Feature 特集

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏2026/02/25 12:00

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

 人の陰我(いんが)を喰らう魔獣「ホラー」と、ホラーから人々を守る「魔戒騎士」の戦いを描く大人気特撮ホラーアクション「牙狼<GARO>」。2024年放送の「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」の続編となる最新作「牙狼<GARO> 東ノ界楼」(ともにTOKYO MX・BS日テレ)の放送開始を記念して、主人公・黄金騎士ガロ/道外流牙を演じる栗山航と、魔戒法師エルミナ役でシリーズ初参戦となる宮原華音、魔戒法師レクトルに扮(ふん)するこだまたいちの3人に話を聞いた。

「牙狼<GARO>」は僕の人生の一部。オファーが来る限り、やり続けたい。(栗山)

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――まずは栗山さんにお伺いします。約2年ぶりの新作ですが、続編制作の一報を受けた時のお気持ちは?

栗山 「やるしかないな、と思いました。『牙狼<GARO>』はもはや僕の人生の一部。この作品に関しては、オファーが来る限り、やり続けたいと思っているので、『やりますよ』と言われた時は、『分かりました。頑張ります』と即答していました」

――前作が終わった後、いつかまた流牙を演じたいという気持ちはありましたか?

栗山 「それは難しい質問ですね。続編がある場合、大体はオールアップや打ち上げの時などに『次もやるからね』という予告的なものがあるのですが、『牙狼<GARO>』に関してはそういうことが一度もないんですよ。だから今回も、ふとした瞬間に『やるよ』と告げられて、『分かりました。やります!』という感じでした」

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――宮原さんとこだまさんは「牙狼<GARO>」初出演ですが、今作のオファーをどのようなお気持ちで受け止められましたか?

宮原 「私は正直、『やっとオファーをいただけた!』と思いました(笑)。たくさんの特撮作品に出演させていただく中で、ファンの方からも『「牙狼<GARO>」に出てほしい』という声は以前からあったのですが、残念ながら出演させていただいたことがなくて。周りの方々が出演されているのを見て、『いいな』『やってみたいな』とずっと思っていたので、お話をいただいた時は本当にうれしかったです」

こだま 「僕は失礼ながら、お話をいただいて初めて『牙狼<GARO>』という作品を知ったんです。まず、アクション未経験だったので、自分がアクションをやるなんて、にわかには信じがたいような感じで……。でも、新しい挑戦ができるというのは、俳優としても、人生においても幸せなことですし、やるからには自分にしかできないキャラクターにしたいので、がむしゃらにぶつかっていこうという気持ちになりました」

エルミナの頑固なところは、自分とちょっと似ている気がする。(宮原)

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――栗山さんにとって、流牙はどんな存在ですか?

栗山 「道外流牙は、『牙狼<GARO>』の世界の中で最も強いとされる『黄金騎士ガロ』の称号を継承した魔戒騎士ですけど、最初の『牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜』(2013年)の時は、流牙も僕自身もまだまだ半人前で。そこから一緒に成長して、黄金騎士になったという経緯があるので、思い入れはすごくあります。僕が流牙に育てられた部分もありますし、僕が流牙を成長させた部分もあるような気がしていて、一心同体のような感じですね」

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――宮原さんにとって、エルミナはどんな存在ですか?

宮原 「エルミナは真面目で、曲がったことが嫌いなイメージ。頑固なところは自分とちょっと似ている気がします。『こうと決めたらこう。正解はこうでしょ!』という強さがある一方で、すごく人間らしい、女性らしい一面もあるのが魅力です。ただ、最初に自分の中でエルミナを作る際に、『泣かない』『弱音を吐かない』という強いイメージを作りすぎてしまったことで、彼女が持つ女性らしさや弱さ、嫉妬心、葛藤。そういった心の揺らぎをどう表現していくかについては、かなり悩みました。これまでにないタイプの役だったので、すごく難しかったです」

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――こだまさん演じるレクトルは、とにかく怪しいというのが第一印象です(笑)

こだま 「そうですよね(笑)。レクトルに関してはネタバレ厳禁なので、お話しできることが本当に少なくて……。今言えることは、レクトルは、南方から来た謎の魔戒法師。以上でございます!」

全員 「(笑)」

こだま 「これは予告映像でも見ることができるんですけど、レクトルはどうにかして流牙に近づこうとしているんですね。雰囲気としては、ちょっと突っ張っているような感じなんですけど、それって自信のなさの表れでもあるかなと僕は思っていて。そういう、自信があるようでないようでという気持ちは、昔、地元から上京したての頃の自分とどこか通じるものがあって、すごくいとおしいなって思います」

――ちょっと、ひょうひょうとした雰囲気が、こだまさんのキャラクターに合っていらっしゃるなと思いました。

こだま 「ありがとうございます。その通りです!(笑)」

「牙狼<GARO>」をきっかけに、キックボクシングを習い始めました。(こだま)

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――アクションは初めてとのことですが、先ほど、宮原さんとキックボクシングのお話をされていませんでしたか?

