高良健吾「朝ドラは僕の中で特別なもの」石橋静河のたたずまいを絶賛「ブラッサム」2026/10/26 08:15

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ブラッサム」(月~土曜午前8:00ほか)で、秋山格之介を演じる高良健吾。秋山は、鋭い洞察力と独自の感性で知られる文壇の寵児(ちょうじ)。「羅城門」や「蜘蛛の巣」などを代表作に持つ人物だ。
本作は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした物語。主人公・葉野珠(石橋静河)は明治30年、山口の岩国に生まれた。実母は珠が2歳のときに亡くなり、父と継母によって育てられる。女学校を卒業後、代用教員として働き始めるが解雇され、故郷の岩国を追われることに。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から作家の道を切り開く。大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産、そして借金……と、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合い、小説家として花を咲かせていく。
3度目の朝ドラ出演となる高良に本作への思いや、演じる秋山という人物、珠を演じる石橋の印象について聞いた。
俳優としての転機となった“朝ドラ”への思い

――出演が決まったときの感想を教えてください。
「とにかくうれしかったです。朝ドラは、僕の中で特別なものです。23歳のとき、初めて『おひさま』(2011年/NHK総合ほか)に出演させていただきましたが、一つの役を1年かけて演じていくこと、同じ現場でチームとして作り上げていく幸福感や、放送が始まると視聴者の方からの反応を受け取れることにも感動して、僕自身が俳優として変わることができた作品だと思っています」
――これまで出演された朝ドラも、俳優人生の大きな転機になったそうですね。
「その後に出演した『べっぴんさん』(16年/NHK総合ほか)でも、朝ドラでしか感じられない何かがあると思いましたし、それを30代後半になった僕がもう一度『ブラッサム』で経験できるということが、とてもうれしいです」
珠に影響を与える作家・秋山格之介とは

――改めて、秋山格之介をどのような人物だと捉えていますか?
「秋山の存在は、これから珠に影響を与えていくことになります。作家としてどう悩み、何を貫くのか。その生きざまを珠に見せていくことが、この作品の中での僕の役割だと思っています。自分がどういう立ち振る舞いで、どう接することで、それを伝えられるのかを考えながら演じています」
――芥川龍之介をモチーフにした人物でもありますが、役作りの参考にした部分はありますか?
「芥川龍之介さんがモチーフになった人物ですが、芥川さん本人をそのまま演じるのではなく、奥にある繊細さや鋭さのようなものを大切にしたいと思っています」
――石橋さんとは、役について印象的なやりとりもあったそうですね。
「実は、僕は『ブラッサム』と同じ時期に、NHKの特集ドラマ『手塚治虫の戦争』(26年/NHK総合)で漫画家の手塚治虫さんの役も演じていました。それを知った珠役の石橋静河さんが、『魂の強いお二人を、どちらも演じて』と言ってくださり、その『魂が強い』という言葉が面白いなと思いました」
高良が感じた、石橋静河が体現する“珠”の強さ

――石橋さん演じる珠には、どのような魅力を感じていますか?
「石橋さんが演じる珠には、この時代を生きる女性としての強さや厳しさがあると感じています。一つ一つの表情やしぐさにその強さがあって、見ていてすがすがしさがあります」
――珠のたたずまいについて、どんな印象を持っていますか?
「あのたたずまいは、簡単にできるものではないですし、とてもすごいことをしているのではないかと思っています。その積み重ねが、加賀まりこさん演じる(1980年代の)珠へとつながっていくところも見どころだと思っています」
――最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。
「秋山は、珠のことをきっと『面白い女性』だと思っていて、それこそ『魂の強さ』みたいなものを感じていたような気がします。だからこそ、『常識』、『普通』、『当たり前』などという価値観でこの主人公を判断しないでほしいなというのはあります。自由に、朝から楽しんでご覧ください」
【番組情報】
連続テレビ小説「ブラッサム」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15 ※土曜は1週間の振り返り
NHK BS・BSプレミアム4K
月~金曜 午前7:30~7:45
※NHK ONEで同時・見逃し配信
文/TVガイドWeb編集部
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