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「ブギウギ」出演中の富田望生「小夜の第一声を読んだ瞬間に、映像がバーッと広がるような感覚がありました」2023/11/28

「ブギウギ」出演中の富田望生「小夜の第一声を読んだ瞬間に、映像がバーッと広がるような感覚がありました」

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。そんなヒロイン・福来スズ子(趣里)に弟子入り志願する小林小夜役の富田望生が、役柄への思いや作品の見どころを語った。

 制作が発表された時から本作に参加したいと思い、出演が決まった際には「来たーっ!」と喜んだという富田。「笠置シヅ子さんの楽曲は私の世代でも聴いたことがあるくらいなじみがありますし、私の曾祖母は戦争まっただ中を生きた女性で、歌に支えられたという話をよく聞いて育っていたので、この作品に参加できることがとてもうれしいです」と笑顔を見せる。

 自身が演じる小夜については、「台本を読ませていただき、最初の小夜の第一声を読んだ瞬間に、映像がバーッと広がるような感覚がありました。私の地元である福島のことばを使う小夜ちゃんにとても親近感を感じますし、自分自身と近い部分もあって、なんて奇跡のような役なんだろうと思っています。自分が小夜と似ているところは、とにかく行動してみるところです。『やりたいと思ったことはやってみる』という部分は、私の性格と同じですね。福島ことばに関しては、小夜のセリフにある『○○してくんちぇ』(○○してください)は使っていました。同じ福島の中でも、浜側と内陸側では発音などが違っていたりするのですが、スタッフの方からは私の出身地のことばで大丈夫ですと言っていただけたので、言葉に関してはストレスフリーです」と明かした。

 ヒロイン・スズ子を演じる趣里の印象を問われると「もう、最高です! ヒロインは本当にものすごく大変だと思うんです。スケジュールもそうですし、スズ子はいろいろな出会いや別れを繰り返す人生なので、つらいシーンも多いと思うんです。でも、趣里さんは本当に太陽のような方で、すぐにニコッと笑ってくれて毎回心を射抜かれているような感じです。きっと、これが人々を魅了する力というか、オーラというか、心というものなのかと思いました。人を射抜く力、つかむ力、人を付いてこさせる力というか、こっちが付いていきたいと思ってしまう、そんなパワーを持たれている方だと思います。本当に目が合うたびに『まぶしい! すてき!』と思っています!」とコメント。

「ブギウギ」出演中の富田望生「小夜の第一声を読んだ瞬間に、映像がバーッと広がるような感覚がありました」

 最後に視聴者に向けて、「風や香りなど、想像をかきたてられるような作品になっていると思います。その香りや空気を身近に感じるように、福来スズ子という1人の人間も身近に感じられる作品になっていると思うので、そこを楽しみにしていただけたらと思います。ステージ上で盛り上がっていく空気も、実際にテレビの前で見ている方も同じように劇場でスズ子を見ている気持ちになるくらい、とても迫力のある、パワーのある作品になっていると思います」と呼び掛けた。

【番組情報】

連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか

NHK担当/kizuka



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