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劇場アニメにもなった名作「おもひでぽろぽろ」が令和の時代によみがえる!? 昭和のタエ子に後押しされ、夢を追う現代のタエ子の姿を描く!!2021/01/07

 NHK BSプレミアム・BS4Kでは、1月9日にスペシャルドラマ「おもひでぽろぽろ」が放送されます。1987年に漫画が連載されて大きな話題となり、後に劇場アニメにもなった同名作品。原作では算数のテストで25点を取ったり、初めて食べたパイナップルに大騒ぎした小学5年生のタエ子がコミカルに描かれていました。

 今回は2020年を生きるタエ子が64歳になり、30代の娘と10代の孫娘との同居が始まり人生が大きく動きます。娘との小さないざこざを抱え、孫にかつての自分の姿を投影し、「昭和のタエ子」に後押しされながら、「令和のタエ子」は“女優になる!”という新しい夢に向かって一歩を踏み出しますが…。

 放送に先駆け、現代に生きる64歳のタエ子を演じた松坂慶子さんにお話を伺いました。

 「タエ子さんは子どもの頃に演劇をやったことでみんなに褒めてもらって、お芝居は自分を表現できるんだとの思い出があって…。しかし、そのまま花開くこともなく、約50年がたちました。でも、また演劇に出合って新しい人生を切り開いていく姿がすてきだなと思います。原作や映画が好きな方にはそれぞれのタエ子像があると思いますけど、そのイメージを壊さなければいいなと思います」と64歳のタエ子を演じる上での役作りを明かし、「私の方がタエ子より年上だったのですが、同じ昭和の懐かしい時代だったので、子どもの頃を懐かしく思い出せました。ご覧いただく方も思い出話をしながらこのドラマを楽しんでいただければなと思います」と原作や映画の「おもひでぽろぽろ」を懐かしみながら語ってくれました。

 タエ子の娘・杉本夏希を演じた杏さんとは久々の共演だったそうで、「杏さんとは『キルトの家』(NHK総合)以来の共演で当時よりさらに格好いい女性に成長していました。お子さんのことをとても大事にしていらして、子どもの話題などで盛り上がりましたね。とても充実して楽しそうにしていました」と劇中のタエ子が娘に接するような優しさで見守ります。

 劇中ではコロナ禍の現代を描いており、撮影中の様子について「劇中でも小ぶりなマスクをしていたのですが、大きく笑ったり大声を出すとずれてしまいました。本当にスタッフの方に気を付けていただいて、本番の時にフェイスシールドを取るので本番が待ち遠しかったです。一人一人がコロナに気を付けよう、無事に撮り上げようという気持ちで親しみを持って仲良く仕事をできました」と団結して撮影を乗り切ったと述懐します。

 撮影中は大変なこともあったらしく、「難しいとかはなかったんですけど、シェークスピアの『夏の夜の夢』に登場するハーミアをやる時が一番緊張しました。演劇をする俳優さんの前でやるので、いろんなことを教えていただきました」とドラマと舞台では一味変わった緊張感があった様子。

 最後に小学5年生のタエ子と64歳のタエ子が出てくる今作で、役を合わせるために行ったことについて聞かれると「稲垣来泉ちゃんとは以前に共演したので、やりやすかったです。今回、大人っぽくなった稲垣さんと再会できてうれしかったです。共演した子役の方はみんなしっかりしていて本当に頼りになるぐらいでした」ととても感慨深そうでした。

 原作漫画ファンや劇場アニメファンなど幅広い年齢層の人たちが、それぞれの思い出をタエ子に重ねながら、二つの時代のタエ子と家族が生きる姿を見て柔らかい心を取り戻す。そんな魅力が詰まった“懐かしく”て“新しい”令和のホームドラマになっています。スペシャルドラマ「おもひでぽろぽろ」をぜひご覧ください。

あらすじ

 杉本タエ子(松坂)のもとに、娘の夏希(杏)と孫娘のみずき(横溝菜帆)が引っ越してくる。にぎやかな共同生活が始まる中、タエ子は孫にかつての自分を映し、長らく諦め封印してきた夢を解き放つ。「私、舞台に立ちます!」とさっそくオーディションを受け、シェークスピア劇の稽古に打ち込むタエ子。だが、その矢先、公演を予定していた劇場が倒産してしまう。

【番組情報】

スペシャルドラマ「おもひでぽろぽろ」
NHK BSプレミアム・BS4K
1月9日 午後9:00~10:30

NHK担当 S・A



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