れた様子を見せず臨んでいることには感心しています」とのこと。いかがですか?

(広報担当者から)「いつも怒ってますもんね?」

「いやいや(笑)、まだ怒ってないです」

──番組(制作)フロアって狭いんですか?

「番組の打ち合わせスペースのことですね。こぢんまりとしていて、お話しやすいですよ。小回りがきくというか」

──何人ぐらい詰めているんですか?

「15人ぐらいですかね」

──ほかの出演者もそこにいるんですか?

「山口アナはアナウンス室にいて、打ち合わせの際に来られます。常時いるのは制作スタッフと、私もそこにいさせてもらっています。常時いる出演者は珍しいかもしれませんね」

──それはなぜ?

「原稿ができる前でも、どういうネタなのか、イメージもつかみやすいし、疑問点をすぐに聞くこともできますので」

──原稿ができれば下読みに入るんですか?

「はい。そこにいれば、いつでも私、行けますという合図にもなりますので。すぐ近くのスペースに移動して下読みを行います」

──なるほど。では、共演してみて、意外だなと思われる方っていますか?

「そうですねえ、うーん(と考えあぐねる様子)」

──例えば有名な方では本村健太郎弁護士とか出演されていますが。

「はい。本村さんってテレビで見ると、イジられて『なんだよ~』ってツッコむようなイメージですが、すごく聡明で、腰が低くて、すごく優しい方だなって感じが伝わってきます」

──(先ほど出た)益山さんには尊敬の念でしたね?

「そうですね」

(広報担当者から)「彼女って、年齢が同じくらい?」

「2コ上くらいですかね。落ち着いているといえば、彼女の方です。しっかりしていて、それこそ自分の意見をズバズバ言うんで。すごいクールなのかと思ったら、温かいし。そういう意味ではギャップありますね」

──かなり尊敬されてますね?

「はい。ご自分の担当のみならず、番組全体まで、すごく考えられていて、視聴者のみなさんがどうやったら見てくれるかとか、(キャラクターの)てんタマくんとのキューカットの演出とかも、ご自身で考えられたりしています。そういう工夫や努力には刺激を受けますね」

──そんな思いをもった小野さんも登場するお天気コーナー、見ものなのかもしれませんね。

「直前ですが『こんなことを聞いてもいいですか』って(益山さんに)確認もしていますし。その日に私が興味をもったことを聞くこともありますので」

──そんなやりとりもすべて生放送ですよね。個人的に生放送って見ていてハラハラしてしまうこともあって、あまり好みではないのですが、この番組は、そういうふうに感じることが少ないです。小野さん自身は、生放送に対する心構えみたいなものってありますか?

「やはり見ている人をハラハラさせないように。失敗することもあるかと思いますが、その失敗を取り繕って奇麗に見せるのではなく、失敗自体も愛してもらえるように。全部が全部、決め決めで奇麗にやろうとし過ぎないように心掛けています」

──ミスってテンパることってないんですか?

「ありますよ、やっぱり。そんな時も山口アナがきちんと対応してくださるので。ただ『さっき起こったことがすぐに情報として伝わる』のが生放送であるこの番組のよさですし、それが分かってもらえるようスタッフ総出で頑張っています」

──小野さんがテンパっているような場面はあまり覚えがなく、とても落ち着いてらっしゃるように見えますが。

「それはうれしいですね。ありがとうございます」

──だから何かコツがあるのかなと。

「オロオロしないっていうのはあります。失敗しても、失敗したことに焦るのではなく、その後、どう回復させようかということに意識を向けるようにしています」

(広報担当者から)「手前みそになりますが、彼女のしゃべりって、ちゃんと入ってくるんですよね」

「本当ですか?」

(広報担当者から)「与えられた原稿も自分の言葉で発信しているからじゃないですか? 先ほどの『スタッフみんなで~』というコメントも、責任感もってやっていないと、なかなか演者さんからは出てこないと思います。そういうところが見ている人の安心感になっているのではないでしょうか」

「ほう(照れ笑い)、ふふ、ありがとうございます」

──なるほど、さて、その一方で春から移住されました。福岡ライフはいかがですか?

「まだ知らないことばっかりなんですけど、街に出やすいので、気軽にお買い物なんかに行っています」

──東京の方が街に出やすかったのでは?

「うーん、何ていうのかな、気負わずにというか、バスが便利というか、そういうのがあるんですかね。基本は出不精。でも、ちょっと行こうかなと思える、気軽さがありますね」

──福岡で何か新たな発見ってありますか?

「食べ物の話でいいですか? 来たばかりの頃はめんたいことうどんにハマっていたんですよ。ところが最近はもっぱらギョーザで。一口ギョーザって福岡のグルメって知らなくって。(専門店ではない)居酒屋さんでもギョーザがめちゃくちゃおいしくて、外れがないんですよ」

──それは地元の人間には分からないですね。

「そうですよね。本当に大好きになっちゃって」

──東京と、そんなに違うんですか?

「よく分からないですけど、東京でギョーザを食べたいって思うことがあまりなかったですから(笑)。それがもう『とりあえずギョーザ!』となるくらい好きになりました」

──でも人と接することが多い仕事ですから、制約もあるのでは?

「はい。ですから、週末のお楽しみです(笑)」

──なるほど、では、お仕事自体、オファーの制限ってないんですか?

「ないです。生放送の時間以外は、できるだけ頑張りたいなと思っています。うちの番組を知ってもらうきっかけにもなりますし」

──「芸能人格付けチェック」(ABCテレビ)のようなバラエティーにも出演されてました。タレント活動もやっていこうと?

