俳優・山田裕貴が撮影！「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」などで話題の女優・片田陽依インタビュー2022/07/04

　「TVガイドdan」で好評連載中の「山田裕貴の怪人百面相」。本連載は、俳優の山田裕貴が毎号テーマとなる役を“生きる”企画となっており、7月4日発売の「TVガイドdan vol.44」では、初のゲストとして「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」（テレビ朝日系）への出演も話題の女優・片田陽依を招き、カメラマンに扮（ふん）することに。

　爽やかな風が吹く初夏らしい青空の下、山田からの「でらかわいい！」の声に、少し恥ずかしそうにはにかむ片田。本インタビューでは、連載で実際に山田が撮影した写真とともに、自然と目をひく可憐さを持つ片田の魅力に迫ってみたい。

── 撮影を終えて、山田さんのカメラマンっぷりはいかがでしたか？

「私、撮影は好きなんですが、まだ慣れないというか、どうしていいか分からない時があって…（笑）。だけど今回は、普段撮られる側である山田さんがカメラマンということで、私がどう動いていいか分からない時などに笑いやすくしてくださって、すごく自然体な姿を撮っていただけました。やりやすかったですし、とても楽しく撮影に臨めました」

── 普段役者として活躍している山田さんには、どのような印象をお持ちですか？

「どんな役でもできる俳優さんだなという印象で、ものすごく尊敬しています。以前もお会いしたことがあるのですが、お話してみて山田さんご自身の魅力というか…演技力だけではない人間性がとてもすてきだと感じました」

── それでは、片田さんご自身のことも伺っていけたらと思います。まず、芸能界を目指したきっかけは何だったのでしょうか？

「実はもともと、動物の命を救いたいと思って獣医さんを目指したんです。だけど、獣医さんが助けられるのは主にペットなどで、私が救いたいと思っていたのは殺処分されるような動物たち。そういう違いを感じ、自分の夢を考え直した時に、多くの人に自分の思いや命の大切さ、現状などを伝えたい、そして芸能の仕事であればそれを伝えることができるんじゃないかなって思ったのがきっかけでした」

── これまでに転機になった作品などはありますか？

「最近は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』への出演が印象に残っています。私は前田真利菜役として10話のゲストで出演したのですが、戦隊ものに出演するなら変身とかしてみたいな…と思っていたら、まさか本当に変身シーンがあるなんて！　あと、その時期が本当にお芝居に自信がなかった時と比べると、ちょっとだけ演技に自信が出てきた時だったので、そんなタイミングで真利菜という役をいただけたことで、あらためて『演じるのって楽しいな』と感じました」

── 片田さんはもともと、出演回でも関わりの多かった鬼頭はるか役（志田こはく）のオーディションを受け、最終選考まで残っていらっしゃったと伺いました。

「そうなんです。当時、オーディションに落ちたのがすっごく悔しかったんですけど、第1話の放送ではるか役のこはくさんの演技を見たら、『この役は私じゃなかったな』って感じました。それくらい、こはくさんのお芝居がはるかに合っていたんです。実際、真利菜役として間近でお芝居を拝見して、『私じゃできない』って感じましたし、そういう意味では、この真利菜という役には私っぽい部分もあってやりやすかったなと思います」