「ノッキンオン・ロックドドア」最終章へ――再び美影が仕掛ける“不可能トリック”に倒理×氷雨×穿地が立ち向かうが、その裏では…2023/09/09

　テレビ朝日系で放送中のドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」。SixTONES・松村北斗さんとなにわ男子・西畑大吾さんがダブル主演を務める本格ミステリー作品は、いよいよ最終章へ。新たな殺人事件をきっかけに、不可能（HOW）専門探偵・御殿場倒理（松村）×不可解（WHY）専門探偵・片無氷雨（西畑）×警視庁捜査一課の刑事・穿地決（石橋静河）×犯罪コンサルタント・糸切美影（早乙女太一）の関係、そしてここまで謎に包まれてきた“6年前に起きたある事件”の存在の真相の扉に、いよいよ迫っていくことに。

　仲介屋・神保瓢吉（角田晃広）によって、以前、探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」のホームページが（ほぼ勝手に）立ち上げられたが、今度は事務所の宣伝動画を撮影しているところから今夜9月9日の物語は始まる。いつものようにてんやわんやと撮影していた倒理と氷雨のもとに入ってきた1本の連絡――それは穿地からの「美影が指南した、新たな殺人事件が発生した」というものだった。

　その事件は、前夜、1人で自宅の書斎にいた検察官・片桐道隆（朝井大智）がライフルで射殺されたことで世間を騒がせている「検事射殺事件」。妻・佳代子（入山法子）によれば、ドンという物音を聞き駆けつけると、片桐は仰向けに倒れて絶命していたという。さらに、現場を見た倒理と氷雨の前に立ちはだかったのは、犯人が屋外から、遮光カーテンが閉まった書斎の中にいる“見えないターゲット”を狙撃したという“不可能狙撃トリック”。美影がたたきつけた新たな挑戦状には、思わず倒理も「美影ブラボー！」と叫んでしまうほどだ。

　一見して倒理が高ぶるような“不可能”要素が詰め込まれた「検事射殺事件」。その裏にはさまざまなものが入り組んでいた。事件発生の1週間前、再審請求されていた「料亭放火殺人事件」が、NPO団体の懸命な支援でようやく認められたはずが、検察の不服申し立てによって再審を受理されなくなってしまったという。そのNPO団体に所属している上野美貴（市川由衣）が重要参考人として浮上。話を聞けば、彼女はライフル射撃大会の入賞経験を持つという、気になる面を抱えていたのだ。果たして、彼女が事件を起こしたのか、検察の不服申し立てによって閉ざされてしまった一つの“扉”、トリックも動機も見えず解決の糸口が見えてこない「検事射殺事件」の解決の“扉”に、ダブル探偵はどう立ち向かっていくのだろうか。

　さまざまなトリックや動機が入り乱れる第7話だが、注目していただきたいのは穿地だ。これまで、ダブル探偵にツッコミを入れる時もあれば、探偵事務所で爆食して腹ごしらえをする場面も見られたが、そんな彼女が見せる影のこもった表情、これがラストには大きな展開を起こす、かもしれない。「穿地は警察を辞める」――予告映像（https://www.youtube.com/watch?v=IQlwrW_xSt0）で倒理が真剣な面持ちで口にしていたこの言葉の真意と合わせて見ていきたい。ちなみに、そんな穿地の倒理への強烈ツッコミは今夜も健在だ。

　さらに、久々に暗躍する美影にも動きが。彼が向かった先は、ゼミの恩師であり、倒理、氷雨、穿地の恩師でもある天川考四郎（渡部篤郎）。「解かない方がいい謎なんて、この世には存在しない」「それが解けた時、みんなに会おうと思って」――作品の中でも、感情に揺れ動かされることの少ない2人が何を話すのか、“6年前に起きた事件”を巡って動きはあるのか、放送前のためここでは多くを語ることができないが、この3枚の写真から、早乙女さんと渡部さんの掛け合いに期待せざるを得ない。

【番組情報】

オシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」
テレビ朝日系
土曜　午後11：00〜11：30
※放送終了後、TVer（https://tver.jp/series/srlxv6mww1)で最新話を見逃し配信。
※TELASA（https://www.telasa.jp/series/13629）では、全話独占配信中。

テレビ朝日担当　S・H