こだま 「そうなんです。実はキックボクシングを習い始めたんですよ。『牙狼<GARO>』という作品を通して、身体を動かすという習慣を初めて得まして。気分的にもすごくいいし、ほかの役にも生きるだろうなと思って、趣味として何か続けていきたいなと思っていたところで、宮原さんにキックボクシングのジムを紹介してもらったんです。それまでは趣味でビリヤードをやっていたんですけど、現場中、栗山さんにビリヤードで負けちゃったんですよ。割と自信があったんですけどね、負けちゃって……」

全員 「(笑)」

こだま 「何でもできるんですよ、栗山さんって(笑)」

栗山 「そんなことないですって!」

――なるほど。得意のビリヤードで負けてしまったので、キックボクシングでリベンジしようと?

栗山 「うわ、何それ。怖っ!(笑)」

こだま 「どうしても流牙に勝ちたいっていうね(笑)」

――栗山さんはキックボクシングはやらないのですか?

栗山 「いやー、僕はちょっといいかな」

こだま 「ひよっているんですか?(笑)」

全員 「(爆笑)」

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――こうして皆さんがお話ししている様子を見ていると、現場もいい雰囲気だったのかなと想像できるのですが、実際のところいかがでしたか?

栗山 「どうでしたかね?」

宮原 「私は最初、栗山さんが怖かったんです」

こだま 「分かります!」

――そうなんですか?

宮原 「威圧感とかじゃないんですけど、現場モードの時は結構ピシッとされているので、ふざけちゃいけない空気を感じていました。ただ、私は(莉杏役の)南里(美希)さんと元々知り合いで、南里さんと栗山さんが話しているの見ているうちに、『栗山さんって結構優しい人なんだ』というのが分かって、そこから普通に会話ができるようになりました」

――近寄りがたいイメージなんですかね?

栗山 「よく言われます。『牙狼<GARO>』の現場では特に」

こだま 「そういうふうにあえてしているんですよね?」

栗山 「そうです。見てもらえば分かると思うんですけど、実際の僕は近寄りがたいタイプの人間じゃないですからね?」

全員 「(笑)」

栗山 「ただ、アクションってちょっとしたことが大きなけがにつながるので、『牙狼<GARO>』の現場中は、ふざけるのだけはやめようと思っていて。僕自身が結構ふざけちゃうタイプなので、我慢しているんです」

――自分を律している?

栗山 「はい、ふざけないように我慢しています」

――その雰囲気が、ちょっと近寄りがたいみたいな印象になっているのですね。

栗山 「そうだと思います。ただ、南里ちゃんとは付き合いが長いので、彼女と話していると油断して素が出ちゃうんですよ(笑)。だから撮影が終わる頃は、結構出ちゃっていましたよね?」

こだま 「完全に出ていました(笑)」

栗山 「よくないんですけど、楽しくなると出ちゃうんですよ(笑)」

――それだけ皆さんが仲良くなったということですね。

栗山 「そうなんです。だから、いろいろ出ちゃいました(笑)」

久々に再会した流牙と莉杏。二人を待ち受ける運命は?

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――今作は全編グリーンバックで、リアルタイム合成システムを使った撮影だったそうですが、具体的にはどんなものなのでしょうか?

栗山 「グリーンバックにリアルタイムで3D背景を映し出せるので、その場でおおよその合成が分かる。簡単に言うと、背景がすでについているという状態ですね」

こだま 「撮影前にモニターを見ながら、『こんな背景でやりますよ』という説明があるので、どんな映像になるかは大体想像できるんですけど、実際に撮影した映像をプレーバックして見た時はちょっと感動しました。完成作はまだ見ていないので、法術のシーンや細かいCGの部分がどうなっているのか、すごく楽しみです」

宮原 「現場で見せていただいた時は、『こんなに細かく、しかも奥行きまで分かるんだ!』と感動しました。予告映像を見たら、現場にはなかった風や砂が舞うシーンがリアルに映し出されていて、こんなに一体感があるんだ、とさらに感動しました」

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――魔戒法師のアクションはいかがでしたか?

