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前山剛久の待望の1st写真集「Dream of me.」がついに発売! 自ら作り上げた珠玉の1冊に込められた思いとは?2018/11/01

 舞台「刀剣乱舞」や「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」など、今ムーブメントを起こしている2.5次元舞台作品に数多く出演している人気俳優・前山剛久。11月1日に発売となった待望の1st写真集「Dream of me.」は、自らが構成や衣装、メーク、ロケ地などの案を出し、完全セルフプロデュースで作り上げたこだわりの1冊だ。自分自身の作品として真摯にもの作りに挑んだ前山に、この写真集に懸ける思いを聞いた。

── 写真集の発売が決定した時は、どのように思いましたか?

「うれしかったです。ずっとやりたいと思っていたお仕事の一つだったので。今、27歳という年齢で達成できたことも含めて、本当にうれしくて。今回は、セルフプロデュースという形で、テーマやコンセプトを提案させてもらったんですが、それは、色々と経験してきた今だからこそ、できたことなんです。応援してくれる方たちへの感謝の気持ちも、しっかりと込めることができました」

── 舞台と同じように、一つの作品として、どう作り上げたら喜んでもらえるか。そこを真剣に考えたとか。

「マネジャーさん、スタッフさんと、皆さんのバックアップ、サポートも大きかったです。僕の提案に対して、『それならもっとこうした方が』とか、『こうすれば、もっと良くなる』っていう意見をいただけた。セルフプロデュースとはいえ、独りよがりにはなりたくなかったので。ソロ写真集だからといって、自分のやりたい表現を前面に出すのは本意ではないんです。スタッフさんたちとのセッションも含めての、セルフプロデュースという形です」

── 写真で、いろんな自分になるというのはいかがでしたか?

「役者としていろんな面を見せたい、という思いはありました。男性的、女性的といった対極的なものや、今まで自分が培ってきたものを、この1冊にまとめることができました」

── 前山さんにとって、写真の良さ、面白さというのは?

「説明され過ぎないところですね。この写真集のテーマは“夢”なんですけど、それが僕の夢なのか、これを見てくれた皆さんの夢なのか。それを1枚の写真で考えたり、想像したりできるのが写真の良さだなって。どういう意図で作ったかも書いてはあるんですけど、まずは自由に画で楽しんでほしい。ストーリー仕立てにしていますからね。ただ、もしこれに文字が入っていたら、説明され過ぎだと思うんです。でも、文字のない写真だからこそ、その前後も想像できるじゃないですか。だから写真集って、1冊も同じものはない。見た人それぞれに感じること、思うことが違ってくるので、その人だけの作品になるんです」

── キメた表情のカットだけじゃなく、いろんなポーズやパーツが見られるのも、写真集の楽しいところですね。

「たくさん撮っていただけたので、撮影中も色々と感じたままを出すことができました。ベースの部分を自分が提案しているだけに、全体像が想像できるんですよ。だから、『あ、こういうのがあってもいいかな?』と、色々と遊びを入れられた。作り手でいられたのは良かったですね。同じようなカットにならないよう、バリエーションを考えて臨めたので」

── 少しファンタジックな要素のあるカットは、写真集ならではですね。

「そうですね。写真集だからこそ、作り込んだ写真や、オシャレな写真も入れたいと思ったんです。そこも、周りの意見を聞いて、客観的な視点も必要で。そこから生まれるものも大切にしました」

── 意図せずに生まれたカットもあるのでしょうか。

「最後の夕暮れのショットは、僕の想定にはないものでした。自分が思っていたより、想像の膨らむ1枚になりましたね。自分一人では考えつかないものだったので、撮影的にも最後だったし、切ない表情になっているんです。『ああ、これで終わるのか…』っていう。千秋楽の顔をしています(笑)」

── どこか遠方にロケに行くのではなく、東京近辺で撮影したんですね。

「あえて、そうしました。だから時間をかけて、ゆっくり撮影できたんです。僕がやりたいことをスタッフさんみんなが分かってくれていたので、的確に、撮り進められた。皆さんが、僕がやりたいことに全力で取り組んでくれたんです。とても愛のある現場でした」

── インタビューでは、幼少期のことも語られています。現在の前山さんの印象とギャップがあり、そこも新鮮でした。

「当時は今ほど、周りのことを考えられる子どもではなかったですね(笑)。でも、自分が不器用だった分、いろんな人に支えられているっていう意識はありました。でも、それを伝えるというか、表に出すことができなかった。ずっと、自分に自信がなかったんです。自分の殻に閉じこもっている方がラクだったというか。要するに、極度の人見知りだったんです(笑)」

── これから写真集を手に取ってくれる人に、伝えたいことは。

「今、ここを見て!とこちらが提案することより、最初はサラッとニュートラルな状態で見てもらいたいです。その上で、どんなことを感じたか、楽しんでもらえたかが気になりますね。読んでくれた人の感想が知りたいです」

── イベントも控えていますしね!

「はい。ずっと個人でのイベントをやってみたいと思っていたので、うれしいです。ファンの方とは直接触れ合いたいし、面と向かって感謝の気持ちを伝えたかったから。来てくれたら、『ああ、こういう方たちが応援してくれたんだな』って、実感することができる。皆さんにお会いする時間、本当に楽しみです!」

【プロフィール】

前山剛久(まえやま たかひさ)

1991年2月7日生まれ。大阪府出身。水瓶座。O型。主な出演作品は「仮面ライダーウィザード」(テレビ朝日系)、舞台「刀剣乱舞」「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」など。2019年1月11~27日に東京・紀伊国屋サザンシアターで、主演舞台「妖怪アパートの幽雅な日常」が上演するほか、出演舞台「機動戦士ガンダム00 –破壊による再生-」が2月15~18日に東京・日本青年館ホール、2月23、24日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。

【作品情報】

前山剛久1st写真集「Dream of me.」

発売日:11月1日(一部、発売日が異なる地域あり)
定価:本体2,800円+税
撮影:宮坂浩見 発売元:東京ニュース通信社
全国の書店、ネット書店ほか、TOKYO NEWS magazine&mook (https://zasshi.tv/)で購入可能。

取材・文/根岸聖子 
撮影/中越春樹

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