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佐藤大樹・見上愛☆ドラマ「liar」でオトナな恋愛模様を繰り広げる2022/03/02

小説投稿サイト「エブリスタ」で話題を呼び、その後コミカライズされた人気作「liar」が実写ドラマ化。現在放送されている。商社で働く新入社員の美紗緒と、その先輩・市川が本音を隠しながらも心の距離を近づけていく、ずるい大人のラブストーリーに焦れている視聴者も多いだろう。

ここでは、そんな同作で市川役を務める佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)と、美紗緒役・見上愛にインタビュー。役作りやお互いの印象について語ってもらった。

――小説や漫画で人気を博す本作。ドラマで演じるにあたり、どんなことを意識しましたか?

佐藤 「原作がある場合、やっぱり原作に忠実じゃないといけないとは思うんですが、僕は“一人の人間が演じる上でうそがないようにしたい”と思いました。というのも、小説や漫画だったらすてきなシーンとして成立するけど、生身の人間が演じると途端にうそくさくなってしまう場面もあると思うんですよ」

――単純にしぐさが不自然になることもありますし、2次元から3次元になって空間に奥行きが出たことで再現が不可能になることもあり、意外とそのままとはいきづらいんですよね。

佐藤 「なので、僕自身が疑問に思ったシーンに関しては、『こういうやり方に変えませんか?』と提案させてもらいました。語尾も“今は使わないかも”と思うところは別の言い方を提案したりしました。」

――では、イチ(市川の呼称)としてはどう演じましたか?

佐藤 「イチは、“好き”をストレートに伝える術を持っていない人なので、その“伝えたいけど伝えられない”というもどかしさをどう表現しようか悩みました。ただ、このドラマってモノローグが乗るシーンが多いので、そこで表情や間、視線の送り方は自分なりに工夫しながら表現していきました」

見上 「なるほど…! 私は、モノローグのシーンを独り言に変えたりしましたね」

――それもまた、演じる上での工夫の一つですね。

見上 「美紗緒って、私と似ている部分が結構あるんですよ。その一つが“思っていることが顔に出ちゃう”で(笑)、そのくらい分かりやすい人物なんです。そういう人だったら、独り言が多くても不自然じゃないのかなと思ったし、私自身もそうなので変えさせてもらいました。そんな感じで、私と近いところから探っていって役を作った気がします」

――美紗緒がすごく自然な人物になりそうです。佐藤さんとはまた違うアプローチですが、生身の人間として見ているところは同じですね。

見上 「私も基本的には、原作の表現にとらわれずにやろうと思っていました。その結果、割と漫画と似ているところも出てきたりして面白かったです。元から美紗緒っぽかったんだなと終わったあとで感じました」

――また、本作はラブシーンも多いです。撮影はいかがでしたか?

佐藤 「実は、撮影スケジュールの都合上、全話分を2日で撮らないといけなかったんです。それを聞いて“大変だろうな”と覚悟を決めて臨みました。“楽しい”という表現は違いますが、『どうしたら美しく見えるだろう』と現場にいるみんなで考えている状況が、すごくクリエーティブで面白かったです。本当にすごいんですよ。汗一粒にしても、照明の当たり方で変わるからどうしようかと考えたりして。とても勉強になりました」

見上 「それに、心の駆け引きができますよね、ベッドシーンって。せりふが少ない分、しぐさや表情の一つ一つがすごく切り取られるので。2人の心の動きが感じられるシーンになっていると思います」

佐藤 「ほんと、どれもいいシーンになったよね。僕なんて、『このシーンいいですね。絶対使ってくださいね!』と冗談で言っていたところを使ってもらえていたんです。うれしかったなぁ」

――ちなみに、共演する前と後で、お互いの印象に変化はありましたか?

佐藤 「ありましたよ。共演する前はクールで口数の少ない人という印象だったんですけど、会ってみたら全然そんなことなかったです。実際の見上さんは、とにかく明るくて場を和ませてくれる人。男女関係なく好きになるポイントがある人だなと思いました。美紗緒にとってつらいシーンを撮影した後なんて、メークさんたちが『愛ちゃーん!』と駆け寄って、子犬のように扱っていました。みんな、見上さんが大好きだから、放っておけなくなるんでしょうね」

見上 「すごくいいように言ってくださってうれしいです(笑)。実際の私は、すごくおっちょこちょいなんだと思うんですよ。だから、いろんな人が『ちょいちょい!』『待って待って!』ってなっているんだと思う(笑)」

佐藤 「確かに…。それもあるのかな(笑)」

見上 「でも、皆さん優しく接してくれてすごくありがたかったです。本当に犬みたいでした(笑)。で、私から見た佐藤さんは…踊っているイメージが強かったので、クールな印象だったんです。それこそ、イチさんに似ているのかなと思っていたんですけど、お会いしたら全然違いました。誰にも別け隔てなく接していて、バランスの取れた方ですね」

――打ち解けたのはいつ頃ですか?

