Series 連載

「BOOKSTAND」&「水道橋博士のメルマ旬報」で新たな世界で出会おう!2019/09/24

カルチャーサイト「BOOKSTAND」から飛び出した「BOOKSTAND.TV」がついに放送200回! 番組に出演する水道橋博士と原カントくんが登場し、本の魅力を語ってくれました。

「BOOKSTAND」&「水道橋博士のメルマ旬報」で新たな世界で出会おう!

★祝! BOOKSTAND.TV 放送200回★

 「『BOOKSTAND.TV』が、200回目を迎えました」

水道橋 「気楽にやってきた番組だけど、もうそんなになるんだね」

 「今は幅広いゲストに出てもらっていますが、もともと水道橋博士のメールマガジン『メルマ旬報』の執筆者を迎える書評番組でしたからね」

水道橋 「今は、本の魅力を語るテレビは希少だと思いますよ」

 「これまでのゲストで印象に残っている方はいますか?」

水道橋 「丸屋九兵衛は博覧強記ですごいと思った」

 「丸屋さんのプレゼンで、博士さんはBIGBAANGにハマりましたからね(笑)」

水道橋 「ゲストの人にたくさんしゃべってもらいたいんですよ。これまで聞くことってあまりしてこなかったから、ここでは“傾聴”することを、心がけてます」

 「普段はお目にかかれない方が出ることも番組の魅力ですよね。放送作家の柳田光司さんは『なんだこの人!?』と驚きました」

水道橋 「1日ごとに書かれたビートたけし年表を作成したりしている人ね。しかも、出版するでもなく勝手にやってるんだから」

 「そういう人が出ていることが、この番組の存在意義だと思うんです。博士さんは知られざる才能をフックアップするのが上手な方だと思うので、ここがそういう場になれたらいいなと。サブカル好きの外側にまでは、まだなかなか届いていかないですが…」

「BOOKSTAND」&「水道橋博士のメルマ旬報」で新たな世界で出会おう!

水道橋 「女性読者を増やしたくて、『メルマ旬報』の連載陣に女の子を入れたりもしたけどね」

 「より、サブカルおじさんの読者が増えただけでした(笑)。でも、200回目の放送でいとうせいこうさんが出演してくれたので、ここからよりメジャーな人たちにも出てもらって、門戸が広がっていくといいですね」

水道橋 「番組で取り上げた、せいこうさんの『「国境なき医師団」を見に行く』(講談社刊)も、もっと知られていい本だしね。せいこうさんが国境なき医師団の活動に同行したルポなんだけど、こんな人がいるのかっていうくらい、崇高な人間たちが出てくる」

 「せっかくなので僕も1冊紹介したいんですが、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんの『伝わるノートマジック』(スモール出版)はこの番組がきっかけで出版されたんですよ。ゲストで来た西寺さんのノートを博士さんが見て『本にした方がいい』とおっしゃって、手書きのノートがそのまま書籍化された、面白い本なんです」

水道橋 「『メルマ旬報』の連載もたくさん書籍化されてるんだけど、それが一番うれしいよね」

 「メルマガは有料会員しか見られないけど、『BOOKSTAND.TV』では、そんな普段あまりお目にかかれない特殊な才能を、テレビという誰もがうっかりチャンネルを合わせてしまうみたいなところに引っ張り出しているのがすごいと思っていて、自分が一視聴者としても見たいと思うし、そこにはきっと偶然の出会いもあると思うんです」

水道橋 「うん。『メルマ旬報』にしても、執筆者同士が共感や刺激し合って、より内容が深まっていくという連続的な動きになっていることが素晴らしいんだよ」

 「僕なんて本来は広告会社のサラリーマンなのに、テレビ番組で進行をしてますから(笑)。これも博士さんとの偶然の出会いから広がっているんですよね」

水道橋 「なので、まずは偶然でいいので、一度チャンネルを合わせてみてください。できればそれが習慣化して、何かの出会いにつながっていけばうれしいですね」

「BOOKSTAND」&「水道橋博士のメルマ旬報」で新たな世界で出会おう!

取材・文/森野広明 撮影/蓮尾美智子

【プロフィール】 

水道橋博士
1962年8月18日生まれ。岡山県出身。しし座。A型。お笑いコンビ・浅草キッドとして活躍。現在、「知っトク地図帳」(NHK Eテレ)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演中。

原カントくん
1975年6月16日生まれ。香川県出身。ふたご座。O型。「博報堂ケトル」執行役員。「水道橋博士のメルマ旬報」などさまざまなメディアの編集も行う。

【番組情報】 

「BOOKSTAND」&「水道橋博士のメルマ旬報」で新たな世界で出会おう!

「BOOKSTAND.TV」
BS12 トゥエルビ 
金曜 深夜2:30~3:00
「BOOKSTAND」から派生したテレビ番組で、イチオシのアーティストを紹介する「BS×BS」や、変わった仕事を紹介する「匠の仕事~」などをおくる。10月4日は放送200回を記念して、いとうせいこうをゲストに迎える。
公式サイト:https://www.twellv.co.jp/program/documentary/bookstand-tv/

◆水道橋博士のメルマ旬報
2012年11月よりスタートした、水道橋博士が編集長を務める有料メルマガ。60人超の豪華執筆陣による連載は、熱量、ボリュームともに日本最大級。今年4月より新サイトにリニューアルされ、読みやすさもグンとアップ。

◆BOOKSTAND
本から始まるよもやま話 ~ブックスタンド~
「博報堂ケトル」が運営する、総合カルチャーサイト。本や書店に関するテキスト記事のほか、女優の酒井若菜が編集長を務めるWEBマガジン「marble」など、旬の書き手による有料メールマガジンも多数配信している。
公式サイト:https://bookstand.webdoku.jp/

「Girl’s Culture」とは?

「BOOKSTAND」&「水道橋博士のメルマ旬報」で新たな世界で出会おう!

月刊TVガイドにて掲載している、女の子のためのお役立ち情報をご紹介するコーナー。テーマに関して、本誌では更に詳しく紹介しています。
http://zasshi.tv/category/MTG

当記事に関しては、月刊TVガイド2019年11月号に掲載。



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.