「ゴジュウジャー」木村魁希が演じる追加戦士・熊手真白は「常人には理解されにくいキャラクター」2025/06/06

1975年に「秘密戦隊ゴレンジャー」が放送されてから今年で50年。“スーパー戦隊シリーズ”はこれまで多くのヒーローを輩出し、日本の子どもたちに夢と希望を与えてきた。そんなシリーズ50周年記念作となるのが、今年2月にテレビ朝日系で放送が始まった「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」。
動物や恐竜=獣(けもの・ジュウ)をモチーフにしたヒーローが絶賛活躍中だが、6月8日放送の第16話より追加戦士・熊手真白(ゴジュウポーラー)が登場することとなった。“神になる男”と自称する熊手は一体どんなキャラクターなのか!? 演じる木村魁希さんに、熊手の役柄やスーパー戦隊に対する熱い思いなどを聞いた。
――スーパー戦隊シリーズは今年で50周年。24歳の木村さんにとって、スーパー戦隊ヒーローはどんな存在でしたか?
「僕の世代でど真ん中なのは、『爆竜戦隊アバレンジャー』(2003年)、『特捜戦隊デカレンジャー』(2004年)、『魔法戦隊マジレンジャー』(2005年)の3作です。でも、僕は男4兄弟の長男なので、小さい弟と一緒に『轟轟戦隊ボウケンジャー』(2006年)くらいまで一緒に見てはいたんです。弟たちと一緒に“ヒーローごっこ”もやりましたね(笑)」
──「ゴジュウジャー」への出演が決まって、家族にも報告しましたか?
「一番下の弟は今、高校生なのですが、学校で言いふらしそうなので(笑)。親だけに報告したら、すごく喜んでくれました。スーパー戦隊シリーズに出るのが夢だったことを親も知っていましたから。でも、喜びを通り越して、話が通じなかったかも(笑)。『え、ごめん。どういうこと?』みたいな。それぐらい驚いていました」
──スーパー戦隊シリーズのどのようなところに憧れがありますか?
「『アバレンジャー』のイエロー(アバレイエロー=樹らんる/いとうあいこ)がカレー好きだったのが印象的でした。子ども心に、スーパー戦隊の世界は非現実だとは思っていたんです。でも、食べているものは僕と同じじゃないかって。そういう親近感が子ども心に刺さり、変身して強くなる姿に男心をくすぐられて。それと、恐竜や魔法といった、子どもが大好きなものがモチーフになっているのも見どころですよね」

──「ゴジュウジャー」のレッド(ゴジュウウルフ=遠野吠/冬野心央)は挫折だらけのはぐれ者ですよね。
「アウトローなキャラクターですよね。ほかにもいろいろなキャラクターが登場しますけど、『誰でもヒーローになれるんだよ』というメッセージがある物語で、それが魅力なんだと思います」
──木村さんが演じる熊手は登場からいきなり強烈なインパクトを放ちます。
「熊手はゴジュウジャーたちとは混ざりあわない、彼らとは次元の違うところにいる存在だと思います。だから、仲間になっていくというより、彼らを認めていくというのが現時点での僕の解釈です。今後、熊手がどういう立ち位置でストーリーが進んでいくのか、まだ分からないことが多いですけど、僕自身も楽しみです」

──熊手は自分を “神”と称していますが、そのぶっ飛んだキャラクターとどう向き合っていますか?
「クランクインする2日前に、田崎(竜太)監督、レッドの冬野くんと一緒に読み合わせをしたんです。『ハッハッハ!』と豪快に笑うような、元気ハツラツのハジけたイメージで演じてみたら、『もうちょっと威厳を高めようか』という話になって。今も同じで、ほかのキャストやスタッフの方々と一緒に熊手を作っていっている感じで、撮影を重ねながらキャラクターの人格形成をしています」
──熊手が登場するのは第16話から。先に撮影に入っていたゴジュウジャーメンバーたちからアドバイスを受けることも?
「スーパー戦隊ならではの特徴がある撮影で、例えば、アフレコや戦闘シーンでのアクションなど、すぐに対応するのが難しい瞬間もあるんです。ゴジュウジャーのみんなはそれを15話積み重ねてきているので、『分かるよ』と寄り添ってくれますね。『自分はこうしているよ』とアドバイスをくれることもあって助かっています」
──ヒーローたちは自分を表す“キメセリフ”を持っています。熊手はどんなキメセリフを使っていきますか?
「他のゴジュウメンバーにグループメッセージで聞いたんですよ。『(インタビューをしていただく際などの)キメセリフって自分で決めているの?』って。みんな、『自分発信で決めているよ』と言っていたので僕も自分で考えてみたんです。セリフのなかにいくつか印象深いものがあるんですけど、ヒデ(ゴウジュウレオン=百夜陸王/鈴木秀脩)は『“神様仏様熊手様”なんかいいんじゃない?』と言ってくれました。たしかにインパクトがあるなと思いつつ、“ゴッドネス熊手、神をも恐れぬ世直し人だ”もいいなと。でも、今のところ、“俺様がお前の神になってやる!”がしっくりきていますね。これから何度もキメセリフを言う機会があると思うので、その都度変えてもいいのかなと思っています」

──「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」というタイトルにちなみ、“自分はこれにおいてはナンバーワンだ”と胸を張れることがあったら教えてください。
「そうですね……“愛”ですかね!?」
──愛にかける思いがナンバーワン!?
「あれ? ちょっと答えがズレていますかね?(笑)。僕、人とのつながりを大事にしたいと思っていて。お仕事もですが、すべてにおいてつながりや出会いを意識していきたいと思っているんです。ゴジュウジャーメンバーの中でナンバーワンだなと思うことも挙げますね! そうだな、ファッションナンバーワンだと思います!」
──おしゃれ番長なんですか?
「服が好きなんですよ。朝早い日も続きますけど、家を出る前に10~20分ぐらい服を見つめてからその日着るものを選ぶんです。『今日もがっつりがんばるぞ!』って思いながら気合を入れて服を選ぶことが自分のなかのスイッチを入れることにつながるというか。仁(ゴジュウイーグル=猛原禽次郎/松本仁)も最初はそうしていたらしいんですけど、『続かないよ』と言われています(笑)。でも、これは譲れないので頑張ります!」
──では最後に、熊手真白としての読者へメッセージを。
「熊手は、常人には理解されにくいキャラクターかもしれません。でも、そういった部分をあえて意識して演じていますし、スケールの大きな夢を持つことの大切さが伝わったらいいなと思います。見方によっては『熊手ってこういうことを考えていたのか』と印象が変わることもあるかもしれないので、ぜひ、何度も見てもらえたらうれしいです!」

【プロフィール】
木村魁希(きむら かいき)
2001年5月16日生まれ。茨城県出身。現在、日本テレビ系「ZIP!」内の流行ニュース紹介コーナー「キテルネ!」にリポーターとして出演中。

【番組情報】
「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」
テレビ朝日系
日曜 午前9:30~10:00

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取材・文/TVガイドWeb編集部
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