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サンボマスター、梅田サイファーらも駆けつけた!「ラヴィット!ロック2023」イベントリポート2023/08/29

サンボマスター、梅田サイファーらも駆けつけた!「ラヴィット!ロック2023」イベントリポート

 日本で一番明るい朝番組をコンセプトにした朝のバラエティー「ラヴィット!」(TBS系)初の音楽イベント「ラヴィット!ロック2023」が8月27日に東京・国立代々木競技場 第一体育館にて行われ、ラヴィット!ファミリーが大集結。スペシャルゲストも登場し、一夜限りの音楽祭が約3間半にわたって開催された。およそ10万人の現地観戦の応募があったという、笑いや熱狂に包まれたライブの模様をリポートする。

 会場に到着すると、物販ブースに番組オリジナルマフラータオルやペンライト、トレーディンググッズなどを購入するための列ができており、早くも観客の期待を感じる。会場内に入り開始を待ち望んでいると、モニターに「会場でやってはいけないこと」と題した注意事項をラヴィット!ファミリーたちがアナウンスするVTRが流れた。数々の芸人がボケる中、相席スタート・山添寛が真面目にアナウンスをするというオチで、会場には爆笑の嵐が巻き起こる(ちなみに山添は同日放送の日本テレビ系「24時間テレビ」に出演していた)。そして、いよいよ開幕となり、会場は拍手に包まれ徐々にテンションが高まっていく。

 公演のトップバッターを飾るのは、ライブなどで常に満員の観客を動員してきた超大型ロックバンド・サンボマスター。「ヒューマニティ!」を熱唱し、観客のエンジンをかける。ボーカル・山口隆の「ラヴィット!ロック、始まるよ〜!」の掛け声とともに、客席に向かって金テープが発射され、番組MCの麒麟・川島明と田村真子TBSアナウンサー、そして番組オリジナルキャラクターのラッピーが登場。サンボマスターは今年初のライブオファーが「ラヴィット!ロック2023」だったと会場を盛り上げる。

サンボマスター、梅田サイファーらも駆けつけた!「ラヴィット!ロック2023」イベントリポート

 続いてラヴィット!ファミリーが登場。「ミュージックステーション風に登場しますので、拍手でお迎えください」と川島がアナウンスした後、赤坂サイファー、本並vs南波、KAZUYA SHIMASA、ファーストラバーズ、心の光合唱団、LOVE it:Japan、おだみょん、THE LOVE IT HEARTS、ワンナイトギャルルが紹介されていく。最後に「その他のラヴィット!ファミリーです」と、ユニットを組めていないメンバーが登場し、会場の笑いを誘った。

サンボマスター、梅田サイファーらも駆けつけた!「ラヴィット!ロック2023」イベントリポート

 ラヴィット!ファミリーで最初のステージを務めたのは、水曜メンバーを中心に構成されたヒップホップユニット・赤坂サイファーだ。「Love it Wednesday」でダイナミックなラップを披露し、会場のテンションは高まっていく。その後、楽曲を提供したヒップホップ集団・梅田サイファーがスペシャルゲストで登場。「KING」「かまへん」を続けて歌唱し駆け抜ける。

サンボマスター、梅田サイファーらも駆けつけた!「ラヴィット!ロック2023」イベントリポート

 次に登場したのはワンナイトギャルル。「今まで本番の振り付けが失敗ばかりだった」と語るリーダーのギャル曽根は、パラパラ楽曲「Boom Boom めっちゃマッチョ!」を今回は成功させたいと、メンバーの時東ぁみ、横田真悠、矢吹奈子とともに意気込み、パフォーマンスする。そして、この日一夜限りのギャルゲスト、櫻坂46・守屋麗奈、近藤千尋、若槻千夏、矢田亜希子 With EXITがギャルファッションで登場し、10人でパラパラダンスを披露した。

 ここで「ラヴィット!ロック チャレンジメドレー」という、好きな楽曲をただただ歌いたいお笑い芸人が、それぞれのアーティストになりきって楽曲を披露するというコーナーへ突入。INA SHADEが「1/3の純情な感情」、田辺あややは「♡桃色片想い♡」、なすなか2号が「あずさ2号」と続き、草薙豊の「15の夜」の歌唱で笑いが巻き起こる。ウェンザナイッブランコが「スタンド・バイ・ミー」を歌い始めたと思ったら火曜サスペンス劇場のアイキャッチ音に変わり、一瞬で終了するという流れに会場も驚き。ピンク&スパイダーが「ピンクスパイダー」を熱唱後、丼揚(ドン・フライ)が「ドン・キホーテのテーマ」を大阪弁の替え歌で歌いだし、会場は盛り上がりを見せた。

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 チャレンジメドレーが終わると、スペシャルゲストの櫻坂46が満を持して登場。6月にリリースされた新曲「Start over!」をダンスと共に披露した。圧倒的なパフォーマンスに川島は「丼揚(ドン・フライ)とは完成度が違いますね」とツッコむ。