佐藤 「クランクイン前に、監督と見上さんと3人で話をする場を設けてくださって。プライベートのことも含めていろいろお話できたんです。なので、その時点で結構打ち解けられたと思います」

見上 「そうそう。『お話する機会が欲しいです』と監督たちにお願いしていたんですよ。2人の恋愛を短い期間のなかで撮り切らないといけなかったので、お互いのことをちゃんと知っていた方がいいかなと思って」

佐藤 「いつもは、やっと仲良くなってきたなというところでクランクアップしてしまうんですけどね。この現場はリラックスしてクランクインできましたし、楽しく撮影に臨めました」

見上 「でも私、人見知りなんですよ」

佐藤 「…えっ!?」

見上 「あ、うそだと思いましたね!? 本当なんですよ! 本当に人見知りで、スイッチを入れないとオープンになれないし、スイッチがいつ入るのかもバラバラなんですけど、佐藤さんとお会いした時には割と最初からスイッチを入れられました。“佐藤さんなら100%オープンにしても大丈夫そうだな”と、防衛本能がなくなったというか」

佐藤 「防衛本能って(笑)」

見上 「そう思えたのは珍しいかもしれないですね(笑)」

――では最後に、タイトルにちなんでお二人がこれまでについたことがある「かわいい“うそ”」を教えてください。

見上 「あ、ありますよ。私まだビールのおいしさがわからないんですけど、飲みに連れて行ってもらった時、『1杯目、ビールでいい?』と言われて『はいっ』って答えちゃいました(笑)。で、『おいしいです!』と言って飲みきりました!」

佐藤 「それは確かにかわいいなぁ(笑)」

見上 「飲み終わった時“おいしいかも?”とは思いましたけど、やっぱり苦いですね(笑)。この味が分かるのは、もう少し先になりそうです」

佐藤 「僕も見上さんと似ているんだけど、番組のロケで『嫌いな食べ物はありますか?』と聞かれた時、見栄を張って『ないです!』と答えちゃいます。実際は、バーベキューの野菜が食べられないんですよ。鉄板の上で焼かれた玉ねぎとかパプリカがとにかくダメ」

見上 「炭火で焼いているからダメなんですか?」

佐藤 「そんな感じ! 他の調理法よりも野菜っぽさが強くて合わないんだよね。ロケで出てきた時は思い切って食べて『おいしい!』と言ったんですけど、ちょっと後悔しました。かわいいうそというよりも、ダサいうそですね」

見上 「焼き鳥屋さんのシシトウとかも……?」

佐藤 「それもダメ! 僕は、もう克服する気もないです(笑)」

【プロフィール】

佐藤大樹(さとう たいき)

1995年1月25日、埼玉生まれ。水瓶座。A型。 EXILE、FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバー。 近年の主な出演作に、映画「小説の神様 君としか描けない物語」にてW主演、ドラマ「マネキン・ナイト・フィーバー」(ともに20年)ほか。また「FUN!FUN!FANTASTICS SEASON2」(日本テレビ)に出演中。3月9日(水)に発売のニューシングル「サンタモニカ・ロリポップ」に収録されている「Turn to You」が、「liar」のエンディング主題歌に起用されている。

見上愛(みかみ あい)

2000年10月26日、東京生まれ。蠍座。 近年の主な出演作に、映画「キャラクター」、「衝動」、「偽りのないハッピーエンド」(すべて21年)、ドラマ「きれいのくに」(21年)、「恋はつづくよどこまでも」(20年)ほか。また、緑黄色社会「キャラクター」、back number「黄色」のMVにも出演。JRA年間プロモーションキャラクターに抜擢され話題となる。

【番組情報】

ドラマイズム「liar」
TBSほか
3月8日
火曜 深夜0:58~1:28
※TVer&MBS動画イズムで全国無料見逃し配信

美紗緒(見上)はいつまでも市川(佐藤)のことを忘れられずにいた。仕事に打ち込んで市川への思いを忘れようとしてもうまくいかず、結局は市川を求めていた。一方で市川も美紗緒のことを思い続けており、でも素直になれず、美紗緒を試すかのように冷たく接していた。お互いに思い合っているのに気持ちを伝えられず、体だけの関係を続けている2人。そんなある日、美紗緒は別の会社より引き抜きのオファーを受けていた…。

【プレゼント】

サイン入り生写真を2名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:2022年3月2日正午~3月9日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」3月11日号(P98)をご覧ください。
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取材・文/松本まゆげ 撮影/山本さちこ ヘア&メーク/大木利保(CONTINUE)[佐藤]、豊田健治[見上] 
スタイリング/吉田ケイスケ[佐藤]、下山さつき(AN)[見上] 衣装協力/USED[見上]



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