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食欲の秋に健康と美しさを守る正しい歯みがき講座2018/10/24

女の子のためのお役立ち情報を紹介するこのコーナー。今回は食欲の秋にご馳走を食べたあとに欠かせない正しい歯みがき方法を紹介します! 歯を正しくみがいて、健康&美しさをばっちり守りましょう★

毎日の歯みがきは美と健康を左右します

 そもそも、歯みがきはどうして必要なのでしょう? まず、歯に汚れがついたままだと虫歯や歯周病の原因になりますし、口臭が発生します。歯周病になると、歯を支える歯ぐきや骨は後退し、ブヨブヨに。見た目の美しさも損なわれてしまうのです。歯の美しさは、第一印象を左右するもの。正しい歯ブラシを選び、正しくブラッシングをし、自分の歯を守ることは、健康面ではもちろん、美容にとっても大切です。

 歯みがきをする最適なタイミングは、最近では「食後40分ほどたってから」といわれています。食事をすると、食べものに含まれる糖により、口の中が酸性になります。歯がもろく、傷つきやすい状態になるため、ブラッシングすると歯が傷ついてしまうのです。一方で、40分以上たつと口の中は唾液の自浄作用により中性に戻りますが、今度は菌が繁殖し、虫歯になりやすい状態に。食後40分以降は、できるだけ早くみがく必要があります。もし、食後すぐにしか歯みがきができない場合は、うがいをしましょう。歯を傷つけることなく、ざっと汚れを落とすことができます。

 歯みがきをするときは、どの歯をみがくときも、歯の1本ずつを意識し、3分から5分ほどかけてブラッシングしていきます。なんとなくみがくと、みがき残しが出やすいもの。たとえば「右の奥歯から手前に」など、自分なりに順番を決めておくとよいでしょう。

 長寿化が進むなか、いつまでも自分の歯で食べ物を食べることが生きる楽しみにつながります。また、最近の研究では、歯周病があると糖尿病が悪化する、歯周病が脳梗塞や心疾患の原因になるなど、口内の状態が全身の健康につながることがわかっています。また、女性は妊娠出産のタイミングで歯周病の前段階である歯肉炎になりやすいというデータもあります。一生、美しさを保ち、健康に生きるためには、若いころからの正しい歯のケアが欠かせません。

Point1 歯にあった歯ブラシを選ぶ

ブラシのヘッドは、前歯に当てたとき、歯1~2本の大きさが目安。歯ブラシは、「ふつう」「やわらかめ」と表示されているものがおすすめ。柔らかい毛のほうが歯を傷つけにくく、歯の隙間に入りやすいメリットがあります。歯みがき粉は粒感がないものを選ぶと、歯を傷つけることなく、汚れを落としてくれます。


×ここがダメ
歯みがきは歯を1本ずつ意識し、細かくみがくことが大事。歯に対しヘッドが大きすぎる歯ブラシは、雑なみがき方になるのでNG!

Point2 汚れがたまる奥歯のくぼみをみがく

歯のくぼみは、歯ぐきと歯の際、歯と歯のすき間に次いで、みがき残しが多い箇所。中央にくぼみがあるため、汚れがたまりやすく、取りづらいのです。とくに奥歯のくぼみは要注意。歯ブラシをやや押し込むようにしてみがきましょう。このときも「面」ではなく、歯を1本ずつ意識して、しっかりと汚れをかきだしていきます。


×ここがダメ
歯の「面」をただこするだけのみがき方はNG。また、ブラシを押し込むとき、力を入れすぎるのも×。

Point3 みがき残しの多い前歯の裏をみがく

前歯の裏は歯が縦に細長く、左右が湾曲しているため、みがき残しやすい場所。歯ブラシを縦にして、先やお尻部分を使い、1本ずつみがいていきます。左右の湾曲している箇所も、歯ブラシを縦にするとしっかりみがけます。見えづらい箇所は、鏡を見ながらみがき上げましょう。歯ぐきの際も、意識してブラッシング。


×ここがダメ
歯ブラシを横にしたままだと、湾曲部分はほぼみがけません。みがく場所により、歯ブラシを縦横無尽に動かして!

Point4 歯ブラシが届きづらい上奥歯をみがく

上奥歯は唇が邪魔になり、歯ブラシが届きづらい箇所。ほかの箇所をみがくときと同じように口を「あ」の形にして開けると、歯ブラシが奥まで届きません。やや口を閉じ気味にすると、唇が横に伸び、奥歯まで歯ブラシが届きます。ヘッドを斜め45度に当て、ブラシの先まで使って、細かく動かしてみがきます。


×ここがダメ
上奥歯のようにみがきづらいところを忘れがち。みがきやすい箇所ばかりでなく、歯ブラシが届きづらい場所も意識して。

Point5 歯のすき間の汚れを取るフロスでの仕上げはマスト

正しく丁寧にみがいても、歯ブラシでみがけるのは歯の表面だけ。取れる汚れは全体の60%といわれます。残りの40%の汚れはブラシが届かない歯のすき間にアリ! それを取るのがフロス(糸ようじ)。フロスが引っかる箇所は、虫歯の兆候があることも。セルフケアの中で気になる箇所があれば、歯科医院へ相談を。

×ここがダメ
フロスを一気に歯間に入れるのはNG! 歯ぐきを傷つけます。小刻みに動かし、少しずつ歯間に入れましょう。

歯を白く保つ食生活とは

 コーヒーやお茶などによる歯の汚れ「ステイン」。これが歯の表面につくと、歯が黄色や茶色に変色してしまいます。着色しやすい飲食物はカレー、キムチ、赤ワイン、コーヒー、紅茶など、色の濃いものですね。これらの飲食物をとった後は、うがいをして洗い流すことがおすすめ。歯だけではなく、頬や歯ぐきにもステインはついていますから、それらが歯に付着する前に洗い流します。水を飲むだけでも効果アリ! 唾液にも歯の表面を洗い流す効果があるため、キシリトール入りのガムをかんで唾液を出すのもよいでしょう。歯の美白を考えたとき、控えたいのは果汁100%のジュースやお酢など酸性が強いもの。酸は歯を溶かし、ステインがつきやすくなります。

今回教えてくれたのは…

歯科医師 齊木賢広さん
歯科医師。2011年愛知学院大学歯学部歯学科卒業。医療法人社団世航会RKデンタルオフィス代官山院長などを経て、湘南歯科クリニック横浜院に勤務し、審美歯科治療を行う。
Instagram:@sbc_saiki

Photo=蓮尾美智子 Interview=仲川僚子

「GIRL’S CULTURE」とは?

月刊TVガイドにて掲載している、女の子のためのお役立ち情報をご紹介するコーナー。テーマに関して、本誌では更に詳しく紹介しています。
https://zasshi.tv/category/MTG

当記事に関しては、月刊TVガイド2018年12月号に掲載。

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