「Dr.チョコレート」10歳の天才外科医役・白山乃愛の演技が話題に！本作の注目ポイントを紹介2023/04/25

　坂口健太郎さんが義手の謎多き元医師を演じるドラマ「Dr.チョコレート」（日本テレビ系）が4月22日より放送スタート！　物語のイントロダクションともいえる第1話の放送後には、SNSで「大人でも難しい医療用語なのに、子役の子がすごすぎる！」「乃愛ちゃんがとにかくかわいい」などの声があふれ、10歳の天才外科医・Dr.チョコレート役の白山乃愛さんの演技が話題を呼んだ。

　「Dr.チョコレート」は白山さん演じる“Dr.チョコレート”こと寺島唯と坂口さん演じる元医師でDr.チョコレートの代理人・Teacherこと野田哲也が、個性豊かな医療スペシャリスト集団「チョコレート・カンパニー」とともに訳あり患者の難手術を行い、命を救うノンストップ・ドクター・エンターテインメント。しかし、その手術の裏にはある目的があり…。

2年前の爆発事件の謎を追うTeacherたち第1話から衝撃の展開に…

　現金1億円と秘密保持契約、相応のチョコレートを対価に手術を行う“Teacher”と“Dr.チョコレート”。そのきっかけは、唯の両親――天才心臓外科医の光一（山本耕史）と長寿遺伝子の研究者・葵（安達祐実）が死亡した爆発事件にあった。2年前のハロウィーンに発生した爆発事故の直前に、怪しい人物が爆発した自宅内にいたのを目撃した唯は、その人物から命を狙われることに…。その事故に巻き込まれ右腕を失った野田は、手に刃物を持ち近づいてくる犯人から逃げるため、唯を連れてその場から離れる。この爆発はただの事故ではなく、何者かによって仕組まれた殺人事件だと確信した野田は、唯とともに闇医者として裏の世界に足を踏み入れたのだった。

　第1話終盤では、物語の縦軸となる爆発事故の黒幕が明らかに。この展開に「え？　もう黒幕？」「1話なのに最終回みたい」という声も上がったが、その直後には黒幕と思われた大物政治家・登戸龍男が死亡している姿が映し出され、さらには“チョコレート・カンパニー”のメンバーである出川（古川雄大）の腕に、唯が目撃した犯人の腕にあったDNA柄のタトゥーが。序盤から怒濤（どとう）の展開が待っていることを予感させた。唯が目撃した犯人は何者なのか？　黒幕は本当に死んだ登戸なのか？　次第に明かされていく事件の真相は見逃せない。

演技初挑戦！ “東宝シンデレラ”白山乃愛の大人顔負けの演技から目が離せない

　本作の見どころは何と言っても、第1話から話題に上がった白山さんの演技。6年ぶりに開催された昨年の「東宝シンデレラ」オーディションで最年少にしてグランプリを受賞し、今回が演技初挑戦となる白山さんだが、第1話から大人でも難しいと言われている手術シーンと医療用語を連発。さらに驚がくしたのは、両親が殺害された事件の黒幕が今まさに手術をしている人物だと知り、手術をするべきか悩むシーン。自分が恨むべき相手を救うか否か？　究極の問題を突きつけられた唯が涙ながらにじっとTeacherを見つめ、手術続行を決断する場面では迫真の演技を見せて涙を誘った。

　一方で、Teacherの前では子どもらしい一面も。両親を亡くし、犯人を見つけるために闇医者を続けているがゆえに大人にならなければいけない唯のキャラクターを巧みに演じ分ける白山さんの演技は、第2話以降も大きな見どころの一つになること間違いなし！　放送前に行われた制作発表会見では、とても愛らしい白山さんに、坂口さんをはじめ“チョコレート・カンパニー”メンバーもメロメロといった雰囲気があふれていたが、劇中での唯とTeacher、唯とチョコレート・カンパニーのメンバーとの関係性の変化にも注目していきたい。

4月29日放送・第2話「オペと弾丸」

　2年前の事件を境に学校に通っていない唯は、公園で友達ができたことで、みんなと一緒に学校に行きたい気持ちが湧いてくる。そんな唯の本音を見抜いたうなぎ（斉藤由貴）が転校の手続きを買って出ると、カンパニーのみんなも賛同。普段はいがみ合っていても、唯のことになると一致団結するカンパニー。唯はうれしくなって、友達に近々転校することを約束するが、実はTeacherとも“ある約束”を交わしていて…。

　一方、Teacherの元には新たな依頼が舞い込む。依頼人は百瀬杏樹（恒松祐里）、28歳。周囲の血管を巻き込んだ副腎腫瘍によって命の危機が迫り、Dr.チョコレートに助けを求めてきたのだ。だが、杏樹の見た目はごく普通の会社員でしかない。1億円を用意できるとは到底想像できないが、どうやってDr.チョコレートの存在を知ったのか…Teacherは首をかしげる。そんな中、カンパニーが命を助けた登戸龍男が謎の死を遂げ、Teacherはがくぜんとする。世間には自殺と報道されているが、Teacherは2年前の実行犯が口封じのために登戸を殺害した可能性が高いと推測。手掛かりを知る奥泉渚（西野七瀬）を使って、実行犯の行方を追う。