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【WATCH的イケメン図鑑】Vol.12  デヴィッド・コレンスウェット2019/10/23

一見完璧な人気者だけど実は悩める美男子役に注目!!

【WATCH的イケメン図鑑】Vol.12  デヴィッド・コレンスウェット

「Glee/グリー」の製作陣が新たに手掛けた学園ブラックコメディー「ザ・ポリティシャン」に、超絶イケメンを発見❤︎ その名もリバーくんは高校の人気者で、生徒会長に立候補。未来の大統領を目指す主人公の野心家男子・ペイトンの対抗馬となる。しかし! 顔よし、人柄よし、成績よし、ガールフレンドも美人で一見完璧なリバーも実は人生に悩んでいて、第1話早々に拳銃自殺。以来、ひそかに関係のあったペイトンの心の中に登場する存在に…。

 え~。亡くなったキャラクターを紹介するの!?と思うことなかれ。思い出とはとかく美しいもので、ペイトンが悩んだり、苦しんだりするたび、彼の夢や幻想に登場するリバーくんのなんとまあ切なくすてきなこと。イケメンによるイケメンのためのシーンに、うっとりさせられると同時に涙すら出てくる。ある時はペイトンに優しい言葉をかけたり、そっとキスをしたり、一緒にピアノを弾いたり。そばにいてくれるなら、死者でも幻影でも構わない。そんな心の叫びがペイトンから聞こえそうになってくるのも、美しいリバーの存在あってこそだと言える。

 実はこの展開、ペイトン役のベン・プラットが主演していた舞台ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」からインスパイアされたものだそう。トニー賞にも輝いた「ディア・エヴァン・ハンセン」でもやはり、ベン演じる主人公・エヴァンの同級生が自殺。以来、ひょんな誤解と小さなうそから生じたドラマが、エヴァンに大きくのしかかってくる。そのエヴァンを繊細に演じ、ミュージカル俳優として大ブレークしたベン・プラットは、「ザ・ポリティシャン」の中でも美しい歌声を披露。全校生徒の前で亡きリバーを偲び、ジョニ・ミッチェルの名曲「リバー」を歌っているのだが、これがもう絶品!!

 という名場面からも分かるように、リバーは「ザ・ポリティシャン」にとって非常に重要で、アイコニックなキャラクター。演じるデヴィッド・コレンスウェットもほぼ無名ながら、作品の配信が始まるやいなやたちまち注目を集めている。ヘンリー・カヴィルやマット・ボマーを思わせる超絶イケメンの登場に歓喜し、彫刻のような骨格と透き通った瞳にとろける者たちが今も増殖中。思えば13年前、ソフィア・コッポラ監督が無名時代のジェイミー・ドーナンを「マリー・アントワネット」のフェルセン伯爵役に抜てきしたように、狂おしい運命をたどる王妃マリー・アントワネットに寄り添う役どころを彼に託したように、美しきリバーとしてペイトンに寄り添うデヴィッド・コレンスウェットも、このまま人気俳優の階段を駆け上っていくかも? ということで、彼の名前と顔をぜひ覚えておいて❤︎ そんなこと言われなくても、一度見たら忘れられないでしょうけど!

【プロフィール】

デヴィッド・コレンスウェット David Corenswet  

1993年7月8日生まれ。アメリカ・フィラデルフィア州出身。「エレメンタリーホームズ&ワトソン in NY」(2012~19年)、「ハウス・オブ・カード野望の階段」(13~18年)、「インスティンクト-異常犯罪捜査-」(18~19年)などにゲスト出演。「ザ・ポリティシャン」を手掛けたライアン・マーフィー企画・製作総指揮の新ドラマ「ハリウッド(原題)」(20年)への出演も決まっているほか、監督・脚本家としても活動している。

【番組情報】

【WATCH的イケメン図鑑】Vol.12  デヴィッド・コレンスウェット

Netflixオリジナルシリーズ「ザ・ポリティシャン」
全8話独占配信中

文/渡邉ひかる



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