「はい、オファーがあれば、やらせていただこうと思っています」

──東京医科歯科大卒で、歯科衛生士の免許所有、特異な経歴をお持ちですよね。今の仕事を目指すきっかけは?

「就職活動前ぐらいに、歯科衛生士として実習を病院内でやっていて、その時に手技と患者指導というのがあるんですけど、患者さんとお話している時にすごくやりがいを感じたんですね。自分の持っている情報を伝えるという、これに特化した仕事ってないかなと思ったんです。そうしたら、母親から『せっかく新卒で受けられる機会なんだから、アナウンサー職も受けてみたら』と助言されて、受験していたら、運よく今の事務所(フリーアナウンサーやキャスターが多く所属する「セント・フォース」)から声をかけていただいたという経緯です」

──では、放送局もたくさん受験された?

「それがですね、あんまり受けていないんですね。思い立つのが遅かったんです(笑)。早くから志望していた人しか採用されないんだろうなと思っていたので」

──何がきっかけになるか、分からないものですね。そんな小野さんが目指されている理想像は?

「昔からフジテレビの山﨑夕貴アナウンサーみたいになりたいと思っていました。もともと山﨑さんがやっているエンタメコーナー(『めざましテレビ』内)がすごく好きで。そしたら、ご縁があって「めざまし~」にも出演できましたし、山﨑さんとも仲良くさせていただいて。近くで仕事ぶりを拝見させていただいたんですけど、とても真剣にいろいろと考えられて、それを短い出演時間で発揮されて。(画面に)見えていない努力がすごくて、尊敬しています」

──コミカルな部分もあるアナウンサーですよね?

「そうなんですけど、コミカルな部分も大真面目にやられるんですよ。準備に準備を重ねて、スタッフさんと入念に打ち合わせて取り組んでいらっしゃるんですね。ご本人も楽しい方ですが、見ている人を楽しませたいっていう気持ちが強いですね。そういう姿勢に感銘を受けました。私が福岡へ行く時と同じタイミングで、山﨑さんも『とくダネ!』に異動されることになって『お互い、違う畑になるけど頑張ろうね』って話もしていただきました」

──では、小野さんの好きなテレビ番組のジャンルを教えてください。

「はい、昔からずっとバラエティー番組、お笑いが好きで、芸人の方が出ている番組が好きです」

──では、系列局以外でよく見る番組は?

「ほぼほぼ、こぼし(見逃し)なく見ているのは日本テレビの『今夜くらべてみました』(水曜午後9:00)」。

──お好きなところは?

「どんなゲストが来ても絶対面白い。制作(スタッフ)の作り方がうまいのかな。あまり知られていないゲストでも、紹介ボードだとか、(MCのチュートリアル)徳井(義実)さんの展開の仕方とかあるんだと思うんですけど、毎回面白くって、ついつい見ちゃいますね」

──では、系列局で好きな番組は?

「フジテレビの『ホンマでっか!? TV』(水曜午後9:00)は昔から好きです。情報が合っているのか合っていないのかは別として、やっぱり『へぇ』と思いながら見ています。日常的な話と専門家の話の交わり方が絶妙だなと思います」

──お笑いというか芸人さんが出てくる番組がお好きなんですね。確か先日も、パラシュート部隊のお二人と一緒に仕事されてましたね。

「はい、初めて絡ませてもらって。福岡で大人気の芸人さんですし、共演させていただいて、ありがたく思いました。ちょうど、ここ(インタビューの部屋)でやりました」

──そんなにお好きなら、小野さんからプロデューサーさんとかに「バラエティーに出してください」なんてことは言わないんですか?

「まだ、言い出したことはないですね」

(広報担当者から)「まだ、ひと月半だしね。『もう言うんだ?』みたいに言われたりしてね(笑)」

「1年ぐらい頑張ったら言おうかな(笑)。報道で真面目に頑張っているところを見せてからバラエティーに出ると、いいギャップになるのかなと思いますけれども。まだちょっと浅いです、私は(笑)」

──分かりました、どうもありがとうございました。

さまざまな質問に対して、遠回しな表現や余分な例えが少なく、どれも的確な回答を返してくれた小野さん。多くの関係者が彼女の“聡明さ”を口にするのがよく分かる。そのうえ快活で真摯。とても“感じがいい”女性だ。彼女の話を聞いてみたい、彼女に話したい、接する人にそう思わせるような魅力をもっている。本人も発するように、安定したアナウンス力に磨きをかければかけるほど、将来、バラエティー番組に出た時、くだけてみせる一面が大きなギャップとなって、彼女ならではの笑いを生み出してくれそうだ。

【プロフィール】

小野彩香(おの あやか)
1991年9月10日宮崎県出身、宮崎大学教育学部附属中学校、宮崎大宮高校、東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科卒、歯科衛生士免許所有、身長162cm、血液型A型、趣味は食べ歩き。
●経歴:フジテレビ「めざましテレビ」天気キャスター、リポーター、フジテレビ「めざましテレビアクア」エンタメ・スポーツキャスター、AbemaTV「柴田阿弥の金曜The NIGHT」、InterFM「MAKE IT HAPPEN」、武田薬品工業株式会社CM「ベンザブロックIPプラス」

【番組情報】

「ももち浜S(ストア)特報ライブ」 
TNCテレビ西日本 
月~金曜 午後4:50~7:00 
毎週月~金曜の午後4時50分から生放送中。同局の報道部、制作部、スポーツ部というコンテンツ部門が協力して制作。多彩なコメンテーターも出演する。

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