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「僕らは恋がヘタすぎる」川島海荷×白洲迅インタビュー 「恋敵の嶋﨑斗亜演じる奏多はある意味強敵」2020/12/05

「僕らは恋がヘタすぎる」川島海荷×白洲迅インタビュー 「恋敵の嶋﨑斗亜演じる奏多はある意味強敵」

 ABCテレビの新たなドラマ枠「ドラマ+」の第1弾作品は、1200万ダウンロードを突破した電子コミック「僕らは恋がヘタすぎる」を川島海荷さんと白洲迅さんのダブル主演で実写化したヘタキュン・ラブストーリー。川島さん演じる気を使いすぎる優しい藤原花と、白洲さん演じるストレートな言葉で気持ちを表現してきた成田洋介。正反対ともいえる2人が、不器用ながらも真っすぐ向き合っていく姿にキュンとした人も多いのではないでしょうか。

 11月29日(ABCテレビ放送)の第6話では、奏多(嶋﨑斗亜)が「お世話になりました」と成田と一之瀬歩(塩野瑛久)の家を出たり、成田は花とケンカをし落ち込んだ表情で帰宅。そして、花のもとを訪れた片山みずき(浅川梨奈)が「妊娠したかも…」と衝撃発言をするという、最終回が早く見たくなるシーンでエンディングを迎えました。

 続きが気になる最終回(12月6日、ABCテレビ放送)は、妊娠したかもしれないという相談を受けた花が、みずきを連れて歩のもとへ。不安な表情を見せながらも歩にその内容を伝えたみずきに対し、歩は「なんだそんなことか」といたって冷静な態度を見せます。「そんなこと」という歩の発言に苦しむみずきは、さらに不安を感じずにはいられません。2人が口論する姿を間近で見ていた花は、まだ付き合っていない2人が言い合いをしている姿に、“もう何年も過ごしてきたカップルらしさ”を感じていて…。

 一方、成田が元カノと会ったことを黙っていてケンカをしてしまった花たち。元カノから付き合っていた頃と自分が変わっていないことを指摘され、失いたくないものが増えた成田は、周りから人がいなくならないように欠点を聞き出していたのです。しかし、花は自分の意見ではなく元カノの意見を聞いて変わろうとする成田に納得がいかず…。

 大人になってしまったからこそ生まれるすれ違いに、もどかしさを感じた方も多いのではないでしょうか。不器用な花と成田、歩とみずきの恋路はどう進んでいくのか…。最終回放送を目前に控えた今回は、川島さんと白洲さんに最終回の見どころや共演者とのエピソードを語っていただいたインタビューを! ぜひ、初回放送前に公開したインタビュー(https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-451266/)と合わせてお楽しみください!

「僕らは恋がヘタすぎる」川島海荷×白洲迅インタビュー 「恋敵の嶋﨑斗亜演じる奏多はある意味強敵」

――初回放送前のインタビューで、白洲さんが「川島さんが恥ずかしがるから、こっちも恥ずかしくなっちゃった」とお話がありましたが…。

川島 「7話ですね。実はそのシーンは台本と違っていて、偶然の産物というか」

白洲 「そうだね」

川島 「雨が降っちゃって、撮影する場所が変わったんです。もともとは人けのない橋で撮る予定が、人の多い駅前で撮影したんです。駅前で話すようなことではないけど、監督が『それすらも利用しちゃおう!』って」

白洲 「あえてそれを生かしてってね」

川島 「そう。浴衣だし目立つし、私はいろんな人の視線を感じていて…。すごく恥ずかしかったんです。でも、今考えると私は何に恥ずかしさを感じていたんだろう(笑)」

白洲 「単純にその状況に恥ずかしさを感じたんじゃない?」

――たくさんの人に見守られながらの撮影は想像しただけでも緊張しそうです。

川島 「見守られながらの撮影は、何か恥ずかしいんですよね(笑)。しかも終わった後に拍手されて。(白洲さんに向かって)覚えてます?」

白洲 「本番が終わった後でしょ?」

川島 「そう。少年みたいな子がすごく拍手してくれてたんです。良かったよってことなんでしょうけど、恥ずかしくて…」

白洲 「一目もはばからず撮影したシーンだからね。でも面白いシーンになってるんじゃないかと思います」

川島 「そうであってほしいですよね。非現実的なところもあるかもだけど、楽しんでもらえたらうれしいです」

「僕らは恋がヘタすぎる」川島海荷×白洲迅インタビュー 「恋敵の嶋﨑斗亜演じる奏多はある意味強敵」

――今のシーンも印象的だとは思うのですが、6話までで印象に残っている撮影はありますか?

白洲 「どうしても今のシーンがものすごく鮮明に思い出されるんですけど…(笑)」

川島 「(撮影も)最後の方だったしね」

白洲 「どのシーンも濃いからなあ」

――台本を読ませていただいて、1話の中にギュッと濃縮されているイメージを持ちました。

川島 「でも、ちりばめられてもいるんです。台本を読んだだけの印象とは違うかもしれないです」

白洲 「そうですね。結構そういうシーンが多いかもしれないですね」

川島 「花は歩の弟である奏多から思われる役でもあったんですけど、斗亜くんの目がピュアすぎて…。恋愛感情とかを抜きにして、役としてすごくドキッとさせられました。台本だけ読んでると、もちろんセリフだしベタな感じには見えるんですけど、実際に告白されるシーンとかをやると全然違うなと思いました」

白洲 「僕は一応、奏多とは恋敵なので(笑)。(斗亜くんとは)実年齢が10歳くらい離れているし、役柄でも年齢は離れているんですけど、(成田と奏多は)全然違う魅力というか…。『え、俺この子と戦うの!?』って。自分にはないものを持っているから、ある意味強敵だなと感じました」

川島 「台本から想像するのとはちょっと違いましたよね」

白洲 「実際に現場で感じて生まれるものが多い作品だった気がしますね」

――共演者の嶋崎さんのお話も出てきたり、SNSなどでも楽しそうな撮影の様子が伝わってきたりしているのですが、現場の雰囲気はいかがだったのでしょうか。

川島 「楽しかったです! 同年代が多い現場で、キャストも多くはなかったし。毎日のように顔を合わせていたので、大変だったからこそ力合わせて楽しく撮影できたかなと」

白洲 「そうね、よりまとまった感じもあるよね。斗亜も含めた5人のバランスも良かったんじゃないかなって」

川島 「みんな平和な人たちでした(笑)。平和主義!」

白洲 「あはは。平和だったね」

川島 「のんびりマイペースだし。お互いが合わせるとかじゃなく…まあ、もしかしたら誰か合わせてくれていたのかもしれないけど。でも現場はいい雰囲気で楽しく撮影できてたんじゃないかなと思います」

白洲 「いい具合にかみ合って、楽しい現場でした」

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