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「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回2026/10/16 12:00

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「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

 TVガイドWeb特派記者の佐藤あかりです。今回はカンテレ・フジテレビ系の新ドラマ「小麦とバターと復讐と」(水曜午後11:00)で主演を務める伊原六花さんとのスペシャルインタビューをお届けします! 夫と助手に裏切られて命を落とした主人公が2年前にタイムリープし、過去をやり直しながら奪われた人生と本当の幸せを取り戻していく“痛快リベンジエンターテインメント”。タイトルから受けるダークな印象を覆す、パンを軸にした爽快なサクセスストーリーの魅力や、自身の高校時代のダンス部経験が俳優業の土台となっている熱い胸の内を語っていただきました。この連載第22回では制作発表への突撃リポートもご紹介しているので、ぜひそちらもチェックしてくださいね!

 それではいきますよ!

「あかりサーチ、一本!」

パンが紡ぐ爽快なサクセスストーリーと、表現者としてのこだわり

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

――今回の「小麦とバターと復讐と」の台本を最初に読まれた時に、どのような部分に最も引き込まれましたか?

「タイトルが『小麦とバターと復讐と』なので、もっとドロドロした復讐劇寄りになるのかなと最初は思っていました。でも、原作を読んだ後に台本を読ませていただいて、想像以上に爽快なサクセスストーリーへと早々に向かっていく感じにひかれました。最近は復讐劇やタイムリープものを扱った作品が流行していますが、その中でも『パンを軸にしている』という点がすごく新鮮で、他の作品との差別化ができる大きな魅力だなと感じました」

――伊原さんが演じる主人公・ミチルとご自身を照らし合わせて、似ていると感じる部分はありますか?

「私も割と、知らず知らずのうちに何かに没頭してしまうと、周りの人の話が聞こえなくなっていることが結構あります。ミチルほど会話の途中で極端に没頭してしまうわけではないのですが、『目の前のことに一生懸命になりすぎて、それしか見えなくなってしまう』という気持ちはすごくよく分かるし、通ずる部分だなと思っています」

――学生時代、約100人の部員を率いるダンス部のキャプテンを経験されたことなど、これまでの歩みが現在の俳優業にプラスになったと感じる部分はありますか?

「たくさんありますが、一つ挙げるとすれば、高校3年間ダンスに打ち込み、夏休みもオフがほとんどないような生活を送っていたことです。例えば、オーディションを受けて落ちてしまったとき、『じゃあ次の追加オーディションまでに何をするか』『どういう努力をすればいいのか』と試行錯誤し、努力した結果、誰かが見ていてくれたことなど、小さな成功体験をたくさん積むことができました。新しい壁にぶつかったときに『頑張るのをやめない』という、人間として一番大事な部分を部活で学べたのは本当に大きいです。『ここまででいいや』と妥協しない姿勢は、間違いなくダンスを続けてきたからこその強みだと思っています」

現場での綿密な準備と、玄人っぽく見せるパン作りの裏側

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

――複数の監督がいらっしゃる現場ですが、どのようにコミュニケーションを取られていますか?

「監督さんたちとは、本読みの段階で共演する皆さんと1回ずつ、計3〜4回やりとりをさせていただきました。そこで『この作品はこういうテイストで進もう』『ミチルはこういう人物だよね』という共通認識を細かく確認できました。プロデューサーさんもミチルの人物像を深く研究して準備してくださっていたので、それが大きな土台になっています。そこで作り上げた『ミチル像』の軸をしっかり持ったまま、新しい見せ方を発見しながら楽しく撮影に臨んでいます」

――撮影前の準備として、演技の練習や台本の読み込みなどはどのようにされているのでしょう。事務所でレッスンをされたりはしますか?

「基本的には事務所でのレッスンなどはなく、自分で台本を読み込みます。例えば『ありがとう』というセリフ一つにしても、『こういう言い方もあるな』と自分の中で6パターンくらいを用意してから現場に臨みます。正解が一つではないので、自分がその中で一番しっくりくるものをまず出しつつ、現場での演出に合わせて柔軟に対応できるように『弾』を準備する感覚ですね」

――六つも! 引き出しの多さはすごいですね。

「現場に行ってみてヒントになるものも探しますね。例えば台本に書いてなかったペットボトルが机の上にあったら、じゃあこれを使ってみようかなとか。もちろんセリフもなるべく忠実に覚えますが、その場の生きた環境を逃さないようにしたいという気持ちも大事にしています」

――とても参考になります。人気のパン教室の先生という役どころですが、パン作りの練習はどのように?

「これまでパンをガッツリ作ったことがなかったので、事前に練習の機会をいただき、そこで基本的な形を教えてもらいました。撮影現場にも先生が常にいてくださるので、随時『この生地はグルテンを作らないから、あまり広げないで』といった玄人に見える所作をその都度ご指導いただきながらやっています」

――上手に見える動き方なども研究しましたか?

