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NOPPO☆s**t kingzでの活躍だけじゃない! ドラマ出演でも話題に2020/09/30

――NOPPOさんのクリエーティビティはどこから湧いてくるんですか?

「ダンスと絵は似ているんですよ。ちょっと下書きして、チャレンジして、あとは本番でデッサンしていく感じとか。下書きの段階で好きなものをどう描けるかというところと、ほかの情報をどう取り入れてダンスに生かすかというところも似てますね。あと、僕、想像することが好きなんですよ! 子どもの頃は、買ってもらえないおもちゃがあったら、本とかを見て形状を暗記して、想像で目の前に出せるくらい(笑)。例えばアンパンマンだったら、ここにいて、歩いて、ジャンプさせて、仮面ライダーが出てきてパンチされちゃった、みたいな、想像で遊ばせるっていう。言ってること分かります?(笑)」

――分かります。そこにないものが、想像力を使ってあるように見える、ってことですよね?

「そうです! そういうのが好きで、小さい頃からずっとそういう遊びをしていたんですよ。これからもそういう風に絵を描いていこうかなと思っていて。現実にあるものに絵を足して拡張させていくとか、身近にあるものをアートにして遊んでいく、みたいな」

NOPPO☆s**t kingzでの活躍だけじゃない! ドラマ出演でも話題に

――8月には、s**t kingz YouTubeチャンネルで、ソロダンスの映像作品「足取り」を公開されましたね。

「今までs**t kingzとして出していたイメージもあると思うんですけど、今回は完全に“個”でソロの色を強く出せたので。僕はシーズンごとに好きな音楽や絵や色が全然変わっちゃうので(笑)。あの時期は、しっとりとした何とも言えない空気感の映像や曲を作りたいなと思ってて。反応はいいのかな? いいと思います。ダンサーのみんなとか周りの仲間とかからも連絡が来ました。『ごちそうさまでした』と言われましたね(笑)」

――ドラマをはじめ、Eテレの「天才てれびくhello,」にも出演中ですが、グループを離れてソロとしての活動も多くなっていますね。

「より考える時間が増えたというか、“NOPPOって何なんだろう?”みたいな(笑)。やっぱりNOPPOとして活動していく時に、やっていきたいものはたくさんあるんですけど、それをうまく伝わるようにどうアウトプットしていいのかな、と。ただ漠然と伝えるんじゃ分からないし、“どこに伝えたいのかな?”って考えた時に、ファミリーや子どもが自分に引っ掛かるなと思いました。やっていても心から楽しめる瞬間があるんですよね。いろんなことをやらせていただく中で、徐々に自分の中で明確になりました」

――12月には、s**t kingzのダンス映像アルバム「FLYING FIRST PENGUIN」がリリースされますね。注目してほしいポイントを教えてください。

「ダンサーは既にある楽曲で表現することが多いんですけど、それじゃあ表現の幅が決まっちゃうというか。もちろん同じ曲の中で違う表現をする楽しさもあるんですけどね。でも、もっとシンプルにピンポイントで表現がしたいとか、映像を作りたいとか、ダンサーが先行して作っていく、みたいなのは今回新しい動きだなと思っていて。映像とか、身体表現の楽しさを知ってほしいし、いろいろな表現の仕方を楽しんでほしいですね。それから、『FLYING FIRST PENGUIN』っていうだけに、僕たちがパフォーマーの中から勢いよく飛び出して行くので、後に続いてほしいという願いもあります。独り占めじゃなくて、“こういう表現もできるんだよ、もっと楽しんでいこう!”っていう提示になればいいなと思っていますね」

NOPPO☆s**t kingzでの活躍だけじゃない! ドラマ出演でも話題に

――ダンサー、俳優、イラストレーター、振付家、多才な活躍をされていますが、これから挑戦したいことはありますか?

「今まで10年以上、チームをメインにダンスをやってきた中で、個人での活動はなかった感覚なんですよね。最近、“ひとりで表現するのが面白いな”って思えてきたので、もっともっとクセのあることができたらいいなと思っています! もちろん、絵とか芝居は続けて、新しいものを絡めつつ、クリエーティブしていきつつ。最近は欲が出ちゃって、“もう1個なんかないかなぁ?”というのは思ってます(笑)」

――NOPPOさんはそのバランスをどうやって取っているんですか?

「たとえ親から反対されようが、自分の大好きなものがあったから続けてこられて、今こういう活動ができているのかなって思います。“それでも好きなものはやりたい!”っていう欲求があるので、寝ないで努力するとかはもう当たり前のことで。そういうものに出合えてよかったですね。今回、芝居をやらせていただいて、ダンスの見え方が変わったというか。ダンスではプロと言われているのに、芝居では丸裸にされたくらい欠点が見つかって、新しい自分に出会えたんです。そこで自分の新しい尺度が生まれたので、とりあえずやってみることが本当に大事なんだなと。いろいろやらせてもらったからこそ思いますね」

――s**t kingzのパフォーマンスはお芝居の要素も入るじゃないですか。それとはまた違いますか?

「今までは高校の文化祭みたいな(笑)。芝居は本当に難しいです。ダンスをやっているが故の欠点なのかもしれないですけど、全部を俯瞰で見ちゃうんですよ。芝居って役に入り込んで感情を出さなきゃいけないのに、稽古をしていると“こういう風に立てばいいかな?”とか“こういう仕草をすればいいかな?”って考えちゃうんですよ。その途中で、“あ、これ、ダンサーだ!”と気付くんです(笑)。あと、『落ち着きがない』ってすごい言われました。“感情とか思いを伝えるには動かなきゃいけない”っていうダンサー脳になっちゃってるんでしょうね(苦笑)。それこそさっきの、山田くんの動かない美学とか、目だけの美学とかを生かさせてもらってます。『ダンサーの俺、いなくなれ!!』って、俯瞰との闘いです!」

NOPPO☆s**t kingzでの活躍だけじゃない! ドラマ出演でも話題に

【プロフィール】

NOPPO / 増田昇太

1987年8月19日、神奈川生まれ。獅子座。A型。 s**t kingzのメンバー。10年、全米最大のダンスコンテスト「Body Rock」で日本人初優勝を果たす。また、s**t kingzがプロデュースした絵本のイラストを担当するなど、クリエーターとしての活動も。「天才てれびくんhello,」(Eテレ)に出演中。

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応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:2020年9月30日正午~10月7日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」10月9日号(P98)をご覧ください。
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取材・文/依知川亜希子 撮影/Marco Perboni スタイリング/岡本健太郎 
ヘア&メーク/KIDMAN 外山龍助 撮影協力/En Studio

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