宮原 「エルミナの武器は鉄扇で、斬ったり殴ったりいろいろな使い方ができるので扱いが難しいのですが、鈴村監督やアクション部の皆さんが丁寧に教えてくださったので練習は楽しかったです。とにかくたくさん練習しましたし、本番でも遠慮なく思いきりやらせてもらえたので、すごく気持ち良かったです」

――こだまさんはいかがですか?

こだま 「初心者の僕はあれこれ考えるよりも本気でやった方がいいということで、鈴村監督がうまくコントロールしてくださいました。ちゅうちょせず本気でぶつかるということを丁寧に教えていただいて、とても感謝しています」

栗山 「こだまさんは『僕、未経験なんですよね』っていうところからスタートしたので、とにかくけがだけはしないでほしいというのと、アクションが楽しくなったらいいなと思いながら見ていました。役者ってやっぱりすごいなと思ったのが、本番になると、練習の時にはなかった雰囲気が出てくるんですよね。『あれ、こんなに動けたっけ?』っていう。アクション練習で手合わせした時の感覚と全く違って、きっちり仕上げてきたのは、さすがだなって思いました」

こだま 「ありがとうございます!」

――栗山さんご自身は、久々の牙狼としてのアクションはいかがでしたか?

栗山 「余裕でしたね」

――やはり、積み重ねてきたものが違うと。

栗山 「ええ、全然違います!(笑)」

全員 「(爆笑)」

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

――最後に、今作の見どころを教えてください。

宮原 「私にとってエルミナはこれまでにない雰囲気の役柄だったので、まずはそこを楽しんでいただきたいです。そして、エルミナが周りの人たちとどう関わり、どう成長していくのか。それぞれのキャラクターの悩みや葛藤をぜひご覧ください」

こだま 「ホラーがカッコいいとか、意外とかわいいとかそういうのも見どころとしてありますが、登場人物それぞれが自分の心の闇や弱さと向き合っていく物語でもあるので、彼らの姿が、皆さんが日々の悩みと戦う中でのヒントというか、後押しになれたらいいなと思っています」

栗山 「莉杏が戻ってきてくれたこと。それが、今回の流牙シリーズの最重要点だと思っているので、久々に再会した流牙と莉杏がどんな結末を迎えるのか。そこに至るまでの2人の悩みや葛藤を見ていただけるとうれしいです」

<Column> 好きなヒーローを教えてください!

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

宮原 「仮面ライダーシリーズが大好き! 戦ってみたいのは、『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャーです!」

こだま 「僕は『パーマン』ですね。中でもパー子が大好きです」

栗山 「僕、そういうの全然ないんですよね。『牙狼<GARO>』の登場人物で好きなのは山刀翼。顔が大好きです(笑)」

【プロフィール

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

栗山航(くりやま わたる)
1991年6月15日生まれ。東京都出身。モデルとしての活動を経て、2013年にドラマ「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」(テレ東系)の道外流牙役で主演デビュー。

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

宮原華音(みやはら かのん)
1996年4月8日生まれ。東京都出身。15歳で三愛水着イメージガールとしてデビュー後は、高い身体能力を生かして、アクション作品を中心に活躍。23年春にプロ格闘家としてデビューし、39秒KO勝利が話題となった。

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

こだまたいち
1991年3月13日生まれ。愛知県出身。雑誌「MEN’S NON-NO」(集英社刊)専属モデルとしてデビュー。俳優のほか、フォークシンガーとしても活躍中。

【番組情報】

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

「牙狼<GARO> 東ノ界楼」
TOKYO MX
木曜 午後10:00~10:30
BS日テレ
木曜 深夜0:30~1:00

【プレゼント】

流牙と莉杏のタッグ、再び。栗山航&宮原華音&こだまたいちが語る「牙狼<GARO>」制作現場の舞台裏

栗山航さん、宮原華音さん、こだまたいちさんのサイン入り生写真を2名にプレゼント!

TVガイドWebの公式X(@TVGweb)をフォローし、下記の投稿をリポスト。
https://x.com/TVGweb/status/2026493017130242201

【締め切り】2026年3月25日(水)正午

取材・文/オカムラユリ 撮影/藤木裕之

この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.