「身体の動かし方に関しては、見よう見まねのところもありますが、振り付けを覚える感覚に近いです。『右足を前に出して、これくらい押し出すんだな』とか。生地をこねる作業は想像以上に体力と力が必要な重労働で、間近で先生の動きを見て『パン作りってこんなに体力を使うんだ!』と驚きつつ学ばせていただいています」

心身を整えるセルフケアと、現場のハプニング

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

――ハードなスケジュールを乗り切るために、体調管理で気を付けていることはありますか?

「昔は気持ちでどうにかするタイプで、気付いたら手遅れになることが多々あったのですが、自分の性格を踏まえて『大丈夫だろう』と無理をするのをやめました。今はちょっとしんどいなと感じたら、やりたいことを後回しにして早めに寝るなど、手遅れになる前の『予防』を意識しています」

――リフレッシュはどのようにしています?

「リフレッシュアイテムとしては、好きな香りの入浴剤を入れた湯船にゆっくり浸かることです。普段はお香やキャンドルも好きですが、時間がないときでもお風呂の時間だけは香りを楽しみます。あとは野菜が足りていないなと思ったら青汁を飲んだり、ビタミンを取ったりと、体調第一でいろいろと気を付けていますね」

――撮影現場のハプニングやエピソードはありますか?

「なんだろう。楽しいことはいっぱいあるのですが……あ! 雨ですね。あまりに雨が多くて撮影ができず、予備日も全部使い切っちゃう状況だったんです。それを見かねたスタッフさんが高円寺の氷川神社にある『気象神社』でお守りを買ってきてくださったんです。それを衣装のどこかにずっと入れていて、雨が降りそうになると『降るな、降るな』とお守りを空にかざしています(笑)。不思議と撮影をしているときは降らずに、撮影が終わってから降り出すというふうにうまく避けて撮影できているので頼りにしています!」

――神社だったり神様とかは大切にする派ですか?

「はい、大好きです。神様大好きです」

――神社やお寺とかも行かれたりします?

「はい、神社も御朱印も集めてますし、割と神頼み派ですね(笑)」

――俳優業に向き合う中で、常に心がけていることは何ですか?

「現場を重ねるごとに強く思うのは、映像って本当に『総合芸術』だということです。どれだけ自分がいいお芝居をしても、照明がうまく当たっていなかったり、音が録れていなければ、もう一回になります。その逆もしかりで、スタッフの皆さんが最高の光と画角、音を用意してくださっても、自分のお芝居ができていなければやり直しになる。スタッフの皆さんが椅子を持ってきてくださったり、お水を用意してくださったりとすごく気を遣ってくださるのですが、私たちはあくまで『俳優部』。お芝居をするのが自分の仕事です。スタッフの皆さんも同じくらい大変な思いとやりがいを持って挑んでいらっしゃるので、『自分もチームの一員である』ということを絶対に忘れずに、同じ熱量で撮影に向き合いたいと思っています」

伊原さんにとっての「ダンス」とは?

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

――伊原さんにとって「ダンス」はどのような存在ですか?

「子どもの頃から歯磨きやお風呂、朝ご飯と同じように生活の一部にあったので、『ない』ということが考えられない存在でした。頑張るもの、というよりは、ただただ好きでやっている日常の一つです。最近はダンスが広く普及し、大会などの熱量もどんどん上がっていますが、お仕事としてタップダンスやバレエ、ヒップホップなど、さまざまなジャンルに関わらせていただく中で、『ダンスに終わりがないこと』が本当に好きだなと感じます。今後もまだやったことのないジャンルのダンスに挑戦したいですし、私にとっては永遠の趣味です」

――ダンスの経験がお芝居の「呼吸」や「間」などに、プラスになっていると感じる部分はありますか?

「それはすごくあります。自分ではこれくらい身体を上げているつもりでも、写真に撮るとここまでしか上がっていなかった、というような『主観と客観のギャップ』が、ダンスをずっとやってきたおかげで比較的少ないのかなとは思います。もちろんお芝居の面でもこういうつもりでやったのに伝わらなかったという壁はありますが、身体的な感覚のズレを埋める力には繋がっていると感じています」

伊原六花さんの素顔に迫る!「5秒で答えて一問一本!」

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

――ではこの連載の定番コーナー「一問一答」ならぬ「一問一本!」です。即興質問に5秒でお答えください。

「はい!」

――カバンにいつも入れている必需品は?

「『香り』かな。演じる役が使ってそうな香水を使うようにしています」

――じゃあ役ごとに変えて?

「そうです! 家にたくさんあります(笑)。でもミチルはパンを作っていることもあって、そういう『香り系』じゃないなと思って、今はお清めスプレーみたいなものを持っています」

――「真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA」の時は?

「そういえば『十勇士』の時もつけてなかったですね。忍なので、香りがあるとバレちゃったりすると思うので(笑)」

――じゃあ座右の銘を教えてください。

「『時間は有限、努力は無限』です」

――いい言葉! これはいつ頃に?

「小学生の頃にダンスの先生がおっしゃられていた言葉です。同じ時間の中でも努力する量って人それぞれじゃないですか。ダラダラしちゃいそうな時はこの言葉を思い出して自分を奮い立たせています」

――ありがとうございます。次、カラオケの十八番を教えてください。

「石川ひとみさんの『まちぶせ』という曲が好きでよく歌います」

――私も昭和歌謡が好きです。じゃあ自分の性格を一言で言うと何でしょう。

「『興味津々』。本当に世界って楽しいなと思います」

――いいことですよね。制作発表で趣味が何十個もあるって聞いてびっくりしました。現在のトップ3を教えてください!

