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東京パラリンピックの競技を解説【バドミントン】クラスによって異なるプレースタイルに注目。初代メダリストの座を懸けた熱戦は必至2021/08/16

東京2020パラリンピック バドミントン(里見紗李奈)写真:松尾/アフロ

 今大会から正式競技になるバドミントン。障がいの内容や程度で六つのクラス(車いす・2クラス、立位・4クラス)に分かれ、それぞれの男女シングルスなど男子7、女子6、混合1の計14種目が行われる。ルールや使用する道具はオリンピックのバドミントンとほぼ同じ。全種目21点3ゲーム制で、2ゲーム先取した選手・ペアが勝利する、コートの広さはクラスによって変わり、車いす2クラスと立位1クラスのシングルスは、横幅が通常の半分となる。ネットの高さは全クラス共通。車いすクラスはネット近くにシャトルが落ちたらアウトとなるエリアが設けられる。

 車いすクラスは、障がいの程度が重いWH1と軽いWH2の2クラスに分かれる。両クラスの違いは腹筋を使えるかどうか、WH2の選手は腹筋が使えるため、前後に体を大きく動かし、より広い範囲でラケットを動かすことができる。コートの半分を使うシングルスは、左右の幅がない分、相手を前後に揺さぶる駆け引きが行われる。車いす競技では珍しい、車輪を逆回転させて後ろに下がる動きも多く、打点に入るための素早いチェアワークが勝負を分ける。WH2クラスの選手が見せる、車いすで動きながら上体を大きく反らす動き、そこから放たれるショットにも注目したい。ちなみに競技で使用される車いすは、上体を反らす動きの邪魔にならないよう背もたれが低く作られ、前後の体の動きに対応するため、後輪にも転倒防止のキャスターが取り付けられている。

 一方、立位は四つのカテゴリーがあり、このうちSL3・SL4は下肢障がいのクラス。障がいの程度が重いSL3はコートの半面、程度が軽いSL4はコートの全面を使用して競技を行う。義足を使用する選手もおり、選手たちがどんな装具を使い、どう使いこなすかも注目ポイントの一つ。SU5は上肢障がいクラスで、腕に切断やまひなどの障がいがある選手たちが競う。SH6は遺伝子疾患などによる低身長クラス。どちらのクラスも選手たちは軽快なステップワークでシャトルを追い、迫力あるスマッシュを繰り出す。オリンピックのバドミントンと同様、緩急の打ち分け、読み合いと駆け引きも観戦の醍醐味(だいごみ)だ。

 競技レべルが高い国は、バドミントンの強豪国であるマレーシア、インドネシア、中国、韓国など。日本もトップグループの一角を占め、女子シングルス・ダブルスWH1の里見紗李奈、女子シングルスSU5の鈴木亜弥子ら、複数のメダル候補を擁している。選手たちが狙うのは初代メダリストの座。全クラスで白熱した試合が見られるだろう。

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