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「麒麟がくる」光秀の妻・熙子役の木村文乃が語るプロポーズのシーンの思い出2020/04/05

 4月5日放送(第12回)の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合ほか)では、毎回、人のため国のために東奔西走していた光秀に春がやって来ました! 叔父・光安(西村まさ彦)の勧めにより出かけた鷹狩りの最中に、熙子と再会した光秀がプロポーズしていましたね。これから光秀と共に歩むことになる妻・熙子を演じる木村文乃さんに人物像や撮影エピソードを伺いました!

── 早速ですが、光秀の妻となる熙子を演じる中でプレッシャーはありますか?

「プレッシャーはあまり感じていません。長谷川さんとは2度目の共演で、人を緊張させない柔らかい雰囲気の方なので、明智家の本当の家族みたいに撮影できています。母上の牧を演じている(石川)さゆりさんもとても気さくにお話してくれる方で、撮影していないところでも楽しくさせていただいています」

── 熙子の印象や、演じていて共感する部分があったら教えてください。

「熙子は明るく、悩みや向き合わなきゃいけない問題があっても、ポジティブに言動していける女性。みんながどんよりしている場面でも、一言でその場を明るくできる人で演じていて楽しいです。また、目先のお金や暮らしに左右されずに何が大切かをきちんと見つけている姿が好きなので、その部分は大事にしてやっていきたいです」

── 以前、熙子を妖精みたいな人と言われていましたが、3月15日放送の第9回の光秀と初めて出会ったシーンを振り返っていかがでしょうか?

「花を散らしながら出てきたり、ちょっとふわっとした言動が妖精のような印象でしたね。光秀と初めてのシーンはドキドキしました。今までかわいい恋愛を演じたことがなかったので、できる限り自分がキラキラしていた時代を思い出してやりました。今、収録しているところは、年数も経って母親になっていることもあり、衣装の色も落ち着いているので、妖精さんではないです(笑)」

── 監督から「かわいい感じで」という要望があったのでしょうか?

「どちらかというと武家の娘なので、肝が据わっていて胆力があることを大事にしてほしいと言われました。ふわっとした出方の中にも、後に光秀の隣に立っていて恥ずかしくないような人間性でなければいけないと気を付けました」

── また、4月5日放送の第12回で光秀が熙子にプロポーズしますが、その時の撮影エピソードを教えてください。

「山梨ロケで、辺り一面に霜が降りていて寒かったです。霜が引くのを待っていたら陽が差してきたんですけど、それがとても奇麗で…。自分は光秀の嫁になると思っているので、そのシーンを演じることに違和感はなかったのですが、“ほかの女性とは違うから、この人が選ばれた”という雰囲気を出さなきゃいけないので、そこをどう表現していくかを長谷川さんと相談して、台本と少し動きを変えて演じました。監督がやりたかったことをどう表現していくかをすり合わせて挑みました」

── 長谷川さんとはドラマ「雲の階段」(日本テレビ系)以来の夫婦役ですが、再び夫婦を演じられての感想はいかがですか?

「幸せなことだなと思います。とにかく穏やかな方で、隣で話している時も撮影に来ているのに、家にいるような安心感があります。それは『雲の階段』の時から変わらないです。今回もよく見ていらして、ふとした瞬間に投げかけてくれる言葉に温かい気持ちになります。夫婦なので少なからず、妻としてよく思ってもらえる、いい関係でいたいと思います。撮影の時も、ご自身が映っていないのにモニタを確認していらして、見終わった後にポロっと一言『熙子っぽいね』と言ってくださって…。それで、ちゃんと妻としてできているなと安心しました」

── ほかに、長谷川さんとのエピソードで印象的だったことはありますか。

「とにかく紳士です。セットの隙間を縫ってカメラ前に立つ時に、その隙間にある枝や機材を全部よけてくださったり、マイクを渡してくださる時に、私のマイクを先にオフにしてから自分のマイクをオフにしたりと本当にジェントルマンです」

── 光秀に対する歴史上のイメージと脚本家の池端俊策先生が描かれたイメージにギャップはありましたか?

「歴史上の人物としては、静かな、火で例えると青い炎をまとっている感じの人で自分の言動を行う前に一瞬考えるイメージでした。池端先生が描かれた光秀像というより、長谷川さんが演じられる光秀が本当にチャーミングです。長谷川さんの人柄もそうですけれど、眠り猫みたいな穏やかさがありながら、爪を隠し持っているような感じが面白いです」

── 木村さん個人として長谷川さんが演じる光秀にはひかれますか。

「私はサバサバしているので、『悩みすぎだよ』と思いますね(笑)。明智家にいる光秀は、のほほんとチャーミングに悩まれていることが多いので、いつもどういう決断をするんだろうと楽しみにしています」

── 熙子として、明智荘に嫁いできての印象はいかがでしょう?

「明智家はすごくいいです。古き良き家庭がそこにあって、見ていてほっこりします。長谷川さんの気遣いとさゆりさんの明るさで家の雰囲気をとても良くしてくださっていて、こんなおうちで暮らしたいなと思える雰囲気になっています。明智家は本当にほっこりするシーンが多いので、ご家族で安心して楽しんでいただけるのではと思っています」

── ありがとうございました!

 さて、4月12日放送の第13回では、光秀(長谷川博己)が結婚して、落ち着くまもなく、土岐頼芸(尾美としのり)による斎藤道三(本木雅弘)暗殺の企てが発覚。道三は頼芸を攻めると言いだします。道三の息子・高政(伊藤英明)は、戦になった時には実の父と慕う頼芸側につくと光秀に明言するのです。戦になれば身内同士が殺し合い、国をほろぼすことになると光秀が訴えると、道三は真意を語り始め…。これまでは、水面下にあった斎藤家の親子の亀裂がついに表面化してきました。新婚の光秀ですが、気の休まる暇はなさそうです。

【番組情報】

大河ドラマ「麒麟がくる」 
NHK総合 日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BS4K 日曜 午前9:00~9:45ほか
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45

NHK担当 K・H

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