「パンチニードルってご存じですか?」

――なんか聞いたことあるような……。

「これなのですが(カバンを見せて)、刺繍みたいな。針で刺して、モコモコにする、このパンチニードルをやったりしています」

――すごい!

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

「あとは……どれにしようかな、三つか。あ、レコードも好きなので、レコードを聴いたりとか」

――レコードいいですよね。私もオーディオ集めが趣味でした。

「あとは……うわぁ、いっぱいありすぎてどうしようかな。漫画かな?」

――ありがとうございます。じゃあ最後にTVガイドWebをご覧の皆さんに一言お願いします。

「『小麦とバターと復讐と』というタイトルだけでは、おそらくどんな作品なのか想像がつかないと思います。でも見ていただくとグルメとしてのパンの魅力がしっかり伝わるすてきなカットもたくさんありますし、それだけにとどまらず、人がどう成長していくのかというサクセスストーリーが非常に丁寧に描かれています。『いったいどういう作品なんだろう?』というほんの少しの興味で構いませんので、まずは見ていただけたら、この作品ならではの温かみや空気感を感じてもらえるはずです。よろしくお願いします!」

――楽しみにしています! ありがとうございました。

あかりサーチ後記

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

 制作発表に続き、主演の伊原六花さんへのスペシャルインタビューをお届けしましたが、いかがでしたか?『小麦とバターと復讐と』という一見ダークなタイトルの裏に隠された、爽快なサクセスストーリーの魅力や、現場での細やかな役作りや準備、俳優としての熱い思いを知ることができました。伊原さんが学生時代に打ち込んだダンスの経験が、今の俳優業につながっているというお話も印象的で、私自身「剣道」に本気で取り組んできた経験があるからこそ、長く続けてきたものが今の自分を支えてくれるという言葉に、共感すると同時に大きな力をいただきました。

 趣味のお話をしている時の伊原さんは、太陽みたいにキラキラしていて、チャーミングな笑顔がとてもすてきでした。そして、そのまぶしい笑顔の奥には、日々の積み重ねを大切にする芯の強さがあって、そのギャップにインタビュアーの私自身もすっかりひき込まれてしまいました。おいしそうなパンの香りと、温かなチームワークが広がる『小麦とバターと復讐と』、これからどんな物語が待っているのか、私も楽しみに見届けたいと思います!

 それでは最後に!

「あかりサーチ、一本!」

【番組情報】
「小麦とバターと復讐と」
カンテレ・フジテレビ系
毎週水曜 午後11:00〜11:30
 夫と助手に裏切られ命を落としたパン職人が2年前にタイムリープ。過去をやり直しながら奪われた人生と本当の幸せを取り戻していく痛快リベンジ・エンターテインメント。

【プロフィール】
伊原六花(いはら りっか)

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

1999年6月2日生まれ、大阪府出身。2017年、大阪府立登美丘高校ダンス部のキャプテンとして披露した“バブリーダンス”で一躍話題に。2018年、ドラマ「チア☆ダン」(TBS系)で連続ドラマに初出演し、俳優デビュー。翌年、ドラマ/映画「明治東亰恋伽」(U-NEXT配信/劇場公開)で初主演を務める。以降、連続テレビ小説「なつぞら」(19年/NHK総合ほか)、「どんぶり委員長」(20年/BSテレ東)、「神様のカルテ」(21年/テレ東系)、「夕暮れに、手をつなぐ」(23年/TBS系)、連続テレビ小説「ブギウギ」(23年/NHK総合ほか)、「マイ・セカンド・アオハル」(23年/TBS系)、「肝臓を奪われた妻」(24年/日本テレビ系)、「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」(25年/フジテレビ系)、「恋愛禁止」(25年/日本テレビ系)などの話題作に多数出演。この秋クールは「小麦とバターと復讐と」(カンテレ・フジテレビ系)で主演を務めるほか、「真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA」(テレビ朝日系)に男装の女忍者として出演する。


佐藤あかり(さとう あかり)

「小麦とバターと復讐と」主演の伊原六花さんと濃密トーク「あかりサーチ、一本!」第24回

1996年2月23日生まれ。大分県出身。特技は剣道(3段)。インターハイ3位、全国大会優秀選手賞受賞。渡辺正行さん率いる剣道普及番組「剣道まっしぐら!」(YouTube/2020年~配信中)にレギュラー出演中。雑誌「B.L.T.」に「日本一かわいい剣道女子」としてグラビアに登場以来、剣道タレントとして注目を浴びる。B.L.T.Webにて「あかりくらぶ」連載中。

【Information】
「あかりサーチ、一本!」のスペシャル動画が公開中! インタビュートークに加えて、即興質問に5秒で答える「一問一本!」など見どころいっぱいです。YouTube「東京ニュース通信社チャンネル」でお楽しみください。

撮影/尾崎篤志

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