「GTO」生徒役連載第5回・及川桃利「“GTO俳優”として、作品づくりに貢献したい」2026/08/16 10:00

TVガイドWebでは、反町隆史主演のカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「GTO」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)の放送に合わせて、各話で物語の中心となる生徒役のキャストにインタビュー。第5回に登場するのは、8月17日放送・第5話のメインキャラクター・田中航を演じる及川桃利。航は、妹と弟がいる長男で、家族を守らなければならないという思いを強く抱えている生徒だ。
藤沢とおるさんの同名漫画を原作とする「GTO」は、元暴走族の教師・鬼塚英吉(反町)が、生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。本作では、52歳となった鬼塚が、デジタル管理や評価制度が浸透した令和の教育現場に赴任する。
第5話では、家庭の事情から「自分が何とかしなければ」と思い詰める航の姿が描かれる。母の負担を少しでも減らすため、学校を辞めて働くことまで考える航に、鬼塚はどう向き合うのか。及川に、田中航という役への向き合い方、反町演じる鬼塚先生への印象、第5話の見どころを聞いた。

――今回、オーディションで田中航役に決まった時のお気持ちを教えてください。
「すごくびっくりしました。まさか僕が受かるなんて、と思って。脚本家の遊川和彦さんがオーディションにいらっしゃったんですけど、僕がセリフを間違えたりすると結構難しい顔をされていたので、『これダメだな』と感じていたんです。だから、合格したと聞いた時は本当に驚きました」
――オーディションの段階では、作品名は伏せられていたそうですね。
「はい。でも、募集条件を見た時から『これ、GTOですよね』と思っていました。これ、本当に余談なんですけど、『グレート・ティーチャー・鬼塚』で『GTO』じゃないですか。僕も『グレート・桃利・及川』で『GTO』なんですよ(笑)。一次オーディションで皆さんに伝えた記憶があります」
――ちゃんとハマっていたんですね(笑)。歴史ある「GTO」に生徒役として参加する上で、どんな思いがありましたか。
「自分で言うのもなんですけど、“GTO俳優”として、1998年版の『GTO』を見ていた方にも、原作のファンの方にも認めてもらえるような作品づくりに貢献したいと思いました」
――演じる田中航は、どんな人物だと捉えていますか。
「航は長男です。妹と弟がいて、父親が借金を作って家を出て行ってしまったので、お母さんにすごく負担をかけてしまっている。その負担をなんとか解消しなきゃいけない、長男として家族を守らないといけない、支えないといけないと強く思っている少年です」
――航の“長男として家族を守ろうとする思い”を、どう表現しようと考えましたか。
「僕は実生活では3人兄弟の末っ子で、航は長男なので、本当に正反対なんです。でも、台本を読んでいて、航は僕の兄と似ているところもあるなと感じました。家族思いなところは僕の兄も一緒なので、兄を少し意識して航を演じようかなと思っています」

――反町隆史さんと最初にお会いした時の印象と、実際に現場でお芝居を見た時の印象に変化は?
「最初は、とにかく“カッコいい!”と思いました。実際に現場に入ってお芝居を見ていると、平成から令和へと時代は変わっているので、変わった部分もあると思うんです。でも、鬼塚英吉のはちゃめちゃさ、破天荒さは令和の今でもしっかり残っていて、今の時代に必要な先生なんじゃないかなと思います」
――反町さんご自身も、生徒役の皆さんをよく見てくださっているんですね。
「反町さんは、一人一人の生徒にすごく気を使ってくださっている方だと思いました。健太役の森本陸斗くんは大事なシーンの日に連絡をいただいたらしくて。僕もこれから本当に大事なシーンを撮っていくので、反町さんにいろいろアドバイスをいただけたらなと思っています」
――第5話では、航が一人で抱え込んでいるものに鬼塚先生が向き合っていきます。最後に、見どころを教えてください。
「航は真っすぐでピュアな子なので、あまり人を頼りたがらないんです。お母さんの支えになるために、学校を辞めてバイトをして家庭を支えたいと考えている。僕は悩んだらすぐ両親に頼るタイプなんですけど、航は一人で溜め込んでしまうところがあるんです。もう少し外にも頼っていいんじゃないかと思うんですが、そこに鬼塚先生が現れて、最後の方では航にとって頼れる存在になっていきます」
第5話あらすじ(8月17日放送)
謹慎明けの鈴木百花(大島美優)が新たにマスゲーム部の一員となり、職員室では、ともに生徒の窮地を救った鬼塚(反町隆史)と村山春樹(夙川アトム)の間に奇妙な絆が芽生えていた。少しずつだが校内に鬼塚の型破りなやり方に理解を示す人が増え始め、校長の大久保安博(宇梶剛士)もまた、鬼塚に興味を抱き始める。
そんななか、クラスで三者面談が行われることになり、鬼塚と柏原実央(生見愛瑠)は事前に生徒自身の進路の意向を聞くため、一人ずつ面談をすることに。すると、その話にどこか浮かない表情を見せていた田中航(及川桃利)が、2人を前にして突如、退学届を取り出す。いじめられているわけでもなく、勉強で苦労している様子もないのになぜ――。航本人は「うちの学校にいても楽しくないし、時間の無駄」とその理由を説明するが、鬼塚は到底納得できない。すると、出向職員の宮澤龍之介(工藤阿須加)からの情報で、航が学校生活に必要な費用を滞納していることが分かる。
経済的な理由でやむなく退学の道を選んだと知った鬼塚は、三者面談で保護者を交えて話をしようと航を諭す。しかし、退学届をなかなか受理しない担任教師にいら立ちを募らせる航は、あからさまな態度で鬼塚に反抗するように。挙げ句、クラスメートにも悪態をつき始め、見かねた鬼塚は、退学を思いとどまらせるため、航にある提案を持ちかけて……。

【プロフィール】
及川桃利(おいかわ とうり)
2010年11月5日生まれ。東京出身。O型。主な出演作に、ドラマ「あおぞらビール」(NHK総合ほか/26年)、「GIFT」(TBS系/26年)など。10月9日公開の映画「遥かな町へ」では主人公の少年時代を演じている。
【番組情報】
「GTO」
カンテレ・フジテレビ系
月曜 午後10:00〜10:54
取材・文/斉藤和美 撮影/尾崎篤志
【掲載誌情報】
「デジタルTVガイド2026年9月号」
全国の書店・ネット書店でご購入いただけます。
特価750円
誌面では「GTO」出演の生徒役キャスト11名一斉インタビューを紹介しています。
稲垣来泉、及川桃利、大島美優、梶原叶渚、川口和空、北里琉、柴崎楓雅、難波碧空、西浦心乃助、堀口真帆、森本陸斗が登場。
各話で活躍する彼らのドラマにかける思いはもちろん、将来への展望などパーソナルな部分も深堀りしています。ドラマと合わせてチェックしてみて!

SPインタビューラインアップ
■「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2」大森南朋&相葉雅紀
■「ラストノート」出演の内田有紀&寺西拓人
■「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」志田未来
■「告白-25年目の秘密-」塩野瑛久
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