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【「ハラスメントゲーム」対談連載/第2回】あの名作再び!? 唐沢寿明が古川雄輝とやりたいひそかな企み「2人でオールバック姿になろうかな(笑)」2018/11/09

【「ハラスメントゲーム」対談連載/第2回】あの名作再び!? 唐沢寿明が古川雄輝とやりたいひそかな企み「2人でオールバック姿になろうかな(笑)」

 いろんなハラスメント問題を、個性的なアイデアで時に強引に、時に熱く解決する秋津渉(唐沢寿明)が印象的なドラマ「ハラスメントゲーム」(テレビ東京系)。11月5日放送の第4話では、“モラルハラスメント”問題を解決していく中で、上司や組織の在り方についてヒントをくれました。また、「仕事は人生を懸けたゲームだな」と言い放つ秋津と、それを怪しい笑顔で見送る脇田治夫(高嶋政宏)という、因縁の2人の展開も気になる終わり方でしたね。

 さて、前回の対談では楽しそうな撮影現場のエピソードが明かされましたが、第2回は顧問弁護士の矢澤光太郎を演じる古川雄輝さんに、唐沢さんと共演されてみて「勉強になる」と感じた点についてお伺いしました。唐沢さんの作品に対する熱い思いも必読です!(唐沢さん&古川さんのサイン入りポラプレゼントも実施中。詳しくは【プレゼント】欄をご覧ください)

──古川さんから見て、唐沢さんの『こういうところがとても勉強になるなあ』と感じられる部分があれば教えていただけますか?

古川 「矢澤は、説明ゼリフが長くて淡々としゃべるシーンが多いので『このペースでしゃべっていて大丈夫かな?』と、たまに不安になるんです。だけど、矢澤のシーンの後に唐沢さん演じる秋津がリアクションを取った表情が入るので、僕の不安が解消されるんです。そういった部分で、すごく助けていただいています」

唐沢 「普通に演じると、なんだかよく分からないまま終わっちゃうようなシーンもあるんだよね。俺も秋津のことだけじゃなくいろんなキャラクターのことを考えてみて、それをスタッフ陣に『俺はこう考えてきたんだけど、どう?』と提案したりする時もあるかな」

【「ハラスメントゲーム」対談連載/第2回】あの名作再び!? 唐沢寿明が古川雄輝とやりたいひそかな企み「2人でオールバック姿になろうかな(笑)」

古川 「矢澤だけじゃなく他のキャラクターが話す時も、1回秋津さんがリアクションを取ってくれるので皆さん安心感があると思います」

唐沢 「矢澤はあの性格だから、説明ゼリフを長々と言っている時は意気揚々としているじゃない? だから、そう話す割に動揺したりしているとまた面白いよね(笑)。これはね、視聴者もハマったらたまらないと思う。例えば秋津に対する『無礼な』というセリフも、秋津から『無礼って、先生、何歳? もしかしてお父さんはえらい弁護士さん? で、よく家で、あいつは無礼だとか言ってるとか?』って言われて動揺したり。視聴者からすると『お前、図星じゃないか』って(笑)」

古川 「あのシーンでもやっぱり最後の最後に秋津さんの表情のアップが入っていました。視聴者の声を代弁したような『しょうがねぇな、こいつ』みたいな目で見てくれるから、僕も『よかった!』と安心できるんです(笑)」

【「ハラスメントゲーム」対談連載/第2回】あの名作再び!? 唐沢寿明が古川雄輝とやりたいひそかな企み「2人でオールバック姿になろうかな(笑)」

──どのシーンでも、秋津がいるからこそ成り立つんですね!

唐沢 「だから、みんなで話し合うというよりもフィーリングで感じ合うことが多いね。感受性の強い人が多いんじゃないかな? 自分の考えたやり方でしかやらないという人はいなくて、意外と自由に乗っかってくる人たち。だから、矢澤を含めて段々秋津に対して当たりがきつくなってきてるからね(笑)。またそのうちやりこんでやろうかと思ってるけど(笑)」

──最初から結構きつい感じでしたよね?(笑)。

唐沢 「今後はさらに強くなって言い返してきたりするから!(笑)。お互いの反応もまた面白いんだよね。小さなことなんだけど、そういう積み重ねが大事だと思う。井上由美子さんのすごい脚本に加えて、西浦正記監督の演出が相まってまた面白くなる」

──今までの作品と比べて、「ハラスメントゲーム」はどんなところが違うんですか?

唐沢 「他局で作るドラマとは角度が違う完成度があって、それが面白いんだよね。テレ東だからできたのか分からないんだけど、そのへんが俺は演じていてすごく面白いなと思う」

【「ハラスメントゲーム」対談連載/第2回】あの名作再び!? 唐沢寿明が古川雄輝とやりたいひそかな企み「2人でオールバック姿になろうかな(笑)」

──どのように角度が違うのでしょうか?

唐沢 「当たり前路線で作っていないというか。他局でやると『キャラクターを作ってます!!』みたいなのが多いじゃない? 過剰に役を作って不自然になるイメージがあるんだけど、テレ東だとそういうのがなくて、ドラマに出てくる役柄の人全員がすごく自然体で実際に居そう。例えば、ある作品をやった時に突然オールバックにしたこともあったな。まあ、あれが好きだっていう人もいるんだけどね(笑)。「ハラスメントゲーム」でも途中でオールバックになろうかな(笑)。で、俺だけじゃ嫌だから古川くんにもやらせようかなって。2人でオールバックになるっていう(笑)」

古川 「すごくシュールですね(笑)」

唐沢 「『先生どうしたの!?』『秋津さんがやったから僕もやってみました』って。そういうの面白いじゃない?(笑)」

──いきなり2人がオールバックで出てくるの、見てみたいですけどね(笑)。

唐沢 「知らない間に秋津に影響されてるじゃんって(笑)。ツッコミどころ満載だよね! 今の時代ってそういうの大事じゃない? どこかツッコミどころがないとドラマって盛り上がらないから(笑)」

 古川さんから絶賛された唐沢さんですが、さらにおちゃめな一面も見せてくれました! 果たして「ハラスメントゲーム」にオールバック姿の秋津と矢澤が登場するのかどうか…、最後まで見逃せません(笑)。

 11月12日放送の第5話では、アルハラ(アルコール・ハラスメント)と恋愛というとても身近な題材がテーマになっています! 今回、秋津のもとにSOSを出したのは、なんと水谷逸郎(佐野史郎)。飲み会で泣き出し、それ以来出社していない広報課・関根かすみ(岡本玲)の問題を解決してほしいとのこと。かすみ曰く原因は、定期的な飲み会への出席を強要されたというアルハラ。主催者である課長・結城三郎(八嶋智人)は「親睦を図ろうとしただけなのに」と、やりきれない表情を浮かべます。ハラスメントの線引きが難しいアルハラを、秋津たちがどう解決するのかにご期待ください!

テレビ東京担当 Y・O 
撮影/蓮尾美智子

【番組情報】

ドラマBiz「ハラスメントゲーム」 
テレビ東京系 
月曜 午後10:00~10:54



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