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 その後、恋の話が大好きな金曜メンバーが集まって結成されたファーストラバーズが登場。合唱曲「ペアーズ」では、歌唱の合間に“歌い手が初恋の思い出を語るパート”があり、ビビる大木、ぽる塾・田辺智加、NON STYLE・石田明、モグライダー・ともしげ、田村が初恋のエピソードを告白した。

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 初恋のエピソードでほっこりした後にさっそうと現れたのは、対決をして勝った方が歌うことができるというライバル系ボーカルユニット・本並vs南波。B’zの「LOVE PHANTOM」を歌唱できる権利をかけて、「LOVE PHANTOM」のイントロが終わるまでの制限時間内でヨーヨー釣りで対決することに。サンボマスター、梅田サイファー、櫻坂46が対決を見届ける中、勝利を勝ち取ったのは南波。イントロが終わった瞬間に歌い出し、客席を駆け抜けながら熱唱。最後は衣装を脱ぎ捨て、ヒョウ柄の「B’z応援Tシャツ」があらわになった。

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 「LOVE PHANTOM」で盛り上がりを見せた後は、ラヴィット火曜メンバーで結成された心の光合唱団が集結。番組中に感じた面白エピソードを一言で語りつつ、合唱曲「心の光」2コーラス目で観客と一体となって合唱した。インディアンス・田渕章裕は「コロナがはやりだして外で何もできなかった時に、アイロンヘッド・辻井亮平とマチルダ・グチヤマの3人でなんとなく作った曲が、まさか約1万人の前で披露できるとは思わなかった」と感無量。

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 ラヴィット!ロックも後半に突入する中、川島が率いるラヴィット!バンド・THE LOVE IT HEARTSが登場。メンバーは川島(ボーカル・ギター)、ミキ・亜生(ギター)、見取り図・盛山晋太郎(ドラム)、ロングコートダディ・堂前透(ベース)、櫻坂46・井上梨名&松田里奈(ボーカル)の6人。なんとこの日のためだけに結成されたという。

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 THE BLUE HEARTSの名曲「キスしてほしい」が川島のボーカルで始まり、会場はブルーのペンライトで一色に染まった。そしてボーカルが井上と松田にバトンタッチし「1000のバイオリン」を歌い上げる。ドラム担当の盛山は「番組オリジナルのトレーディンググッズで、自分が出たらハズレ扱いでショックだったことを忘れるぐらい楽しかった」と満足げ。

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 さらに観客の掛け声と共に大歓声に包まれて登場したのは、おだみょんだ。もともと歌が苦手だったというおだみょんは、ボイストレーニングで特訓をし、会場であいみょんの「裸の心」を披露。客席はペンライトで緑に染まり、「ハートで歌ってくれた」と川島が賞賛した。そして、芸人を忘れるほど演奏に酔いしれてしまうと話題のKAZUYA SHIMASAが続き、Oasisの「Whatever」を弦楽器の生演奏と共に披露した。

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 ラストはLOVE It :Japan「明日があるさ」でフィナーレの雰囲気に浸る。川島、田村の歌唱で始まり、曲が進むにつれ各メンバーが次々と加わっていき、大集合での合唱後にアンコールを迎えた。

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 アンコールの準備中に登場したのがお笑い芸人のきつねだ。「アニマルパラダイスをやらないと終われないですよね」と客席をあおり、野生爆弾・くっきー!と、ビビる大木が犠牲となった。ここで客席からモーニング娘。・牧野真莉愛がサプライズで登場し、急きょ参加することに。最後に川島が連行され、牧野はノリノリで、それ以外のメンバーは嫌々ながら動物になりきってアドリブでパフォーマンスを行い、アンコールのスタンバイの間をつないだ。

 そしてついにフィナーレへ。川島は「『ラヴィット!』の放送当初は厳しい意見もいただき、TBSの目の前にある桜を見る余裕もなく、どうしたらいい番組になるのかを毎日考えて過ごしていました。会場の皆さま、ペンライトをピンクにしてみてください」と客席はピンク一色に。「あの時に見られなかった桜が皆さんのおかげでようやくここで見ることができました」と感極まった様子であいさつ。

 最後はサンボマスターが再登場し、「輝きだして走ってく」の歌詞の一部をラヴィット!バージョンにして熱唱。ボーカルの山口が「みんなが笑ってくれてうれしかった。偉そうなことを言うけれど、生きていてくれてありがとう」とシャウトし、会場を沸かせた。その後、ステージに全員が集結し、サンボマスターが「ロックンロール イズ ノットデッド」を披露。山口が感謝の“川島コール”で客席をあおりながら「ラヴィット!ロック イズ ノットデッド」と白熱の演奏で締めた。青と金銀のテープが客席に発射され、会場の「ラヴィット!」のコールと共に本公演の幕を閉じた。

サンボマスター、梅田サイファーらも駆けつけた!「ラヴィット!ロック2023」イベントリポート

【番組情報】

「ラヴィット!」
TBS系
月~金曜 午前8:00~9:55

「ラヴィット!ロック2023」
特典映像付き配信チケット好評発売中!
視聴期間:~9月10日午後11:59まで
詳細は公式サイトをチェック!

文/TBS・MBS担当 山本恵代



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